(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)
男鹿の棚田は秋田が世界に誇れる景観の一つではないか
と以前、私はこちら(「男鹿の棚田はいかが。」)で述べたが、
約二年後の今回は高曇りの日に訪ねてみた。
安全寺の棚田と男鹿本山、真山
橋の北側、大増川の河口方面を眺める。
今日は日本海の向こうには白神山地が見えた。
この棚田はいつも橋の上から眺めるだけだが、
今回は奥にある安全寺の集落にも足を伸ばしてみた。
途中で稲穂を間近に見る。バックは男鹿本山と真山。
集落に向かう途中、田んぼの畔や土手にはいろいろな野花が咲いていた。
穂の赤っぽいススキ
ツリガネニンジン
アオモリアザミ
キンエノコロ
カワラナデシコ
この野菊は何だろう。
安全寺には江戸時代、菅江真澄も訪れていた。
集落からなまはげ大橋を振り返る。いつもはここから眺め下ろしている。
棚田は寒風山の山麓にもあった。
案山子を久しぶりに見た。
こちらはくい掛け風景に着目。
くい掛けは面倒な作業だが、そうやって乾燥したお米はたいへん美味しいと聞く。
ここでも田んぼの畔にはツリガネニンジンがいっぱい咲いていた。
定期的な草刈りがツリガネニンジンの維持には重要のようだ。
空はだいぶ暗くなってきたが、
折角、寒風山まで来たのだから、上の方まで行ってみる。
山頂から北の方を眺めたら、白神山地の上に尖がった山が見えた。
寒風山山頂から能代方面を望む。矢印の下は岩木山のようだ。
寒風山は標高350m程度と低い山だが、昔から草原が維持されている山なので花の種類は豊富。
9月も下旬というのにいろいろな草花が咲いていた。
今、多く目につくのはヤマハギやツリガネニンジンだが、他には・・・
オミナエシとヤマハギ
オガフウロ(ハマフウロと同一、乃至はその一品種と二説ある)
ヤナギタンポポ
シラヤマギク
ヤマハッカ
以上。
輪島の千枚田ですか。41年前、新婚旅行で見ましたよ。
初めてこの目で見た棚田です。
秋田は思ったよりも、棚田が少なく、此処が唯一絶対かなと思っております。是非。