(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)
2016年は私の会社員生活最後の年でした。
その年の夏から秋にかけて出先で見た水田風景を列記してみます。
私は東北に住んでいるので、水田はごくありふれた風景ですが、
この時見た水田は何故か異様なまでに美しい黄金(こんじき)色でした。
まずは8月末、青森の深浦町艫作崎(へなしざき)付近にて。
青い空と日本海、そして稲田。
青とイエローがこんなに奇麗に隣り合っているのには驚きました。
後になってウクライナの国旗デザインが再認識された時、個人的に最初に浮かんだのはこの風景でした。
続いてこれは・・・
9月中旬、男鹿半島北浦安全寺の棚田風景です。
この稲田については少し前、こちらで語っておりますが、
後日また詳細を語る予定ですので、今回は二枚だけで終わります。
9月下旬は南の方、鳥海山の周りを巡りました。
最初は由利本荘市猿倉から鳥海山を眺めます。
猿倉地区は鳥海山頂に至近距離にある人里のひとつ。
ここはよく撮影に来ますが、田んぼが黄金に染まった時は初めてかもしれません。
道端で秋桜(コスモス)が咲いていました。
バックに鳥海山も入れようとしましたが、鳥海山はあっという間に雲に覆われてしまいました。
次いで山形県遊佐町杉沢地区から。
ここから望む鳥海山は凸凹が多いです。
左から笙ヶ岳、鍋森、扇子森(御浜)、右端に月山森。いずれも鳥海山の西側に連なる支峰です。
この景色を反対側から見ると・・・
この写真のみ、9月3日、御浜より見たものです。左から、月山森、鳥海湖、鍋森、笙ヶ岳。
また秋田県に戻り、
象潟町(にかほ市)のとある場所から日本海を望むと・・・
黄金の稲田と青い海、空のコントラストが復活です。
沖合に浮かぶ小島は飛島です。
「男鹿の棚田と寒風山を訪ねる」に続く。
今年は夏の高温障害で紅葉はダメなようです。
かわりに昔見た稲田の風景を引っ張り出して眺めております。