4月20日の男鹿毛無山(こちら)の次は、日を置いて同じ男鹿の真山に登った。
何故この山に登ったのか。
23日は昼近くから自身が参加しているグループのイベントが真山神社近くで開催される。
折角行くのだから、真山に登ろうと思い、
真山神社にはイベント開始時間より三時間ほど早く7時頃に到着した。
このお山、山頂へは毛無山から縦走して何度も行ってるが、
真山神社から登ったことはまだ一度しかなかった(最初はこちら)。
なまはげ大橋から見た男鹿三山。真山は右側のピーク。
登山口は真山神社参道ともろ重なっていた。
石段を登る。この木彫りの船は何だろう。
この杉並木の道、
鎌倉幕府三代将軍実朝公が暗殺された鶴岡八幡宮の参道シーンを勝手に想像。
木のかげになまはげが隠れていそうでちょっと怖かった。
神社参道が終わると登山道になり、最初に目に入った花は地味なエンレイソウだった。
これは咲き終わったフクジュソウ。
(右上)トリカブトとオシダの芽出し。
これはルイヨウボタンの芽出しとユキザサの蕾。
ご覧の通り、このお山、花はさっぱりだった。
中腹で見かけた花たちを列挙する。
キブシ
ナガハシスミレ
ミチノクエンゴサク
(右上)キクバオウレン(実)
ミヤマカタバミ
これは生育中のミヤマカラマツ。
奥羽山系では高山植物なのに男鹿や出羽丘陵では低山にも現れる。
この真っ白スミレは何だろう。
詳しい御方から、テリハタチツボスミレの白花品種ではないかとのアドバイス。
山頂に到着。
真山山頂近くの神社兼展望台
(右上)山頂付近にいっぱい生えていたタチカメバソウ
真山は男鹿三山では唯一山頂まで行ける山(本山と毛無山は自衛隊のレーダー基地なので立ち入り不可)。
また片側(東側)だけだが、展望も好い。
しかし今日は晴れてるのに度重なる黄砂の影響か、遠くは見えなかった。
山頂からの秋田湾の眺め。
山頂からの寒風山の眺め。視程が好ければ、森吉山も見える。
山頂近くにいっぱい生えていた草だが、これはタチカメバソウだった。
この植物、ムラサキ科のキュウリグサの仲間。
五月以降はご覧のように奇麗な白花を咲かせるが、実は下山後、意外な形でまた遭遇した。
参考までにタチカメバソウの花。昨年5月7日、七座山で撮ったもの。
下山後、真山神社近くであるイベントがあり、最後に男鹿の山菜料理がふるまわれた。
その中にとても歯触りの良い和え物があったが、それがこのタチカメバソウだった。
この植物を山菜として食べたのは生まれて初めて。それ以前に食べられるものとは今まで知らなかった。
以上。
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