(本頁は「鳥海山北面紀行(2)」の続きです。)
七ッ釜から先、ちょっとした岩場みたいな場所を乗り越えると、
目の前に鳥海山(七高山)がドーンと現れる。
康新道分岐点から鳥海山を仰ぐ。
このまままっすぐ登れば、氷の薬師や舎利坂を経て、七高山の山頂に至るが、
へそ曲がりの私はいつも右に分岐する道を選んでしまう。
こちらは康新道と言って、七高山から北に伸びるカルデラ壁稜線を登るルート。
やや遠回りで後半は壮絶な登りになるが、展望は最高のルートだ。
ケルンの積まれた台(うてな)に至ると、いつも素晴らしい眺めに魅せられる。
台(うてな)に到着。
ハクサンシャジンの枯れ花
にかほ方面の眺め
ここからは稲倉岳もちらっと見えた。
早朝は雲に隠れて見えなかったので、心配したが、見えてよかった。
台から見た鳥海山。七高山のかげから新山が見えて来た。
康新道からの鳥海山のながめを続ける。
北東側の眺め。奥の方に見えるのは八塩山。
それから渓谷のようになった場所を歩くので鳥海山は見えなくなるが、また現れたら、
双耳峰に変わっていた。左が七高山(2229m)、右が新山(2236m)。
すぐに断崖絶壁に到達する。
この場所、なんと呼ぶかわからない。仮に「康の断崖」とする。
断崖絶壁越しの双耳峰
断崖を彩る草紅葉のうち、黄色いものは鳥海山の固有種、チョウカイフスマだった。
チョウカイフスマをアップで。
断崖の魔女、いや草紅葉をいろいろ。
ミヤマキンバイ
このイワウメには残り花が付いていた。
イワウメ
イネ科
シラネニンジン
イワブクロ
北側の断崖絶壁。
下の樹海は奇形ブナが屯する中島台。
「鳥海山北面紀行(4)」へ続く。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます