K氏の'06 ZX-10Rです。
以前載せたT氏のZZRよりさらに厳ついです。エアダクトが、ジェットエンジンみたいに鳥とかも吸い込んでしまうんちゃうか?(笑)て位にでかく目立ってます。
今回はちょっとしたカウル脱着作業でお預かりしたんですが、以前にしたローダウン化のお話を。
このZX-10R、レーサーレプリカなんで当然といえば当然なんですが、シート高が高めなのに加えて「サーキット走行しか考えてないんちゃう?一応ストリート用なんやから標準セットはもうちょっと柔らかくしといたほうが…」て位足ガチガチのため(白人仕様で設定体重が高めというのもあるらしい)、小柄で軽量なK氏は足つきの悪さに困っておられました。
そこでリヤのローダウンリンクを組んでみようということになりました。
ほぼ100%ツーリングに使用されているという状況もふまえて、リンク組み込みによるダウン量25mmに加えて、スプリングのイニシャルを抜き、併せてフロントも5mm突き出し(構造上5mmまで)とスプリングイニシャル抜きで、またがった状態でフロント-15mm ・リヤ-40mmとなりました。
で、イニシャル変更に合わせて減衰の調整、サイドスタンドが立たなくなったのでサイドスタンドのショート加工、尻下がりになってるのでヘッドライトの光軸調整、最後に試走してセッティングに問題ないか確認をして作業終了。
結構尻下がりになってるし、走安性極端に変わって乗りにくくなってないかと心配したんですが、試走してみて、ツーリングペースならもちろん、ワインディングで少しペース上げて走ってみても問題なく、というよりむしろ曲がりやすく、乗り心地も良く足つきも良くとストリートユースでは全てでプラスでした。
多メーカー車両でもそうなるかどうかはやってないので断言できませんが、レプリカで足つきにお困りの方は、一度ローダウンリンクの組み込みを試されてみてはどうでしょう?
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