(本頁は「晩夏の鳥海山祓川ルート2」の続きである。)
10時頃、康新道との分岐にやっと到着した。
分岐から鳥海山を望む。
今回のマップ
コースタイムでは二時間弱のところ、
こんなに時間がかかったのは、写真撮影のせいだけだろうか。
今年は脚力の劣化を痛感する。
今日は山頂まで行く気は毛頭なかったが、
折角来たのだから、康新道のチョウカイフスマとイワギキョウの咲き残りを見たいものだと思った。
康新道に入ったら、意外な花が咲き残っていた。
エゾニュウ
ヤマハハコ
エゾニュウを鳥海山高所で見るのは初めてだ。
康新道台付近から、鳥海山を望む。
ミヤマアキノキリンソウ
ダイモンジソウ
ダイモンジソウとエゾクロクモソウ
康新道の今回の目的地に到着した。
ホソバイワベンケイ雌株
この地点から先にしか生えていない花の撮影をスタートした途端、
天候が急変した。
カルデラ底からガスが湧き上がり、あっと言う間にご覧の通りの状況になってしまった。
期待していたカルデラの絶景は無理だ。(T_T)
同じく期待していたチョウカイフスマはこんな感じだった。
イワブクロの残り花
近くで見たセリ科を二種。
ミヤマトウキ。花は既に終わっていた。
右上は当初、エゾノヨロイグサと思っていたが、
高山文夫氏の著作「鳥海山・月山の植物」では、ミチノクヨロイグサ(ケナシミヤマシシウド)と同定されていた。
カルデラ壁稜線をもう少し上まで登ってみた。
イワギキョウの咲き残り
イワギキョウの咲き残り
ハクサンシャジンの白っぽい株
イワギキョウが見られたので、今回の花ノルマは達成した。
よって今日の登山は此処まで。
この後、下山途中、少しだけだが雨に降られる。
祓川まで下山したら、遠雷の音が。奥羽山系では夕立になっているようだ。
今日の秋田市の最高気温は36℃超。
この暑さはいったいいつまで続くものやら(翌8月31日、横手の最高気温は39.2℃だった)。
最後に下山後、訪ねた祓川赤滝。今年は日照り続きなので水量は少なかった。
以上。
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