ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

補習校 初めての卒業式

2008-04-01 11:32:37 | こども関係(~2010年3月)
先日の土曜日、補習校で初めての卒業式が行われた。
というのも、2006年開校の補習校、去年は卒業生がいなかったが、今年は中3、小6と2名の卒業生が在籍。小6の子は4月から引き続き中1に進級だけれど、中3の女の子は本当に補習校を卒業、新学期からは補習校へやってこない。

初めての卒業式で、どうやって行うかも先生方と保護者とであれこれ考えながらとなった。

卒業証書。
補習校を卒業したからといって、正式な日本の学校を卒業した事にはならないが、それでも記念になるものを、という事で、春節休みに日本へ戻ったときにインターネットで業者を探し注文・作成。
(今やネットでいろいろな賞状が注文できる。すごいな~!)
筒付きのなかなか立派な卒業証書を準備。

卒業アルバム。
日本のような、写真と文集一体のものを最初考えたが、写真の仕上がりの質と日本語の文集の印刷・製本を考えるとなかなか大変。
日本語の雑誌を出版しているところに見積をお願いしたが高額だったので、今回は写真アルバムと文集を分けて作成した。
写真アルバムは、私が普段デジカメ写真現像をお願いしている市内の富士カラー店、文集は子ども達が書いた原稿をA4に縮小、街中の製本所へお願いした。
卒業文集といっても卒業生だけでは寂しいので、在校生は「将来の夢」、卒業生は「補習校の思い出」をテーマにした作文を各自書いた。

式典の字幕。
「平成十九年度無錫補習授業校卒業式」と大きく書いたものを式典を行うホール舞台後方に掲げたが、この字、過去書道の得意なTさんに書いてもらったりしていたものの、現在は書いてもらえそうな人が思い当たらず。
そこで春節に日本帰国時、知り合いの書道の先生をしている方にお願いした。
この方の娘さんも現在アメリカ在住。お孫さんも以前アメリカで補習校に通っていたそうで、「わたしで力になれるのなら」と、快く書いて頂いた。
Yさんのお母さん、どうも有難うございました!

式典。
なるべく日本の卒業式のように、と、「ほたるのひかり」や「在校生の送る言葉」「卒業生の別れの言葉」など、3月に入っての授業の合間に子ども達みんな一生懸命練習してきた。

そして当日。
たくさんの来賓に囲まれて、かなり緊張していた様子の子ども達。
校歌の代わりの「世界に一つだけの花」合唱は最初は声が出なくてヒヤヒヤ。
在校生の送る言葉は練習した通りにみんなでしっかり話す事ができて良かった~。
そして二人の卒業生の別れの言葉。二人ともさすがお姉さんで、先生方への感謝の気持ちを堂々と壇上で話していた。
「補習校では何も考えることなく思いっきり日本語を話せてとても楽しかった。」という言葉、補習校に関わる私達大人はみんなとても嬉しく思った。

最後に「ほたるのひかり」を合唱。
やっぱりいい歌だよな~、と改めて思う。

卒業する中3の女の子、すでに上海で新しい学校の寮生活をスタートさせているが
「おこづかいがなくなったら補習校に先生でバイトに来ようかな~。」
とふざけて話していた。
バイトでもなんでも、どうぞどうぞいつでもまた補習校に来てくださいな。

2007年度はこれで終了。また4月から新学期!
みんな一学年ずつ大きくなるが、頑張って!!

コメント (2)
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