もっちゃんのボケ防止日記

新型コロナウイルスに感染しないよう三密を避けて鳥撮りに嵌っています。

冬鳥に別れを告げる

2018年03月31日 15時56分37秒 | 日記
 今日で3月も終わりだ。満開だった桜も散り始めている。先日ほどの気温ではないが、今日も暖かな日和だ。明日から、新しい生活を始める人も多いことだろう。でも、私は昨日が今日になり、今日が明日になるだけの生活だ。

 冬鳥がどんどんいなくなる時期に入り、寂しい限りだ。

 今日は秋ヶ瀬公園まで行ってみた。

 土曜日の所為か、渋滞もなく公園近くまで行った。ところが公園に入る少し前で渋滞していた。桜草公園では「桜草祭り」が4月に行われるそうだ。そんな時は渋滞するから行く気にはならないだろう。

 公園に入り、直ぐにピクニックの森に行ってみた。先日来、コイカルとヒレンジャクがいる所だ。

 車を駐車場に止め、直ぐに林に入る。林の前には大勢のCMさんがいた。40人以上いそうだ。皆、カメラを構えている。

 急いでカメラを準備すると、ヒレンジャクの群れがいた。まだ滞在していることに嬉しくなった。今季初めて出会った時には1羽しかいなかったが、その後、何度も群れとは出会っている。

 ヒレンジャクはヤドリギの木に来ていたが、今は違う木に来ている。何を食べているのか分からないが、何かの実を頻りに啄んでいる。

 歌舞伎俳優のような顔つきは、何度見ても凛々しく感じる。



 ヒレンジャクの近くにコイカルの群れがいた。コイカルと初めて出会ったのは埼玉市民の森だったが、あの時も1羽だけだった。今季はコイカルも群れでいる。

 コイカルは、ヒレンジャクとは違う木の実を啄ばんでいる。餌が違うから喧嘩しないようだ。





 ヒレンジャクもコイカルも、今日でお別れになることだろう。来季も群れでやって来てほしいものだ。

 ヒレンジャクとコイカルに満足して、用水路に行ってみた。水路脇の桜並木が満開で、散策路には花びらが絨毯のようになっていた。

 桜を見ながら一服する。風もなく、穏やかな春日和だ。

 用水脇の木を見ているCMさんがいたので、近くに行ってみた。赤い鳥影が見えたので、慌ててカメラを向けてみた。ベニマシコだ。オスは夏羽に変わったようで、胸の赤色が濃くなっている。

 同じ木に2羽のメスもいた。ベニマシコも北の方へ移動するので、今日でお別れになるかもしれない。



 久しぶりにベニマシコに出会えて満足し、バーベキュー広場でお昼にする。

 食後、森の中を歩いてみたが鳥影はなし。CMさんのいる所にはヒレンジャクがいるだけだ。出会ったのはツグミにシメくらいだった。

 園内には大勢の家族連れが来ていた。芝生広場ではテントを張り、親子が遊んでいる。また、あちこちでバーベキューをやっているグループがいた。肉の焼けるいい匂いがしてくる。

 再度、コイカルのポイントに戻るとまだ大勢のCMさんがいた。足元を見ると、シロバナタンポポが咲いていた。こんな所で出会えるとは驚きだ。先日のハイキングでもシロバナタンポポを探したが、あの時には出会えなかった。

 そろそろ帰ろうかと思って駐車場に戻ると、脇の用水路にCMさんがいた。カメラを向けているので何かと思ったら、きれいなチョウがいるという。見ると、ルリタテハだ。羽を閉じていると黒褐色だが、広げると青色の縦帯が見える。家で調べたら、ルリタテハは成虫で冬を越すそうだ。



 またまた良い出会いに満足して帰ることにした。帰りは渋滞もなく、スムーズに帰ることができた。

 今日は冬鳥と別れを告げてきた気がする。これからは野鳥だけでなく、花や虫も追いかけてみようかと思う。