(本頁は「・・・秋田駒ヶ岳の花(2)」の続きである。)
横岳山頂から大焼砂の稜線を下って行く。
初めは低木林の間を下るがほどなくして黒っぽい火山礫に覆われた斜面になる。
斜面には無数の黄色い小花が筋状に群生している。
これがタカネスミレだ。
このような花風景は世界でも此処だけだと思う。
斜面を下りて行くとチラホラとコマクサも混じってくる。
コマクサの開花は通常は七月からだが、今年はだいぶ早いようだ。
大焼砂は下り過ぎると帰りがたいへんなので適当なところで立ち止まり、Uターンする(来たところを登り返す)。
大焼砂に咲く他の花達。
ホソバイワベンケイ
ミヤマキンバイ
参考マップ
横岳山頂まで戻り、今日はここから焼森経由で下山開始。
焼森山頂から男女岳(おなめだけ)を望む。
左側に避難小屋と阿弥陀池がちらりと見える。
焼森から下る方角を眺める。
少しだけ視程が好くなっていたので山座同定を試みた。
昨年6月26日はこのすぐ先でクマに遭遇した。
しゃくなげコース下山時に見た花達。
焼森にもタカネスミレが有った。
焼森のコマクサ
焼森のムシトリスミレ
コミヤマハンショウヅル
だいぶ降下してシラネアオイ。隣でサンカヨウが咲き残っていたが、写真は省略。
今日の登山の携帯品
唐辛子スプレー。今日は使わなかった。えがった。えがった。
(右上)オニヤンマ虫よけ
これを付けて以降、パタッと虫が寄って来なくなった。今のところ効果あり。
以上。
秋田駒はずっと七月かと思っておりましたが、
これはコマクサやエゾツツジなどに焦点を合わせた場合のことで、
タカネスミレを見るならば六月となります。
焼石はハクサンイチゲやミヤマシオガマに焦点を合わせるならば、六月上中旬の姥石平、
ヒオウギアヤメやシナノキンバイに合わせるとなると七月になりますか。
オニヤンマ、今のところ効果ありです。6月27日の鳥海山でも効果を発揮してました。
やはり、山のお花は6月ですね!!!
私の焼石岳登山は悪天候で月末に延期になりました。
その頃はどんな花が咲いてるかしら…
帽子のオニヤンマ、効きめあるのですね。