ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

アクアマリンふくしま再オープン!

2011-07-18 10:16:11 | 生活(2010年4月~)
3月11日の大震災で津波被害に襲われた水族館「アクアマリンふくしま」が7月15日に4ヶ月ぶりの再オープン!
我が家は年間パスポートを持っているのだが、3月末に期限終了、でもお休みしていた期間分の日にちはまた7月15日からカウントしてくれるので大丈夫。震災後のアクアマリン、どうなっているのかなあ、とお出かけしてきた。

入り口には再オープンを記念してずらりと並ぶ花束が。



息子が「これ、これ!」と指差す先にはこんな人からも。



水族館周辺の道路はいまだガタガタで、入り口の信号はまだ停電したまま。
それでも県内ナンバーを中心に駐車場には結構車が入っていた。
しかし去年までの海の日の3連休に比べると、人は少ない。今福島に観光に来てくれる他県の人は少ないのが現状。仕方ないね。
こんな状況でも再オープンにこぎつけた水族館の皆さん、本当にすばらしい!!

震災後の停電で、水槽内の魚がほとんど死んでしまったそうで、やっぱり以前に比べると水槽内がちょっと寂しい。人気者だったチンアナゴもカクレクマノミもいなかった・・・。徐々にまた元の状態に戻るのかな?
その代わり震災後避難先の鴨川シーワールドで生まれたというゴマフアザラシの赤ちゃん「きぼうちゃん」が元気に泳ぎ回っていた。生後3ヶ月なのに結構でかっ!

そして一番気がかりだった「蛇の目ビーチ」。
屋外にあり、津波もやってきたこのビーチ、再オープン後はどうなの?と本当に心配だったが、この通り・・・



ほぼ、以前と同じように整備されている!!

ビーチや底の砂を新潟からわざわざ運んで入れ替えて、海水も検査して引き込んだそうだ。

今年の市内の海岸は、とてもとても磯遊びできるような状況ではないので、ここでジャブジャブ足をつけて遊べるだけでも今年の暑~い夏は有難い。
お隣では釣り体験のできる釣堀も再オープン。
職員の皆さんの奮闘する様子はアクアマリンふくしまの復興日記に詳しく書いてある。

一見以前と何ら変わりないようだが、港を見ると、未だ再開できない小名浜の漁、前は水揚げされた魚を目当てのかもめなどがたくさん空を飛んでいたのがほとんど見えず、港を行きかう船もなく、やっぱり以前とは違うというのを思い出させる。

それでも、少しずつ始めなければ前進しないのだから、その第一歩を踏み出したアクアマリンは”いわきの希望”だなあ、と思う。

人が集まるようになって、これから港がまたどんどん復旧していくだろう。頑張れ!いわきの海!!








コメント (2)
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