冒頭写真は10月25日の朝、秋田市郊外、自宅近くの堤防から見た鳥海山だが、
この日、秋田市では初霜を観測した。これは平年よりも22日も早いとのこと。
鳥海山の山頂部は何度目かの降雪で白っぽくなっていた
(今年の鳥海山初冠雪は10月6日。これは平年より4日、昨年より12日早いとのこと)。
10月25日朝、秋田市郊外、自宅近くの堤防から。
秋田市から鳥海山は遠い。
もっと近くから新雪時期の鳥海山を眺めてみよう。
今回のマップ(撮影地点はアルファベット大文字で表示)
翌26日は晴れの予報だった。
この日は紅葉と冠雪した鳥海山を近くから見るべく由利本荘市の八塩山に登ることにしたが、
山に行く日はどうしても早く起きてしまう。
未明に家を出て、由利本荘市の奥地にある百宅(ももやけ)に向かった。
この地は富士山型の鳥海山が見える場所で、内心は雪化粧に映えるモルゲンロートを期待していた。
ところが着いたら、谷あいには霧が発生。6時頃になって、霧が晴れた。
しかし(空は晴れているのに)鳥海山はさっぱり紅くならなかった。
10月26日、百宅(E)から。
これは東側、お日様の方角に雲が張って日光を遮っているせいだと思う。
モルゲンロートは諦め、八塩山に向かうべく百宅を後にした。
途中、笹子(じねご)峠の鳥海山が見えるスポットで振り返ると、
お山は朝日に輝いて見えたが、もはや紅くなかった。
10月26日、笹子峠(F)から。
笹子峠から、10月16日登った甑山や隣の丁岳も見えたので、加えておく。
甑山。10月16日の登山記録はこちら。
丁岳(1146m)
羽後町に入り、牛の沢地区から眺めてから、八塩山に登ることにした。
羽後町牛の沢(G)から。
八塩山登山の様子は続編「鳥海山と紅葉を見に八塩山へ。(2022年10月26日)」にて
詳細を報告する予定なので、山頂から見た鳥海山だけを列記。
八塩山山頂台地(H)から。
ここから望む鳥海山は右側の形がやや崩れているものの、裾までしっかり見えてみごとだ。
この後、鳥海山は雲に包まれてしまった。
私自身は、にかほ市の中島台に移動。奇形ブナを見終わって帰ろうとしたら、
鳥海山から雲が取れ、また姿を現していた。
中島台から望むと鳥海山は2トップになっている。左が七高山(2229m)、右が新山(2236m)。
10月26日、中島台入口の赤川の橋(M)から。
近くのにかほ市小滝(N)から二枚。
11月1日も早く目が覚めてしまったが、
この日は百宅までは行かず、少し手前の猿倉でモルゲンロートを狙った。
猿倉(C)から。
6時頃、雪を被った山頂部が仄かに紅くなった。
その後、中腹も紅くなるかと思ったが、東に邪魔な雲が現れたのか。そうはならなかった。
諦めて帰ろうかと思ったら、中腹以下がポッと一瞬だけ紅くなった。
モルゲンロートはなかなか難しいものだ。
この後は出羽丘陵の保呂羽山に登る関係で北へ移動。
途中、前郷付近(L)で振り返り見た鳥海山。
最後に
保呂羽山(K)から見た鳥海山。
以上。
鳥海山は夏場は登ることが多いのですが、
雪の積もる晩秋以降はその雪姿を下界から眺めるばかりになります。
やがて下界にも雪が積もるようになると、
雪道はあまり走りたくないので、来年春までそれもお休みになります。
したがって限られた期間ですが、
晴れ間を見て観に行ってみようと思っております。
自宅近くから良く見えるんですね~私の方からは
山頂部が、ちょっこっと見えるだけです。
それでも、見えた日はうれしいです。雨が近くなるけれどね。
モルゲンロート・見事です。全体でなくても
すごい、きれいな色ですね。