(本頁は「・・・焼石イエローガーデン(2)」の続きである。)
イエローガーデンを満喫した後は、九合目をめざして仮称「秋田斜面」を登る。
行政上は岩手県なのに何故、「秋田」と思われるかもしれないが、
東成瀬コースは唯一、秋田県(東成瀬村)から始まるコースであり、
この斜面から秋田側の景色が見渡せる。
他にもそう呼ぶ御方が居たので、敢えてその呼び名を使わさせてもらう。
秋田斜面下部から八合目方面を望む。
この斜面は花の宝庫でもある。
まずは残雪の間を通過する。
残雪の下からもやしのような姿のリュウキンカやミズバショウが伸びだしている。
リュウキンカ
イエローガーデンの続きではないが、斜面には黄色い花が多い。
ツルキツネノボタン
(右上)アキタブキ
サンカヨウの全体像。葉は丸くて切れ込みのあるのが二枚だけ。
サンカヨウの半透明花
(右上)キヌガサソウ
シラネアオイ
シナノキンバイとタカネスイバ
(右上)タカネスイバ
焼石沼や秋田斜面ではタカネスイバを見かける。
この植物、東北では珍しいようで他の山では見たことがない。
同じくタデ科のムカゴトラノオも咲き出していた。
こちらも東北では少なく、他には和賀岳や笙ヶ岳(鳥海山)で見た程度か。
ムカゴトラノオ
(右上)ミドリユキザサ
オオバタケシマラン
秋田斜面にはカラマツソウの仲間も多かった。
カラマツソウ
ミヤマカラマツ
(右上)モミジカラマツ
秋田斜面をしばらく登ってから西側を振り返る。
横手盆地の南部が見え出して来たが、鳥海山は残念ながら見えなかった。
今咲いている大型のセリ科はオオカサモチだった。バックは西焼石岳。
ウスユキソウが咲きだしていた。
ベニバナイチヤクソウ。左側の複葉はイワオウギの若葉。
(右上)九合目・変則十字路に到着。
以上。
「焼石イエローガーデン(4)」へ続く。
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