モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

リメイク山歩記/2018年6月3日、虎毛山1

2025年01月20日 | 泥湯三山・虎毛山

いつも拙ブログをご覧いただきありがとうございます。
私、冬場(12~2月)は山歩きを休止しております。
そのため、今後しばらくリアルタイムの山歩き記事は投稿出来ません。
投稿自体も間遠になり、有っても振り返りや再編集(リメイク)の記事が主体となりますが、どうかご寛容下さい。
引き続きよろしくお願いいたします。


6月3日、秋田県南、最奥の地に有る虎毛山に行ってみた。
何故、この日に行ったのか。
一番の理由はfb友人W氏の五月下旬のfb投稿記事だった。
虎毛山に登ると、隣にある神室連峰や遠く鳥海山の眺めが実に素晴らしい、
絶景なのだ。

(´π`;)ワタシも早速、観に行きたいと思ったが、
何しろマイナーな山なので平日単独ではクマさんがおっかない。
ところがその後、W氏から6月3日が山開きだと教えてもらった。
いくらなんでも大人数が登るその日くらいはクマさんも遠慮するだろう
(元々、虎の山だし)と思い、天気も上々なので、ことに及んだような次第。
結果は次の写真の通り。

虎毛山山頂付近から見た神室山(+前神室山)、右奥に鳥海山。



虎毛山山頂付近から見た神室連峰南部の山々と左端に月山。


(´π`;)欲を言えば
もうちょっと残雪が多かったら、神室山はもっとアルプス的に見えたかもしれない。


ところで虎毛山はとても奥地にある山なので、
(秋田県側の)下界からその姿を見ることはかなり難しい。

湯沢市から旧雄勝町の秋ノ宮地区に入ると、南の方に高い山が聳えているが、
それは神室連峰の前衛、前神室山だった。

川井地区から見た前神室山(左奥の残雪のあるピークは西ノ又沢源頭の稜線で神室山山頂ではない)。



秋ノ宮温泉入り口の湯ノ岱まで来て、行く手にちょろっと見えるドーム状の山が虎毛山だ。
もしかしたら秋田県の下界(山麓)でこの山が見えるのはこの場所だけだろう。

秋ノ宮温泉入り口から見た虎毛山(下山後に撮影)。



この山のちゃんとした姿を見るには、
近くにある高松岳や山伏岳、神室山、栗駒山に登るしかない
(鬼首禿岳からはよく見えなかった)。

参考までに山伏岳から見た虎毛山(2017年5月29日撮影)。




国道108号線を南下し、途中から赤倉沢林道に入る。

この林道、初めの方は一応、舗装されているものの、
道路のつなぎ目が盛り上がっており、ハラを擦りかねないので慎重に運転する。
登山口からホンの少し奥、旧・赤倉橋の手前までクルマを進め、
林道わきに駐車した。

  
 

(右上)誰も渡れない不思議な赤い橋(旧・赤倉橋)。

このすぐ先に通行止めの標識があったが、約2キロ先の登山ポストまでクルマを進める人も多い。
山開きの日なのに、まだ早すぎるのか、登山者は我独りのみ。
朝6時頃、クマ除けホイッスルを吹きながら、歩き出す。
頭上には誰も渡れない謎の赤い橋が。




出発点の標高は約480m、1433mの山頂までの標高差は950m。

今のところ、今年登る山としては一番の標高差(翌月、岩手山に登ったが、その際は約1470mだった)で、
長丁場になりそうだ。

よってこのレポートも少し長くなるが、どうかお付き合いのほどを。
まずは虎の滴を一献。




初めは渓流沿いの平らな道だが、これが一時間くらい続く。

今の時期、花はフキ以外はさっぱりだった。

渓流沿いの平らな道  
 


(右上)秋田蕗の終わり花


ヤグルマソウのブロンズ葉はみごとだった。




一箇所だけ、ラショウモンカズラに遭遇。

   


(右上)崩壊地の雪崩あと



崩壊地でキクザキイチゲの新鮮な株に出会った。

今年、この花と出会うのはこれが最後だろう。

キクザキイチゲ



崩壊地を過ぎると、ほどなく、赤倉沢最後の橋(標高約625m)に到着。



ここを渡った場所は休憩地とも呼ばれるが、

今までずっと平らな道を歩いてきたので、無理に休憩するまでもなかった。

赤倉沢の最後の橋。渡った先は休憩地。
    


(右上)橋を渡ったら休憩もなく、急な登りとなる。

その後は、高松岳への分岐点の有る1234m地点まで長い登りが始まる。標高差は約600m。
地図で見ると、けっこう厳しい登りのように見えるが、
いざ登ると傾斜は急だが、
危険な個所も無く、神室山の西ノ又コースに較べたらずっと楽だと感じた。

そう思ったのは、登山道がとてもよく整備されているからだろう。

針葉樹の多い森林は暗く、はたまた季節的なものなのか、花はほとんど無かった。

ギンリョウソウの芽出し




「虎毛山2」へ続く。

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降雪と除雪(2025年1月17日)

2025年01月20日 | 気象・歳時記

今年の秋田はおおむね暖冬少雪で推移している。
一昨日までほとんど積雪が無かったが、
昨日は10センチ近い降雪、そして夜間はよく吹雪いていた(最大風速は25.4m/sとのこと)。
今朝、起きたら、我が屋敷の積雪は30センチくらいになっていた。



これは雪見だいふくにあらず。
庭テーブル上の積雪だ。




 





カーポート内なのにクルマには雪がビッシリ張り付いていた。




こうなったのは地吹雪(最大風速は25.4m/sとのこと)のせいだ。





・・・と

今日はこれで終わりにしようと思っていたが、

昼から異変?が有ったので今少し続けてみる。




異変?

とは、除雪ブルの出動だった。

いつもなら雪が積もっても、三日~一週間くらいは放っておかれるのに、
それはなっ( ̄π ̄;なんと今日の昼1時にやって来た。

この冬の除雪ブル出動は今度で三度目くらい。
降雪してわずか一日で出動とはなっ( ̄π ̄;なんたる速さだ。






助かった。除雪ブルよ。ありがとう。



ブルが通過した後はどうしても道路との間にこのような雪の堤防が残る。




これをマンパワーで除けると家の前の除雪は完了だ。




降雪と除雪、どちらも雪国ではごくありふれた出来事だ。
それなのにわざわざ投稿したのには理由がある。
降雪と除雪、通常は何日か「ずれ」があるものだが、
今回は「ずれ」がほとんど無かった。

秋田市は雪国秋田県の県庁所在地だが、
沿岸部に位置しているせいか、雪はあまり積もらない。

雪はよく降るのだが、風が強いせいか、吹き飛ばされてしまい、
雪は下や横から降るもの。積みあがることは少ない。

したがって秋田の内陸の豪雪地帯、横手のように積雪量が1mを越えることはない。

それは良いことだが、反面、除雪体制は極めて脆弱だ。
それに対する愚痴やボヤキを連ねたのが次のふたつの頁だ。


真冬にガーデニングなんて無理。雪国のボヤ記(2013年1,2月)

秋田市のドカ雪(2021年1月9日)


ところが今回は
( ̄π ̄;降雪した途端に除雪される
という極めて異例の一日だった。

こういうテキパキとしたことはそうはないだろう。
秋田市の除雪体制の進歩進化に感謝しつつ、本稿をしたためた。




以上。

コメント (4)
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