和賀山塊とは何ぞや。
2022/09/14 秋田駒ヶ岳(男岳)から和賀山塊を望む。
ウィキペディア解説がよくまとまっていたので、無断なれど抜粋引用させて頂く。
「和賀山塊は、東北地方の背骨として南北に縦走する奥羽山脈のうち、
秋田県と岩手県の県境にある非火山性の山地・真昼山地から
主峰の真昼山とその周辺域をのぞいた一帯をいう。
和賀山塊の主峰は和賀岳(1440.2m)であり、
北は仙岩峠(せんがんとうげ、秋田県仙北市田沢湖町・岩手県雫石町)から、
南は真木(まぎ)渓谷(秋田県大仙市太田町)、
東は和賀川上流部(岩手県西和賀町沢内村)、
西は抱返り(だきかえり)渓谷(秋田県仙北市角館町)に囲まれた、
南北約40km・東西約20km、合計面積約3万haをその範囲とする。
行政地理上は、秋田県側の大仙市・仙北市・美郷町、
岩手県側の西和賀町・雫石町にまたがる。
和賀山塊自然学術調査会[1999]の調査によって知られるところとなったように、
その自然環境において際立った特徴をそなえた、原生自然度の高い地域である。
「和賀山塊」とは、そうした点をとらえて特に区別するために
和賀山塊自然学術調査会によって提唱された呼称であり、
同会による調査報告書[和賀山塊自然学術調査会 1999]の発表後、
一般向けの登山案内書でも用いられるほどに広く知られるようになった。」
本頁では、その和賀山塊の周囲を車で走って下界から見た、
或いは近隣の山に登って山塊を眺めた風景を羅列してみた。
ホンの少しだが、薬師岳や和賀岳に自らの足で登った時の写真も掲載させて頂いた。
当初、主に秋田県側と岩手県側の二部構成にしようと思ったが、
写真の枚数が多くなったので北、西、南東の三部構成とした。
参考マップA
参考マップB
まずは北から始めようと思う。
この山塊の北側には秋田駒ヶ岳や田沢湖がある。
秋田駒ヶ岳は八合目までバスやマイカーで行けるので、私のような足弱でも、楽に山頂に立てる。
男岳の山頂からは和賀山塊の北側、ほぼ全容が望める。
山座同定を試みたが、主峰の和賀岳と西端の白岩岳は間違いないとしても
他のピークはあまり自信がない。間違っていたら、ご指摘願いたい。
2022/09/14 秋田駒ヶ岳男岳から和賀山塊を望む。
田沢湖の北岸から羽後朝日岳と和賀岳が並んで見える。
冬場、田沢湖の湖面に映るその姿はみごとだが、このことはあまり話題にならない。
2024/01/20 御座ノ石神社付近から。
2024/01/20 御座ノ石神社付近から、和賀岳のやまなみ。
田沢湖から見える
と言うからには、その逆もまた真なり。
2018/10/21 和賀岳の稜線から、田沢湖を見下ろす。
羽後朝日岳の姿も素晴らしい。
2024/01/20 御座ノ石神社付近から、朝日岳のやまなみ。
羽後朝日岳は旧田沢湖町生保内の平地からも望める。
2016/04/05 生保内から見た羽後朝日岳。
2018/03/07 生保内から見た羽後朝日岳。
部名垂沢(へなたれざわ)の上のあたりは、穂高連峰の吊尾根を連想させる地形だと思う。
参考までに、若かりし頃、上高地河童橋から眺めた穂高連峰を。
朝日岳は下界から見えにくい山だが、
人里としては、先の生保内と次の旧西木町西明寺の二ポイントからよく見える。
2024/01/20 旧西木町西明寺から見た羽後朝日岳。
羽後朝日岳(1376m)は和賀山塊第二の高峰だが、一般的な登山道が無い。
この山に登るには沢登しか方法が無く、高度の登攀技術を要すると言われる。
もちろん私などは登ったことが無い。
和賀岳に登る途中から見た二枚を。
2019/07/26 和賀岳の稜線から見た朝日岳。
2018/10/21 和賀岳の稜線から見た朝日岳。右奥は岩手山。
下界に戻って、旧西木町西明寺から。
2024/01/20 旧西木町西明寺から見た羽後朝日岳と白岩岳の連なり。
以上。
「和賀山塊を西から望む。」へ続く。
朝日岳にいらっしゃったとは・・・すごいですね。