ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

4号機の燃料取り出し完了

2014-12-20 21:09:16 | 震災
原発の4号機の使用済燃料棒取り出しが、今日終わったそうだ。

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<福島第1原発>4号機の燃料取り出し完了

東京電力は20日、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールから最後に残った燃料4体を取り出した。4号機は事故時の水素爆発の影響で耐震性に対する不安が地元などから指摘されたため、最初の工程表から1年前倒ししてプールの燃料取り出しを完了させた。

 4号機は事故時、定期検査中だったため、原子炉内に核燃料はなかった。燃料プールには1~4号機のうち最多の計1535体(使用済み1331体、未使用204体)の燃料が保管されていた。

 東電は昨年11月から、放射線量が非常に高い使用済み燃料の取り出しを始め、今年11月に敷地内の別のプールへの移送を終えた。その後、未使用燃料の取り出し作業を続けていた。東電の担当者は「4号機の経験を他号機の作業に生かしたい」と言う。

 4号機建屋内には事故時に汚染された機器などが残されているが、他の作業を優先するため、当面は現状のまま保管する。

yahoo ニュースより

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1535体もの燃料棒を1本ずつ取り出す作業。スタートした時は
(取り出している途中で大きな地震とか来たら落っこっちゃって大変なことになるんじゃないか?)
と心配したものだったが、無事にすべて完了したという。

まだまだ廃炉までの道のりは長いのだけど、こうやってひとつひとつ、作業を進めていくしかないのだろう。

先が長いけど、ひとつの区切りの作業の終了、なのかな?

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国道6号、3年半ぶりに全面通行可能に

2014-09-19 20:54:13 | 震災
震災以降、双葉以北が通行止めだった国道6号線が9月15日から全面通行可能になった。

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国道6号、車の規制解除 3年半ぶり全面通行

 東京電力福島第1原発事故による帰還困難区域で、通行が制限されていた双葉、大熊、富岡3町間の国道6号(延長14キロ)について、政府は15日午前0時、全ての自動車が通行できるよう制限を解除した。バリケードが開放されると、一般の車が次々と同区域内に入った。同国道全線で自動車の全面通行が可能となったのは原発事故の発生以来約3年半ぶり。
 これに伴い、国道6号と常磐道の常磐富岡インターチェンジを結ぶ県道小野富岡線の同区域内の約1.7キロも通行規制を解除した。解除区間は、被ばく抑止や仮に原発事故が再び発生した場合に迅速に避難する必要性からオートバイやミニバイク、自転車、歩行者は引き続き通行できない。駐停車も原則禁止される。
 富岡町の富岡消防署前の富岡ゲートでは15日になると同時に、政府の原子力災害現地対策本部から委託された警備員が開閉式バリケードを開放。これまでの通行許可の確認もなく、車が列をつくって通行した。
 政府によると、解除区間の除染後の空間線量は平均で毎時3・8マイクロシーベルトで、最大が大熊町の第1原発付近で17・3マイクロシーベルト。双葉郡の避難区域内42.5キロを時速約40キロで走行すると、窓を閉めた車内で被ばく線量は1.2マイクロシーベルトと推計されている。
 脇道への進入も禁止。一時帰宅者らは交差点14カ所のゲートで通行証を提示すれば通行できる。側道への立ち入り時間はこれまで通り午前9時~午後5時。
 交通量や人の出入りの増加で、事故や犯罪が増えることが懸念されている。県警本部と双葉署は14日夜、署員ら約80人によりパトロールを開始した。
 国道6号は震災で路面や斜面に被害が激しく、事故直後の通行は復旧作業の車に限られた。2011(平成23)年4月の旧警戒区域設定に伴い政府が正式に通行を規制した。避難区域再編で順次規制を解除。県などの解除要望を受け今年4月から8月に除染された。

yahooニュースより

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震災から、その後30km圏内立ち入り禁止、楢葉からは立ち入り禁止、と入れない区域が小さくなりながら、ようやく通れるようになって、相馬や仙台に行くのに震災前と同じになった訳だが、

”政府によると、解除区間の除染後の空間線量は平均で毎時3・8マイクロシーベルトで、最大が大熊町の第1原発付近で17・3マイクロシーベルト。双葉郡の避難区域内42.5キロを時速約40キロで走行すると、窓を閉めた車内で被ばく線量は1.2マイクロシーベルトと推計されている。”

