ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

1年半後

2012-09-12 05:22:15 | 震災
震災から1年半。

しかしこのところ仕事が忙しく、改めて意識をしない一日だった。
それはそれで、生活が普段のペースにかなり戻っているという事なのだろうから、ある意味喜ばしいのかも。

1年半を迎えたけど、悲しい事に

’福島県でこども一人が甲状腺がん’

のニュース。

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福島県は11日、東京電力福島第一原発事故による健康影響調査の一環で、18歳以下の子どもに行った甲状腺検査の結果約8万人分を公表した。1人が甲状腺がんと診断されたが、甲状腺がんは被曝(ひばく)から最短でも4~5年後に発症しているとして、被曝による影響は否定した。今後、甲状腺に異常が出る人がいないか、生涯にわたって調べていく。

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原発事故の影響ではない、とはいっても、数年後にやっとわかる本当の影響。

健康に大きな影響があるのかもしれないし、そうではないのかもしれないし、それは今の時点ではだれにもわからない。

でも、こういうニュースがある度に、ものすごく敏感になったり不安になったり、そういうのが福島県に住む人間の宿命なのね、と本当に悲しくなる。

今日のNHKニュースでは、被災地の人口流出が激しい、とあったが、仕事や住まいがない、など理由は様々。

福島県に限っていうと、原発事故の影響が大きいけど、こういう被曝に関する不安から逃げたいと思う気持ちはよくわかる。

でも私は、空間線量はもうずっと0.1μSV前後だし(それでも通常の2倍といえば高いけど)、双葉地区の避難の人が多くて人口は増えているし、やっぱり故郷は好きだし、離れてしまうと復興していく過程というようなものも見られないし、そんなこんなでここを離れようとはあまり思わないなあ。

これから本当にいろんな事が福島にはあるだろうが、それをしっかり受け止めていくしかないのだろう。

1年半、早かったなあ(しみじみ・・・)。
コメント (2)
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