中国の大気汚染物質が日本に飛来している、と最近メディアでかなり話題になっている。
中国の空気の悪さは何も今に始まった事ではないのだが、そんなにひどくなったのか?
と、調べてみると、
”大気汚染、中国経済に波及 過去60年で最悪”
との見出し(日経新聞2/1)。
北京が特にひどいそうだ。
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大気汚染、中国経済に波及 過去60年で最悪
日韓企業も操業中止の対象
(2013/2/1付日経新聞記事)
中国で深刻な大気汚染が長引いている。北京市では当局が120社以上のメーカーに対して稼働停止や減産を命じ、360カ所以上の建設工事を中止させた。日本や韓国企業も対象となった。汚染は北京から広がりつつあり、解消のために人工降雨を準備する事態となった。深刻な汚染が続けば、習近平最高指導部が目指す国内経済の安定成長の重荷になりそうだ。
最も深刻なのは北京市で、1月でスモッグがなかったのはわずか5日間。過去60年で最悪という。ぜんそくや気管支炎を引き起こす直径2.5マイクロメートル以下の微粒子状物質「PM2.5」の大気中濃度は世界保健機関(WHO)の基準の20倍以上に達する日もあった。
原因について市当局幹部は、厳冬で暖房用の石炭使用が急増したことに加え、自動車の増加や景気テコ入れのための建設工事拡大などの影響を指摘した。市内に吹く風の風速が低下し、湿度が高かったことで有害物質が地表に滞留したという。
市当局は1月14日、58企業の操業停止、41企業の減産を命じ、公用車の利用を30%減らすことを決めた。ただ、汚染は改善せずに29日には操業停止企業を103社まで拡大し、20社以上に減産を命じた。地元鉄鋼大手の首鋼集団の建材工場、日本のTOTOや韓国・現代自動車の北京工場なども含まれる。
「現在の操業は問題ないが、汚染がひどくなれば中国の取引先の工場停止などの影響を受ける恐れがある」。北京市内の日系食品メーカー幹部は打ち明ける。各社はマスクや空気清浄機を取り寄せるなど対策を強化。従業員を帰国させる企業は目立たないが、家族を個人的に早めに帰国させているケースが出ているという。
市内ではビルや地下鉄などのインフラ工事も中止。中国メディアによると、360カ所以上の建設工事が中止となった。視界不良などから高速道路は多くの区間で通行禁止となったり、航空便などの欠航が相次ぎ、企業の物流などに悪影響が出ているという。北京市は2月1日から自動車の排ガス規制を強化する。
大気汚染の総面積は日本の3倍以上の143万平方キロメートルに達し、河北省や山東省、天津などに広がる。江蘇省や陝西省、四川省などでも大気汚染が深刻化。江蘇省南京や陝西省西安では一部建設工事の中止を命令、河北省石家荘や西安、四川省では人工降雨による汚染解消の準備に着手した。
中国では2月前半に旧正月を迎えるため、ほとんどの企業が操業を1週間程度停止し、建設現場は2週間程度工事を止める。自動車利用も激減するため、大気汚染が緩和するとの期待もある。
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”過去最悪”は本当らしい。
でも、2000年代後半から車はどんどん増えてるわ、工事ばっかりやってるわ、で、それが続けば、毎年”過去最悪”が更新されていくかも。
どうなっていくんだろうね、中国・・・。
経済や国際競争力、といったものより、庶民にはきれいな空気や水が必要だろう。
日本も放射能があるじゃないか、と言われるかもしれないが、除染しようとみんな頑張ってるよ~。
中国の空気の悪さは何も今に始まった事ではないのだが、そんなにひどくなったのか?
と、調べてみると、
”大気汚染、中国経済に波及 過去60年で最悪”
との見出し(日経新聞2/1)。
北京が特にひどいそうだ。
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大気汚染、中国経済に波及 過去60年で最悪
日韓企業も操業中止の対象
(2013/2/1付日経新聞記事)
中国で深刻な大気汚染が長引いている。北京市では当局が120社以上のメーカーに対して稼働停止や減産を命じ、360カ所以上の建設工事を中止させた。日本や韓国企業も対象となった。汚染は北京から広がりつつあり、解消のために人工降雨を準備する事態となった。深刻な汚染が続けば、習近平最高指導部が目指す国内経済の安定成長の重荷になりそうだ。
最も深刻なのは北京市で、1月でスモッグがなかったのはわずか5日間。過去60年で最悪という。ぜんそくや気管支炎を引き起こす直径2.5マイクロメートル以下の微粒子状物質「PM2.5」の大気中濃度は世界保健機関(WHO)の基準の20倍以上に達する日もあった。
原因について市当局幹部は、厳冬で暖房用の石炭使用が急増したことに加え、自動車の増加や景気テコ入れのための建設工事拡大などの影響を指摘した。市内に吹く風の風速が低下し、湿度が高かったことで有害物質が地表に滞留したという。
市当局は1月14日、58企業の操業停止、41企業の減産を命じ、公用車の利用を30%減らすことを決めた。ただ、汚染は改善せずに29日には操業停止企業を103社まで拡大し、20社以上に減産を命じた。地元鉄鋼大手の首鋼集団の建材工場、日本のTOTOや韓国・現代自動車の北京工場なども含まれる。
「現在の操業は問題ないが、汚染がひどくなれば中国の取引先の工場停止などの影響を受ける恐れがある」。北京市内の日系食品メーカー幹部は打ち明ける。各社はマスクや空気清浄機を取り寄せるなど対策を強化。従業員を帰国させる企業は目立たないが、家族を個人的に早めに帰国させているケースが出ているという。
市内ではビルや地下鉄などのインフラ工事も中止。中国メディアによると、360カ所以上の建設工事が中止となった。視界不良などから高速道路は多くの区間で通行禁止となったり、航空便などの欠航が相次ぎ、企業の物流などに悪影響が出ているという。北京市は2月1日から自動車の排ガス規制を強化する。
大気汚染の総面積は日本の3倍以上の143万平方キロメートルに達し、河北省や山東省、天津などに広がる。江蘇省や陝西省、四川省などでも大気汚染が深刻化。江蘇省南京や陝西省西安では一部建設工事の中止を命令、河北省石家荘や西安、四川省では人工降雨による汚染解消の準備に着手した。
中国では2月前半に旧正月を迎えるため、ほとんどの企業が操業を1週間程度停止し、建設現場は2週間程度工事を止める。自動車利用も激減するため、大気汚染が緩和するとの期待もある。
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”過去最悪”は本当らしい。
でも、2000年代後半から車はどんどん増えてるわ、工事ばっかりやってるわ、で、それが続けば、毎年”過去最悪”が更新されていくかも。
どうなっていくんだろうね、中国・・・。
経済や国際競争力、といったものより、庶民にはきれいな空気や水が必要だろう。
日本も放射能があるじゃないか、と言われるかもしれないが、除染しようとみんな頑張ってるよ~。