モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

2024年10月13日、鳥海山北面紀行・前編

2024年10月24日 | 鳥海山/祓川

鳥海山は十月になると、毎年のように北東側の祓川コースを歩くようにしている。
それは樹木紅葉を見ることが目当てなのだが、
ここ二年くらいは色付きがイマイチの感がある。
夏場の大雨や猛暑が災いしているように思うが、今年はどうだろうか。




参考マップ



10月13日は予報では晴れだったが、
早朝は霧ですっぽりと包まれ、何も見えなかった。
それでも6時ちょっと過ぎに祓川から歩き出したら、竜ヶ原湿原はこんな感じだった。




今年10月の山は秋田駒ヶ岳に続き、ふたつ目だかどうも天気に恵まれない。

ここもそうかとガッカリしていたが、湿原の木道を三分の一くらい進んだら、
あら不思議、急に目の前が明るくなり、霧が晴れ出した。




ところが現れた山裾はあまり紅葉してなかった。




最初の上り坂、タッチラ坂の樹林内もあまり紅葉してなかった。

タッチラとはダケカンバの方言名のようで、
この坂道ではところどころでご覧のような奇怪な姿のダケカンバが見られる。




タケシマランの実
 


(右上)ツルリンドウの実



坂の上には恐竜のアタマのような奇怪な古木が横たわっていた。




これもタッチラ(ダケカンバ)だ。
私は勝手にタッチラ坂のヌシと呼んでいる。

ヌシを過ぎて坂道が緩くなってきたら、六合目の賽の河原が近い。
目の前にちらりと鳥海山が見えて来た。

霧が完全に無くなり、晴れていたことに今頃になって気づく。







このあたりの紅葉は割と奇麗だったが、以前に較べると赤味が足りなかった。
紅葉が紅くならないのは何故なんだろう。

雪渓跡地、賽ノ河原に到着した。




ここは朝、通る時はいつも日陰になっている。

登り終えて上から振り向いても日陰のままだ。




その上は日向になっている。
御田の原っぱだ。この地の標高は約1450m。




紅葉はもう終わったのか、原っぱも山の斜面も枯れ色になっている。

ここではチングルマだけ紅葉していた。




御田の水風景と草紅葉を眺めながら坂道を登って行く。







この先で見かけた草木。

イワイチョウの残り花。
 

(右上)マイヅルソウの実

ナナカマドの実



エゾオヤマリンドウの残り花
 


(右上)アオノツガザクラの実


七つ釜の上の分岐で康新道に進む。

ほどなくして三角石のある原っぱに到着。
ここからは草原の上に鳥海山がよく見える。




三角石の向こうに竜ヶ原湿原や祓川ヒュッテも見えた。

 

(右上)ウゴアザミの残り花。

今日の最終ポイントまであと少しだ。

以上。

後編」へ続く。


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