なんですか、この空間線量・・・。

ちょっとの時間で通り過ぎる線量の高い地域、ちょっとの時間だから窓を閉めておけば被ばく線量は1.2マイクロシーベルト、というけれど、なんだか心配になるなあ・・・。

でも、いわきから南相馬に行くのも、震災前なら1時間ちょっとだったのが、国道が通れなくて遠回りして4時間かかってしまい、不安ながらもだんだん慣れて、もう少ししたらみんな普通に国道走るようになるんだろうなあ。

そして来年には常磐道も仙台まで全線開通となる見通し。

いわきから北にまっすぐ行けない、というのが震災後の大きな変化だったので、その点では大きな前進。

でも、震災前と同じではない。

複雑でなんだか悲しい・・・。

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3年後

2014-03-12 23:02:14 | 震災
2014年の3月11日。

今年の3月11日の午後2時46分は会社の事務所で迎えた。

去年は作業をしながら迎えた時間だったが、今年は社長が事務所のテレビをつけてくれて、NHKの式典の

1分間の黙とうと一緒に事務所でみんなで黙とう。


震災から3年経って、うちのすぐ近くに災害復興住宅が建つ予定となって、田んぼだった場所が現在造成中。

3年経って、ようやく仮設住宅から本格的な復興住宅の建設が始まった。

うちの近くの津波被害を受けた地区は相変わらず。

新しい住宅が建てられないというのが大きいのだろうけど、なんにもないまま、雑草だけが生い茂っている。


この1年は心配された大きな余震はなかったなあ。原発も4号機の使用済燃料棒の取り出しの真っ最中。

でも汚染水漏れはチョコチョコ起きていて、やっぱり海の汚染は心配なまま。


明日は中学校の卒業式なのだが、今年の中3生は震災の時に小6だった子達。

この子達は小学校の卒業式はできなかった。

親も感慨深いだろうなあ。


これからの1年も、どうか大きな地震が起きず、原発の廃炉作業も大きなトラブルが起きず、

来年の3月11日を迎えられますように・・・。
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ジャニーズ事務所からの贈り物

2013-11-16 21:59:58 | 震災
先日、県内の新聞にこんな記事が。

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≪ジャニーズから贈り物 本県の全児童にポストカード≫

福島民友新聞 11月7日(木)11時36分配信

 ジャニーズ事務所が震災直後に発足させた震災支援プロジェクト、マーチングJ財団の佐藤俊一代表理事は6日、
県庁に佐藤雄平知事を訪ね、本県の全小学生約10万人にSMAPやTOKIO、嵐など同事務所所属の人気グループの写真
入りポストカードを贈ることを伝えた。
 県内の子どもたちを元気づける事業に協賛し、SMAPなどのほか、Hey!Say!JUMPやKis―My―Ft2、SexyZoneなどの
写真が入った本県限定ポストカード4枚一組を全児童に贈る。カードには「福島からみんなの今を伝えよう」などの
メッセージが記されている。
 同財団は、同事務所所属の近藤真彦さんが代表を務め、支援物資の供給や震災孤児への支援などの活動を続けている。
県庁では佐藤代表理事が佐藤知事に目録を手渡した。佐藤知事は
「TOKIOの皆さんには本県の風評被害払拭(ふっしょく)に向けたコマーシャルにも出演いただき、
徐々に効果も出ている。子どもたちが喜び、希望を持てるように取り組んでいきたい」
と感謝した。

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ジャニーズ事務所から福島県の小学生への贈り物、へえ~、と思っていたら、
娘が早速学校からポストカードをもらってきた。



SMAP・TOKIO・嵐それぞれのカードと、Hey!Say!JUMP・Kis―My―Ft2・SexyZone の
若手は1枚に3組、合計4枚。

ちゃんと50円の切手分が印刷された、使えるカードだ。

福島ではTOKIOが農産物PRのCMをしてくれたり、番組でよく取り上げてくれたりしてくれて、

私も含めて好感を持っている人はかなりの数。

個人的には、代表を務めているというマッチが来てくれたらいいのになあ、と思ったりして。

ジャニーズ事務所、特に何とも思ったことはないけれど、様々な支援をしてくれているんだね!

ありがとう!!

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久々の大揺れ!

