今年の「山の日」はオリンピックの関係で8月10日。
どこか山に行きたいが、二日間続いた大雨の翌日で登山道は滑って歩きにくいだろうし、
雲量の多い日なので、高山に行ったら、ガスばかり湧いて何も見えないだろう。
そんな日に無理に行かなくても・・・
と言われそうだが、今週は天候やプライベートな用事の関係でこの日を逃すと山には行けそうにない。
低山の男鹿毛無山ならば、前回行った7月18日から、一ヶ月近くブランクが生じており、
何か新しい花が咲いているかもしれない。
五社堂参拝口に着いたら、ミンミンゼミ、ツクツクボウシの蝉しぐれがけたたましかった。
前回はニイニイゼミだったので、季節の推移を感じる。なお蝉しぐれは上の方に行くと重低音のエゾゼミに変わった。
五社堂の999段の石段
石段の手前の道端では真夏の花が咲き出していた。
キツネノカミソリ ツルボ
五社堂より上の登り坂は蒸し風呂のように暑く、いつもより花は少なかった。
オトコエシ
シラヤマギク このセリ科は何だろう。
ホタルブクロ(咲き残り)
本格的なブナ林に突入
大雨の後なので登山道には水流の跡。ツルツル滑って歩きにくい。
森林帯に花は少なかった。
ダイコンソウ(とミズヒキ)
クルマユリ クルマユリの花をアップで。
ヤマジノホトトギス ヤマホロシだろうか。
花は少なかったが、キノコは多かった。
オオイチョウタケか。傘の径は20センチくらい有った。
ムラサキアブラシメジか。 アンズタケか。
こっ( ̄π ̄;これはっ!!
うわさに聞くタケリタケ(猛り茸、勃り茸)ではないか。
検索してみたところ、このキノコはテングタケやイグチの仲間など普通のキノコに
カビの一種、ヒポミケスが寄生したもので、
本来のキノコの傘が開かなくなるため、斯様なややこしい姿になってしまうとの説明。
私が今回見たのは二本だけ。茎の長さは10センチを少し超す程度だった。
続いて道端で立派なクワガタムシに遭遇。こちらの体長は7センチ以上有った。
詳しい方に確認したところ、ミヤマクワガタとのこと。
ミヤマクワガタ すぐ近くに居ためんこいでんでん虫
山頂が近づいたら、ランの仲間が現れた。
毛無山は野生ランの多い山だが、真夏は極めて地味な種類ばかりだった。
オオヤマサギソウ オオヤマサギソウ・花のアップ
コイチヨウラン・花のアップ コイチヨウラン
ミヤマウズラ 名称不明。 ツレサギソウ属の何か。
今回、花は物足りなかったが、珍しいキノコとクワガタに会えて嬉しかった。
以上。
いつも感心しています。
眼の調子が良くなったら、行ってみたいです。
あまり動いてないので、すぐバテバテになるでしょうが(^^;
ここは、熊の心配が無いのでいいですね~。
花は割とわかるつもりですが、キノコや昆虫は全く素人なので、face book上でそちらに詳しい友人に教えてもらっています。
今年は雨が多いので男鹿を始めとした低山のキノコ・ウォッチング愉しそうですよ。