ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

「雨ニモマケズ」

2011-06-17 10:40:09 | こども(2010年4月~)
小6息子、6年生になってから担任の先生が変わり、この先生が音読の宿題を月ごとに出してくれる。(去年までは国語の教科書の音読、大きな声じゃいえないが、息子はあまりやってなかった。)

4月は「寿限無」、5月は「平家物語」の初めのところ、6月は「雨ニモマケズ」。

1か月ずーっと同じなので、しばらくすると子供達は全文暗記。この時期に覚えた文章は一生忘れないだろうから、とっても良い宿題。

今月の「雨ニモマケズ」、この困難な時期だからか、今まで聞いた時よりも心に響く。

******************

「雨ニモマケズ」

雨にも負けず

風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ

丈夫なからだをもち

慾はなく

決して怒らず

いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と

味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを

自分を勘定に入れずに

よく見聞きし分かり

そして忘れず

野原の松の林の陰の

小さな萱ぶきの小屋にいて

東に病気の子供あれば

行って看病してやり

西に疲れた母あれば

行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば

行ってこわがらなくてもいいといい

北に喧嘩や訴訟があれば

つまらないからやめろといい

日照りの時は涙を流し

寒さの夏はおろおろ歩き

みんなにでくのぼーと呼ばれ

褒められもせず

苦にもされず

そういうものに

わたしは

なりたい

****************

ここ福島では大変な状況が続くのだが、自分を強く持って過ごしていきたいなあ、と思う。

息子も、今年度覚える事になるいろいろな名文を、これからの人生のいろんな局面で思い出す時がくるのかな?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする