放射性物質の沈着を調べた文科省の航空機モニタリングの測定結果が発表されている。
(クリックすると拡大)
地図を見るだけでは何を意味するのかよくわからないので、自分でいろいろ調べてみる。
’チェルノブイリ汚染区域との比較’を行っているこちらのブログで納得。
チェルノブイリでは37,000Bq/㎡以上が汚染区域とされたので、その区分で言うと濃い茶色や薄い茶色の区域は汚染区域から外れる。
くすんだ水色から徐々に多くの放射性物質が土壌に沈着している地域となる。
悲しい事に、福島県は半分とは言わないが、かなりの部分が当てはまる。
汚染地域なのはもうまぎれもない事実。でもその汚染度は、現在避難区域に入っている地域以外は、チェルノブイリでは’定期的放射能管理ゾーン’の中に入る37,000~185,000Bq/㎡以下の区域(濃い青と濃い水色か?)がほとんど。薄い水色以上からが’移住’という事を考えた方がいいという区域のようだが、定期的放射能管理ゾーンとは何だろう?食品や環境中の放射線量に常に気をつけるというレベルか?
ここいわき市の私の住む場所は濃い茶色。ここに住んでていいんだ~、ホッ。
しかし、人口の多い中通りの福島市や郡山市は風向きや地形で放射線物質がたくさん飛んでしまった。一歩間違えればいわき市だって同じ立場。
でも同じ福島県民なのにこうして(私の住んでる地域はそんなに汚染度が高くない)と思って喜んでいる自分がいて、そうしてを喜んでいる自分も他の地区から見れば十分汚染区域に住んでいる人間で、なんだか嫌になる。
福島県の中でもこういう格差はたくさんあって、東電の補償が始まって、避難区域の住民とそれ以外の住民の補償の格差や、10月に入って避難区域が解除された地区と原発に近くてまだ数年は帰れないであろう地区との差、などなど、あっちはいいなあ、こっちのほうがまだいいや、と改めて人は誰かと比べて自分はどうと考えるものだと思う。
そんな中で、気になる’福島の子130人調査に甲状腺機能変化10人’のニュース。
チェルノブイリでは事故があった事自体が住民に知らせれなくて被害が拡大した。
福島ではそれよりはまだ情報が発表されていたし(不十分ではあったが)、事故直後の屋内退避や食品汚染検査をしている。
それでも、甲状腺機能に異常が出た子がいるのがショック。
鎌田實先生のブログで鎌田先生が言っているが、
<数値が上昇=甲状腺の病気というわけではない。もちろん、将来、甲状腺がんになるというわけでもない。
<おそらく時間とともに正常値になっていくと思うが、経過観察が必要だ。大事なことは、健康診断をして、病気ではないけれど、基準値を超えた子に関しては慎重にフォローしていく体制をつくること。
程度の大小はあるが、汚染区域と同様、ある程度の被曝をしたのも紛れもない事実。
こうなってしまうと住居環境や健康状況を、ある程度気を付けながら暮らしていくしかないのだろう。
どうか、福島の子供達に数年後の大きな健康被害の報告がありませんように・・・。
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地図を見るだけでは何を意味するのかよくわからないので、自分でいろいろ調べてみる。
’チェルノブイリ汚染区域との比較’を行っているこちらのブログで納得。
チェルノブイリでは37,000Bq/㎡以上が汚染区域とされたので、その区分で言うと濃い茶色や薄い茶色の区域は汚染区域から外れる。
くすんだ水色から徐々に多くの放射性物質が土壌に沈着している地域となる。
悲しい事に、福島県は半分とは言わないが、かなりの部分が当てはまる。
汚染地域なのはもうまぎれもない事実。でもその汚染度は、現在避難区域に入っている地域以外は、チェルノブイリでは’定期的放射能管理ゾーン’の中に入る37,000~185,000Bq/㎡以下の区域(濃い青と濃い水色か?)がほとんど。薄い水色以上からが’移住’という事を考えた方がいいという区域のようだが、定期的放射能管理ゾーンとは何だろう?食品や環境中の放射線量に常に気をつけるというレベルか?
ここいわき市の私の住む場所は濃い茶色。ここに住んでていいんだ~、ホッ。
しかし、人口の多い中通りの福島市や郡山市は風向きや地形で放射線物質がたくさん飛んでしまった。一歩間違えればいわき市だって同じ立場。
でも同じ福島県民なのにこうして(私の住んでる地域はそんなに汚染度が高くない)と思って喜んでいる自分がいて、そうしてを喜んでいる自分も他の地区から見れば十分汚染区域に住んでいる人間で、なんだか嫌になる。
福島県の中でもこういう格差はたくさんあって、東電の補償が始まって、避難区域の住民とそれ以外の住民の補償の格差や、10月に入って避難区域が解除された地区と原発に近くてまだ数年は帰れないであろう地区との差、などなど、あっちはいいなあ、こっちのほうがまだいいや、と改めて人は誰かと比べて自分はどうと考えるものだと思う。
そんな中で、気になる’福島の子130人調査に甲状腺機能変化10人’のニュース。
チェルノブイリでは事故があった事自体が住民に知らせれなくて被害が拡大した。
福島ではそれよりはまだ情報が発表されていたし(不十分ではあったが)、事故直後の屋内退避や食品汚染検査をしている。
それでも、甲状腺機能に異常が出た子がいるのがショック。
鎌田實先生のブログで鎌田先生が言っているが、
<数値が上昇=甲状腺の病気というわけではない。もちろん、将来、甲状腺がんになるというわけでもない。
<おそらく時間とともに正常値になっていくと思うが、経過観察が必要だ。大事なことは、健康診断をして、病気ではないけれど、基準値を超えた子に関しては慎重にフォローしていく体制をつくること。
程度の大小はあるが、汚染区域と同様、ある程度の被曝をしたのも紛れもない事実。
こうなってしまうと住居環境や健康状況を、ある程度気を付けながら暮らしていくしかないのだろう。
どうか、福島の子供達に数年後の大きな健康被害の報告がありませんように・・・。