2013-09-20 21:17:28 | 震災
今朝の2時25分、ドドドド・・・という揺れでビックリして起きた。

久々の震度5強の地震。M5.9というが、震源地がいわき、直下型の、ドーンと突然くる揺れでホント怖かった~。

やっぱり震災は終わったわけじゃなく、こうして忘れた頃に余震がくるんだなあ、と久々に思い出した。

うちの中では食器棚のコップがちょっとひっくり返っていたが、割れるような被害はなし。

でも、レンタルCD屋さんに返却にいったら、今日は地震で商品がひっくり返って臨時休業だそうだ。

また大きい地震、きっとくるんだろうなあ・・・。

ああ、怖い怖い・・・。

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福島県沖に洋上風力発電所

2013-07-15 21:36:53 | 震災
原発事故の影響が未だ続く福島県。
汚染水が地下水にも海水にも影響を及ぼして、これは一体どうやって解決するのかと本当に心配。

そんな中、福島県沖に洋上風力発電所を作るという計画が動き出した。

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「洋上風力発電所」、福島沖で実験開始 16年にも建設計画

 世界初となる浮体式の洋上風力発電所を洋上に設け、被災地の福島県を再生可能エネルギーで復興させる実証研究が動き出した。今後3年かけて発電効率や環境への影響を調べ、漁業との共生を探りながら事業化を目指し、出力10万~30万キロワットの大規模洋上風力発電所を早ければ2016年にも建設する計画だ。

 小名浜港(同県いわき市)で安全祈願式と研究の開始式が13日開かれ、約220人が出席。民間企業連合リーダーを務める丸紅の関山護副会長が「福島のさらなる発展と海洋エネルギー開発に貢献したい」とあいさつし、同県の佐藤雄平知事は「部品点数が2万点に及ぶ洋上風力産業を地域活性化と雇用につなげ、輝く未来を照らす道しるべにしたい」と期待を込めた。

 実証研究用の風車「ふくしま未来」(2000キロワット)は接岸している小名浜港から近く沖合に向けて出港。10月中旬に発電を始め、東北電力を通じて一般家庭約1700世帯分の電気を賄う。

(Sankei Bizより)
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これからの風力発電の第一歩となる実験用の風車が現在小名浜港に入港していて、とっても大きな風車は遠くからでも見える。

もうすぐこの風車が沖合に向けて出港するというので、ちょっと近くに行って写真を撮ってきた。



風車の大きさ、わかるかな?

この風車がこれから海で発電するんだなあ、と思うと、頑張って!と声を掛けたくなってしまう。

福島の新しい産業の第一歩に、なってくれることを祈る。
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震災後2年2か月

2013-05-12 21:16:12 | 震災
なんだかんだと忙しくて、近所をお散歩したりする時間も取れなかったこの頃だったが、今日の朝は久々にお散歩へ。

震災から2年2か月経ったが、津波被害を受けた地域はどうなったかと行ってみた。



前はなかったと思うけど、いつのまにか建てられていた震災の津波を伝える看板。



震災1年後に来た時とほとんど変わらない風景。
津波被害の跡地には今は雑草やクローバーが生い茂っていた。



震災以来ずっと通行止めの道路。
補強工事がやっともうすぐ終わるようで、この夏には通行可能になるのかも?

街中はもうそれほど震災後という事を感じるものがないけれど、津波被害を受けた場所に来ると、やっぱり復興はまだまだなんだなあ、と思う。

それでも天気の良かった今日は、サーフィンをする人達がちらほら見られて、ちょっとだけ前に進んでいるような感じ。

来年の春はどうなっているのかな?
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2年後

2013-03-11 21:08:01 | 震災
震災から2年後の3月11日。

去年は日曜日だったので追悼式典に行ったのだが、今日は平日。午後2時46分は仕事中。

それでも、海の方に向かって手を合わせて拝んだ。

子供達は学校で1分間の黙祷をしたらしい。1分間の黙祷は、みんなと一緒じゃないとなかなか難しいかな。職場では作業の手を止めない人もいた。みんな心の中で震災2年をそれぞれの感慨の中で迎えたのだろうけれど。

9日・10日の週末に、私の住む地区では震災復興ウォーキングがあって、津波被害を受けた海岸沿いをたくさんの人達が歩いていたが、本当に家の近くだったので、改めてウォーキングに参加しなくてもいつでも歩けるかな、と思って私は参加せず。

でも、いざこうして11日にいつもの生活の中で震災2年目を迎えると、何かの追悼行事に参加しとけばよかったかなあ、と思う。
なんかこう、区切りみたいなのを感じたいのかな?

