(本頁は「花図鑑2(初夏の亜高山帯針葉樹林)」の続きである。)
八幡平は山頂部から中腹にかけてあちこちに湿原が散在する。
本頁では比較的高所にある湿原で早い時期(6月~7月上中旬)に咲くものを集めてみた。
ヒナザクラの群生 2015/07/06
ヒナザクラは典型的な雪田性の高山植物。八幡沼やガマ沼周囲の湿原の群生はみごとだ。
ヒナザクラ 2018/07/14
(右上)ズダヤクシュ 2015/06/24
ズダヤクシュは樹林中にも多い。
ヒメシャクナゲは八幡沼周辺や黒谷地など高所のミズゴケ湿原で見かける。
ヒメシャクナゲ 2014/07/05
ツルコケモモ 1980年代、撮影月日は不明。大場谷地で見かけた。
ミツガシワは湿原よりも池沼の中に多い。
ミツガシワ 2015/06/24
(右上)レンゲツツジ 2015/06/24
レンゲツツジは八幡平では比較的低所の湿原、大場谷地や大沼などで見かけた。
チングルマは主に高所の湿原に生育し、早く咲くものが多い。
チングルマ 2018/07/14
オオバミゾホオズキ 2018/07/14
(右上)ムシトリスミレ 2018/07/14
ハクサンオオバコ 2018/07/14
(右上)エゾノクロクモソウ 2018/07/14
アオノツガザクラ 2018/07/14
続いて7月の樹林内で見かける花を。
ギンリョウソウはブナ帯から亜高山帯(アオモリトドマツ林)まで広く分布する。
そのため開花時期も標高によって幅が有り、6月から7月下旬まで長期間見られる。
ギンリョウソウ 2018/07/14
(右上)ノビネチドリ 2015/07/06
ノビネチドリは八幡平ではブナ帯から山頂付近の草地まで広く生育している。
山頂のすぐ近くでよく似たハクサンチドリと並んで咲いていたのには驚いた。
ベニバナイチゴ 2014/07/05
源太ヶ岳山頂部で見かけた花たち。
ハクサンシャクナゲは全山に多いが、特に源太ヶ岳山頂部稜線の群生はみごとだった。
ハクサンシャクナゲ 2018/07/14
(右上)コメツツジ 2018/07/14
ミヤマトウキ 2018/07/14
(右上)サマニヨモギ 2018/07/14
サマニヨモギは北海道以外では岩手の早池峰山と八幡平のみ。源太ヶ岳で少数見かけた。
以上。
「花図鑑4(盛夏)」に続く。
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