(本頁は「残雪の山伏岳(1)」の続きである。)
びょうぶ岳をアップで。
ジャンダルムと呼ばれる部分。
少しだけ高松岳方面に移動し、神室山頂と月山のダブリを是正してみる。
改めて神室連峰の中枢部分を。
神室連峰の南の方。
左から連峰最高峰の小又山と天狗森。
バックに見える白い山々は葉山や朝日連峰。
右に小又山。左奥は葉山。
軍沢岳山頂(1193m)は秋田山形宮城三県県境になっている。
南の方角の眺め。
真南の方角。遠く蔵王の山々が。
こちらは先週、登ったばかりの鬼首の禿岳。バックは船形山付近の山々。
そして秋田県最奥の山、虎毛山。右奥に禿岳。
虎毛山をアップで。
虎毛山の東側。
ここらで山伏岳の山頂付近から高松岳への稜線で見かけた花たちを。
シラネアオイ
(右上)ヒメイチゲ
ミツバオウレン
エゾオヤマリンドウ、タカネアオヤギソウ、ノギランなど。
いずれも芽だし。開花は7月以降の見通し。
(右上)イワカガミ。早すぎたのか咲いていたのは二株だけだった。
タカネザクラ
イワナシ。何故か八重咲きが多かった。
(右上)マルバマンサク
この山は上の方も花が少なかった。季節的に早いせいもあるだろうが、
稜線まで灌木や笹がびっしり茂っており、花の生育場所そのものが少ないように感じた。
「残雪の山伏岳(3)」へ続く。
いつも拙ブログをご覧いただきありがとうございます。
私、冬場(12~2月)は山歩きを休止しております。
そのため、今後しばらくリアルタイムの山歩き記事は投稿出来ません。
投稿自体も間遠になり、有っても振り返りや再編集(リメイク)の記事が主体となりますが、どうかご寛容下さい。
引き続きよろしくお願いいたします。
昨年、紅葉時に高松岳と山伏岳に登り、この二山からの眺めはただものじゃないと感じた。
(リメイク山歩記/2016年10月22日、錦秋のびょうぶ岳(1)~を参照されたし)
今回は、残雪のある季節に山伏岳にアタックしてみた。
この時期ならば隣の神室連峰も一段と神々しい姿に見えるのではないかと勝手に推測したが、
結果はその通りだった。
5月29日は早朝からよく晴れ、山伏岳に行く途中も山々がよく見えた。
実家のある横手市十文字町郊外から。
西に富士山型の鳥海山。
南、山形県境に神室山。
湯沢市駒形町に入ると、南に連なるのは・・・
泥湯三山。左から小安岳、高松岳、山伏岳。
更に接近。 泥湯温泉から川原毛に行く途中の道路(秋ノ宮小安温泉線)から高松岳を望む。
川原毛地獄(硫黄鉱山跡)
硫黄鉱山跡から山伏岳方面を望む。
参考マップ
今回は川原毛硫黄鉱山跡から山伏岳をめざした。
そして余力があったら、高松岳にも・・・と考えた。
なお、先週、訪ねたばかりの八幡平、玉川温泉叫沢付近で27日、
タケノコ採りの女性がクマに襲われて死亡すると言う悲劇が発生した(こちら参照)。
従来からのクマよけ鈴だけでは不十分と思い、急遽、クマよけホイッスルも購入し、携行した。
(右上)途中のブナ林
けたたましくホイッスルを鳴らしながら歩くこと約一時間、
突然、息切れと目眩に襲われた。前を見ようとするが、眩しくて目を開けられない。
しばし休憩し、水分を補給したところ、症状は収まったが、
今度は登山道が雪に覆われ、どこをどう歩いたら良いものやら・・・。
後々考えるに、あの時のパニック症状は過換気症候群ではないかと思う。
原因はホイッスルの吹き過ぎだと思う。
行く手はブナの林ばかりだが、
来し方を振り返ると、樹間越しに焼石岳が浮かび上がって見えた。
登る途中、雪が消えた場所では花が少し咲いていたが、
過換気症候群や道迷いで気が動転しており、ほとんど撮影出来なかった。
下山時は落ち着いて撮影できたので、後でまとめて報告しようと思う。
約一時間のロスタイムを経て、山伏岳山頂に到着した。
山伏岳山頂
(右上)山頂標の元に咲いてたミツバオウレン
山頂からの眺めは今までのマイナス分を補って余りあるものだった。
まずは北西方向に浮かぶ鳥海山。
山伏岳山頂から見た鳥海山は下界の十文字町から見たものと同様、素晴らしい富士山型だ。
山形県境の丁山地の上に聳えているので、手前には人家や電柱など人工的なものが一切無かった。
そのため荘厳に感じた。
鳥海山の左手前には
丁岳や大森山、加無山、甑山、烏帽子山など丁山地の山々が重なって見える。
次に西側。
今回のメインテーマとも言える神室連峰の眺めに移行。
左から神室山、そして前神室山。
神室山山頂付近をアップで。奇しくも山頂と月山がもろに重なっていた。
神室連峰中枢部分の眺め。
個人的にはこの辺りの眺めが「私の絶景!!」かと思った。
神室連峰中枢部分の眺めと手前にびょうぶ尾根。
「残雪の山伏岳(2)」へ続く。