10月になり、高山では紅葉が始まっているようだ。
ところが10月2日以降、秋田の天気は雨続き。
10月5日は晴れそうとの予報だった。
栗駒と秋田駒のどちらにしようか迷ったが、
今まで紅葉を見た回数が少ない後者に行くことにした。
アルパこまくさで6月31分始発の登山バスを待つ。
この日は6時前から長蛇の列が出来ており、最終的には100人を超えるほどの列になった。
それでも大型バスが一台増便され、全員乗れたようだ。
この日の駒ヶ岳は予報では晴れなのに中腹から上は厚い雲に包まれていた。
八合目登山口に着いたら、ご覧の通り、ガスで景色は何も見えなかった。
それでも晴れるだろうと期待しつつ、登山者が駆け上って行く。
片倉岳展望台に着いたが何も見えなかった。
しかし樹木はよく紅葉していた。
近場のものだけだが、紅葉写真を一応並べてみる。
阿弥陀池が近づくと、
ご覧の通り、木道と近くの草紅葉しか見えなかった。
男岳への登りに取り付くと、高山植物の草紅葉のみ。
ミヤマダイコンソウ
エゾツツジの紅葉はドッキリするほど鮮やかだった。
シラタマノキとミヤマキンバイ
(右上)山頂の男岳神社
男岳山頂からはガスで何も見えなかったが、
山頂に先から居た方が「白い虹が見える。」と声を上げた。
ホンの一瞬だがそのようなものが私にも見えた。
田沢湖側の足もとの紅葉。
山頂からは何も見えなかったが、
折角来て(神社以外)何も見ないで降りるのもどうかと思い
少しだけ待ってみた。
すると20分くらいした頃、急に空が明るくなった。
一部だけだがガスが晴れた。
そこに見えたのは田沢湖だった。
ホンの数秒だったが、最初に見たのがこの一枚。
すぐに見えなくなり、五分後くらいにまた晴れた。その時もホンの数秒だった。
本頁冒頭の写真がそれだ。
雲やガスが無ければ此処はこんな眺めだ。
今年9月24日に撮った写真を再掲して見る(詳細はこちら)。
その後は十分ほど待ったが、晴れなかったので下山した。
下山後は他の草紅葉を見るため、阿弥陀池を越えて、浄土平に行った。
チングルマの草紅葉
チングルマの草紅葉の中にハイマツの緑が映えていた。
ヤマブキショウマの草紅葉
キンコウカの草紅葉
(右上)エゾオヤマリンドウの残り花
秋田駒ヶ岳に今年は既に四回来ているが、
下山路は全て焼森、しゃくなげコースを通って八合目に下りていた。
今回は天気もこの通りなので上りと同じく新道コースを下りた。
そしたらどうしたことだろう。
片倉岳展望台まで下りたら、少し晴れて来た。
と言っても下の方の景色が見えるようになっただけのこと。
標高では1300から1400mくらいだろうか、
下の斜面の紅葉は奇麗だった。
ホンのいっときだが、北の方角の遠方の景色も見えた。
これは乳頭山の北の大白森だ。こちらの山は全く紅葉していなかった。
八合目の駐車場方面を見たら、笹森山と湯森山も見えた。こちらの山たちの紅葉は水玉模様だった。
11時台の登山バスに乗り、アルパこまくさに下りたら、田沢湖がよく見えた。
秋田駒は雲に包まれたままだった。
以上。
「大場谷地の草紅葉」へ続く。
山登りしてガスの中を歩くのは最悪!
時折晴れ間があって真っ赤に紅葉した風景を見られて良かったね。
晴れた時の風景に重ねて美しい景色を想像しました。ピエロ
>おはようございます。... への返信
コメントありがとうございます。
山の紅葉ですが、昨年一昨年は酷かったです。
今年は久々に良さそうと聞いていました。
ところが東北では栗駒や三ツ石などに紅葉の第一陣が訪れる
10月第一週は山の天気がずっと好くありませんでした。
それでもこの日(10月5日)は秋田駒だけ晴れとの予報だったので
それを信じて行ったらこの通りでした。
一瞬でも雲間に田沢湖と紅葉が見られたのは僥倖でした。