(本頁は「快晴の男鹿三山・後編」の続きである。)
男鹿三山を下山後はなまはげラインを北に走り、真山神社に向かった。
途中、なまはげ大橋の手前で車を停め、歩いて橋を渡る。
橋を渡った理由は男鹿三山や安全寺の棚田を眺めるためだ。
橋の真ん中辺からの眺めは素晴らしい。
ただし橋の上、なまはげラインは交通量が多い幹線道路なので、
橋のど真ん中で撮影のため車を停めることは許されない。
さいわい橋の手前や奥の農道脇には駐車スペースがあるので、
いつもそこに車を停めて撮影ポイントまで歩くことにしている。
男鹿三山や安全寺の集落をアップで。
先ほどまでは毛無山とフタツアイ鞍部の間を行き来していた。
棚田をアップで。
反対側の景色も。
奥に見えるのは日本海と白神山地の山なみ。
男鹿三山と安全寺の棚田(縦構図)
(右上)なまはげ大橋
なまはげ大橋の近くにアザミの群生地がある。
アザミの種類はアオモリアザミ(オオノアザミ)だ。
このアザミの分布はちょっと変わっている。
北海道は道東から道南にかけての太平洋側なのに
本州は青森と秋田の二県のみ。
秋田では沿岸部は秋田市付近、内陸部は秋田駒ヶ岳八合目登山口付近から突然現れ、
それより北部に広く分布する。
ここで言う「広く」とは低地から高所(八幡平など高山の山頂部)までの広範囲を指す。
突然、現れたかと思うと、低地から高所まで連続的に生育しているのは珍しいと思う。
エゾミソハギだろうか。
真山神社の近くで(男鹿の植物パトロール関係の)所用を済ませた後は
前月(こちら)同様、寒風山を掠めて帰宅した。
寒風山板場の台から男鹿三山を望む。
ススキ。バックは男鹿三山。
ススキとヤマハギ
オミナエシ
(右上)ヒヨドリバナ
ヤマユリの実
(右上)スズサイコの実
オガフウロは先月よりも花数が増えていた。
オガフウロ群生
オガフウロ
(右上)ツリガネニンジン
秋田湾方面を望むと風力発電の列が凄かった。
以上。
棚田、いいですね。
この風景を見ると、心がほっとします。
実際に行って、のんびり見ていたいなあ。
>おはようございます。... への返信
コメントありがとうございます。
この棚田はなまはげラインが開通して(なまはげ大橋が出来て)初めて見れるようになりました。
橋の真ん中に車を停めるわけに行かないので、
橋の手前か奥の道路脇スペースに車を停めて
テクテク歩いて見に行っております。