震災2年の新聞やテレビの特集で、復興にはまだまだ、という話題が取り上げられている。

1年前に比べて、いわきは双葉郡から避難してきた人たちが増えて、復興関連事業の作業員の人達も多く、小売業や飲食店などが好調だ。

三陸方面では人口流失が止まらないというが、いわきでは人口が増加していて、アパートもどんどん建っている。

避難してきた人たちは、まだまだ先が見えないが、もともとこの町に住んでいる私達住民も、震災を境にいわきをとりまく環境が全く違ったものになった。

あれから2年、原発の廃炉にはまだまだ何十年。

こうして今は復興需要があるけれど、どうかこのまま大きな地震も起こらず、原発も無事に廃炉に向けて作業が進み、来年を迎えたい。
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WBC

2013-03-01 21:59:11 | 震災
3月に入り、世間はWBCの話題が連日ニュースで取り上げられている。
WBC,ワールドベースボールクラシックなのだけれど、子供達の学校では今、もう一つのWBCが話題。

WBC,ホールボディカウンター。
体内の放射性物質を検査する装置だ。

福島県では震災当時18歳以下の子供と妊婦全員にホールボディカウンター装置での内部被ばく検査を進めているのだが、その順番がやっとうちの地区までやってきた。

いわき市の南部は原発から遠く、検査は北部から順番にまわっていたようなので、もうすぐ2年が経とうとする今の時期になったらしい。

地区によっては、学校に機械をつんだ車がやってきて学校単位で検査をしてくれたところもあったようだが、私たちは今週1週間の間に市立病院まで行って検査をしてください、とのこと。
学校は欠席扱いにはならないそうだ。
(でも連れて行く親は仕事休まなきゃいけないのにね・・・。)

学校では

『WBC行ってきた~?』
『WBCに明日行くから学校遅れま~す』

という会話が飛び交っているらしい。

我が家も先日行ってきた。2分間立って測定、それでわかるそう。

結果は検出されず。最近では、福島県内の測定結果がある程度新聞などに出ていて、いわき市の南部ではまず検出されない、と私も思っていたので、そうだろうな、とは思っていたが、まあ一安心。

あれからもうすぐ2年、直後にもしかしたら体内に取り込まれたかもしれない放射性物質も、とっくの昔に体外に排出された頃。
セシウム134の2年の半減期にさしかかる。

もう2年だけど、まだ2年。
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電気を作ろう!

2013-02-18 20:58:22 | 震災
先日FMラジオを聴いていると、こんな曲が流れてきた。

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電気を作ろう!
THE COLLECTORS ザ・コレクターズ

作曲︰加藤ひさし
作詞︰加藤ひさし

歌詞

太陽が昇れば電気が作れる
風がプロペラ廻せば電気が作れる
川が流れるだけで電気が作れる
熱い地面を使っても電気は作れる

だからそうしようよ
あらゆる知恵をふり絞って
さあ!やろう!どこまでできるかなんて
はじめてみなけりゃわからないだろう

電気を作ろう クリーンなやり方で
みんなが喜ぶ 新しいシステムで

クリスマスツリー 輝くイルミネーション
見上げて喜ぶ 子どもたちのために

石炭燃やして電気を作ってた
ウランを燃やして電気を作ってた

だけどボクらは
まだまだ進化してゆくから
さあ!やろう!今まで通りのやり方に
しばられる理由なんてないから

電気を作ろう クリーンなやり方で
今までにないような いろんな方法で

電気を作ろう 必要な分だけ
みんなが喜ぶ 新しいシステムで

ロックコンサート とどろくエレキギター
はしゃいで喜ぶ 大人たちのために

電気を作ろう クリーンなやり方で
今までにないような いろんな方法で

電気を作ろう 必要な分だけ
みんなが喜ぶ 新しいシステムで

ソーラーパネル 風力 水力
地熱 バイオマス そうさ電気は作れる

電気を作ろう 電気を作ろう!

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発売日は今年の1月末だそうだ。

ごめんなさい、このバンドは知らないけど、

『電気を作ろう~♪』と何度も歌うこの曲、

(そうだ、そうだ!)

と私も心の中でものすごく同意。

本当に、本気でいろんな方法で電気を作っていきましょうよ。

日本人はきっとできると思うんだけどなあ。


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