本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイク、再アップしたものである。
千沼ヶ原は乳頭山の近くにある本格的な高層湿原だが、
どのルートを辿っても三時間くらい歩かなければならない。
足弱の年寄りにとっては、「♪遥かな尾瀬、遠い空」的存在だが、
今年は一念発起、9月15日に秋田駒ケ岳八合目から往復してみた。
さいわい天候にも恵まれ、素晴らしい山岳風景と草紅葉を満喫出来た。
秋田駒八合目(標高約1300m)から歩き出すと、
一旦下り、ゴマフアザラシのような笹森山を登らなければならない。
笹森山 1414m
笹森山に登ると、これから向かう先の風景が開けて来る。
右から湯森山 1472m、笊森山 1541m、そして左端が乳頭山 1473m。千沼ヶ原は笊森山のかげに有る。
ゴマフアザラシのようなお山が連なるが、(´π`; どうしても目はツンと尖った乳頭山に行ってしまう。
乳頭山 1473m の奥は左から、八幡平・茶臼岳 1578m、大深岳 1541m、三石山 1466m。
振り返ると、どっしりと秋田駒ケ岳 1637m 。
湯森山の登りはちょっとしんどい。
そのくせ山頂からの眺めはイマイチ。
ところが少しだけ岩手側に進むと、雄大な景色がワーッと開けてくる。
左は笊森山、右奥は岩手山。下の湿原が熊見平。
雫石盆地や盛岡方面の眺めが素晴らしい。
雫石盆地を見下ろす。遠く左には早池峰山。
またまたオッパイじゃない乳頭山。
乳頭山 1473m。
湯森山から熊見平に降りる途中、咲き残っていた花たち。
ヤマハハコ
ウメバチソウ
エゾオヤマリンドウ
以降はしばし初秋の熊見平を。
熊見平より宿岩、笊森山を望む。
熊見平の池塘。
草紅葉の正体はキンコウカだ。
この草は日光に対し、特定の角度でパッと紅く輝く。
少し歩くと紅は褪めてしまうので、写すためにわざわざ後戻りする。
これを繰り返しているのでなかなか先に進まない。
今日の熊見平は青空が素晴らしい。ふだんの山歩きでは空をあまり写さないが今日は特別だ。
宿岩から来しかた(湯森山方面)を振り返る。
目の前には笊森山の登りが・・・
手前には草紅葉とエゾオヤマリンドウ。彼方には早池峰山。
笊森の山頂にはなかなか辿り着けない。 (´π`; 性懲りもなく来し方をまた振り返る。
熊見平、湯森山、秋田駒が重なって見える。
(´π`; 依然として笊森山のダラダラ登りが続く。
それでも新鮮な紅葉に励まされながら歩いていると、
低木林はいつのまにかハイマツの樹海?へと変わっていた。
這い性の針葉樹はもう一種、ミヤマネズ(ヒノキ科)も有った。
やっと笊森山の山頂。頂標には標高1541mと書いてある。この日の山行きの最高点だ。
笊森山の山頂に到着したら、東側に千沼ヶ原が俯瞰出来るようになった。
「遥かなる千沼ヶ原。2」へ続く。
8合目まで登りました。少しだけ駒ケ岳登山道を登りすごく眺望が良かったのをうろ覚えに記憶し
ています。でもここから奥にいいところがあるんですね、秋田は奥が深いですねぇ。それにしても
笊森(ざるもり)山、恥ずかしながら読めませんでしたぁ。
これからいよいよいい季節、素敵なレポ楽しみにしています。
ではでは。
秋田駒八合目から少し歩いた先からの景色でしたら、
↓の頁にありますよ。
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/2b8c6c5137132edd1c570850d0d222f3
この付近の景色や花は素晴らしいのですが、東北ゆえあまり知られてはおりません。
続きは今晩にでもアップしようと思いますので、またよろしくお願い致します。
昨年6月下旬、乳頭山から笊森山に行く途中、千沼ヶ原に立ち寄ろうとしました。たぶんもう15分くらいのところにやや大きい雪田が(>_<) アイゼンなかったので大事を取って諦めました。遠目に見た千沼ヶ原はとても魅力的で。次回こそ!と思いました。
(千沼ヶ原には行けなかったけど素晴らしい山旅でした。https://4travel.jp/travelogue/11509764)
続きを楽しみにお待ちしています。
このコースは歩いたことないですが
実際に見てみたいと思いました(^^♪
本記事はブログを始めたばかりの頃のもので
ご覧になられた方が少なかったので再度アップしました。
このコースは昔は、秋田駒から乳頭山を経て
乳頭温泉に下りるゴールデンコースでしたが、
ここ十年くらいは登山者も少なくなり、道も荒れておりました。
昨年、久々に刈払いしたようで、少し歩きやすくなったかなと思われます。
展望の面では東北でも屈指の縦走コースだと思います。