本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイク、再アップしたものである。
(本頁は「遥かなる千沼ヶ原。1」の続きです。)
笊森山の山頂に到着したら、東側に千沼ヶ原が俯瞰出来るようになった。
多くの皆さんは乳頭山をめざしていたが、私は原をめざし、約170mを一気に駆け下りて行く。
途中で見かけた花や木。
ミヤマリンドウ
オオカメノキ(ムシカリ)の紅葉
やっと千沼ヶ原・・・。
此の地の標高は約1370m。
ちなみに歩き出した秋田駒八合目が約1300mだから、 (´π`; 僅か70m程度しか高くなっていない。
しかし1500m超の笊森山を越えて来たので、けっこう歩いたように感じる(コースタイムは三時間半)。
奥の山は左から源太ヶ岳、三石山 1466m。
湿原越しに岩手山を望む。
奥の方に進んでみる。
ミツガシワの生えている池塘。背景の山は今、駆け下りてきた笊森山。
草紅葉のあんばいが好くなって来た。
千沼ヶ原の奥の方はなだらかな三角山(1418m)の針葉樹林に縁取られ、
北欧のような風景が広がっている。
草紅葉はこんがりと焼き上がっていた。
赤味の強いところはキンコウカが優占。
東には大きく岩手山。
ミヤマアキノキリンソウ
コバギボウシやサワギキョウ
いくら素晴らしい景色だと言ってもいつまでも此処(千沼ヶ原)に居られるものではない。
そろそろお暇しよう。
千沼ヶ原隣の雪田性草原。ここは遅くまで雪が残り、花が咲いている。
奥の山は左から、八幡平 1614m、大深岳 1541m、源太ヶ岳、三石山 1466m、大松倉山 1408m。
登りはしないが、隣の乳頭山にもご挨拶。
乳頭山 1473m。アップで見ると、乳頭山の山頂部は岩壁そのもの。
再び笊森山に登り返す。
途中、振り返ると、乳頭山が遠くなって行く。
笊森山から先はロング&ワインディング・ロードを引き返す。
めざすは湯森山と秋田駒。
キンコウカの草紅葉とエゾオヤマリンドウ
帰りはさすがに誰にも会わなかった。
私のように千沼ヶ原だけで同じ道を往復する人は稀なのだろう
(みんな乳頭山を越えて乳頭温泉の方に降りて行った)。
登山基地のアルパこまくさに降りたら、日も暮れかかっていた。
田沢湖方面を見下ろす。奥の富士山型は鳥海山。
以上。
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