(本頁は「栗駒山を巡る1(南と東)」の続きである。)
栗駒山は秋田から見えにくい。
それは前衛の山々が秋田の南東部に厚くひしめき合っているせいだと思われる。
前衛の山々の高さは400mから1000m。この程度の高さならば、
大仙市など遠く離れた場所に行けば、それらの山の高さを越えて見ることが出来る。
2024/02/17 大仙市郊外から栗駒山を望む。
しかし栗駒山自体はとても小さくなる。
また太陽角度の関係もあり、南にある山は見えにくい。
よって上写真のように見えることはきわめて稀、年に何回あるかわからない。
前衛の山に登れば見えるかなと思い、チャレンジしてみた。
ところがそういった山には得てして登山道が無い。
仮に有ったとしても樹林や別山に邪魔されて見えにくい。
今のところ、まあまあ見えるのは横手市と美郷町の境に聳える黒森山(763m)と
後述する由利本荘市の八塩山くらいだった。
2021/05/12 黒森山から栗駒山を望む。
その姿は前頁冒頭で焼石岳山頂から見たものと同じく三つのピークが並ぶ構図だった。
参考マップ
ところが秋田の栗駒山は意外な場所から見える。
いや見えていた。
それは(横手市十文字町の北部にある)私の実家玄関先の道路からだ。
2024/02/17
南東の低山の間から、栗駒山と展望岩頭の山頂部が見えるのだ。
2024/02/17
だがこんなのは見えるうちに入るのだろうか。
秋田の低地から見える場所がもう一箇所有る。
現在は湯沢市となっているが、旧稲川町の稲庭町、
ここは稲庭うどんで有名な町だが、そのちょっと南と旧皆瀬村北部の
限られた場所から見ることが出来る。
2024/02/17 稲庭町付近から。
2015/12/10 稲庭付近から。
秋田側から栗駒山に行くと、必ず寄るのが須川湖だ。
かつては朱沼と呼ばれた。
2016/05/14 須川湖から栗駒山方面を望む。
湖畔から秣岳と展望岩頭はよく見えるが、栗駒山は見えにくい。
2016/05/14 須川湖から秣岳を望む。
2021/10/04 須川湖の秋バージョン。
2018/05/23 須川高原から見た秣岳。
栗駒山は西側にも山が多く、平地は皆無なので、低平地からその姿を望むことは不可能だ。
それでもどうしても栗駒山を眺めたい御方は山に登るしかない。
2020/09/29 木地山高原苔沼付近から秣岳を望む。
2020/06/06 小安岳から栗駒山を望む。
2020/10/18 高松岳から栗駒山を望む。
2016/10/22 高松岳から栗駒山を望む。
この日は中腹以下は紅葉が盛りだったが、栗駒山の山頂部には偶々霧氷が降りたようで白っぽくなっていた。
2020/10/18 山伏岳から小安岳越しに栗駒山を望む。
泥湯三山(小安岳、高松岳、山伏岳)のすぐ南、虎毛山に登ると・・・
2018/06/03 虎毛山山頂から栗駒山を望む。
2018/06/03 虎毛山山頂から栗駒山を望む。
虎毛山は2018年8月の大雨以降、土砂崩れ等で登山しにくい状況が続いている。
更に南、鬼首に行くと、鬼首のカルデラ内から、栗駒山は見えないが、
禿岳に登るため、花立峠(796m)まで行くと、やっと見え出す。
2021/10/25 禿岳への登山道から栗駒山を望む。
2021/10/25 禿岳への登山道から栗駒山を望む。
栗駒山に最も近い西側スポット、花山峠(741m)から望むと・・・
2018/10/08 花山峠から。
ここからは丸くなだらかな展望岩頭と寄生火山の虚空蔵山の存在が目立つ。
ラスト二枚は西側の端っこから。
2023/10/24 八塩山から。
2021/09/20 鳥海山七高山山頂から。
以上。
「いいね」有難う御座いました。<m(__)m>
いつも、山の写真楽しみに見ています。
こちらでは、貴殿が撮られているような山がありま
せんので、写真は凄く興味が湧きます。
「ブルースカイⅢのブログ」ですが、3月末を持っ
て終了し、現在「ブルースカイⅣのブログ」に移行
しています。
こちらの「ブルースカイⅣ」も、またご覧頂けたら
大変嬉しく思います。
宜しくお願い致します。
では、また。(^^)v
「ブルースカイⅣのブログ」確認いたしました。フォローさせて頂きます。
引き続きよろしくお願いいたします。