本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである
(2020/03/04 初回アップ、2023/04/26 再アップ)。
或る方から、鳥海山が綺麗な富士山型に見えるポイントを教えて頂いた。
そのような姿の鳥海山ならば、
秋田県南の横手から湯沢にかけてのエリアからも望めるが、いかんせん距離があるのが難点。
東山麓の旧・鳥海町猿倉や百宅あたりだと大きく見えるが、
今度は前山が迫り出して来て、優美な裾野がマスクされてしまう。
今回、教えてもらったポイントは両者の欠点をクリアーした場所だ。
あとは晴れて鳥海山が見える日を狙うだけ。
太陽光の角度から時間的には朝のうちに入っておくことが望ましい。
4月17日は黄砂が来るとの予報だったが、早い時間帯なら見れるだろうと行ってみた。
旧・鳥海町栗沢地区から。
アップで。
鳥海山そのものは栗沢地区の集落からも望めるが、
人家や電柱など人工的景物を極力入れたくなければ、少し工夫が必要だった。
今回は道路から外れて、近くの藪山に駆け上がることで解消したが、藪が茂る夏場はどうしたものか。
この日のもうひとつのミッション?は東光山の山頂から鳥海山を眺めることだ。
東光山に移動するまでの間に見た鳥海山を二枚。
由利本荘市矢島町中山付近から。
由利本荘市平岡付近から。
東光山は由利本荘市の東部にある低山で594m。
昨年の春と秋の二回、登っているが、いずれも山頂から鳥海山が見えなかった。
今日なら大丈夫だろうと登ってみた。
山麓から東光山を望む。
今回の非合法マップ。
まだ季節が少し早かったのか、昨年の春のようには花が咲いていなかった。
ジャノヒゲ(実) ツルアリドオシ(実)
なんかベティ・ブープみたい。
トウゴクサイシン エンレイソウ
干餅岩
干餅岩のかげでアラゲヒョウタンボクを見つけた。
アラゲヒョウタンボク トリカブトの芽出し
カタクリやエンゴサクは咲き出したばかり。
カタクリ オトメエンゴサク(エゾエンゴサク)?
キクザキイチゲは比較的多く咲いていた。
ここには青紫系が多く、中にはドッキリするほど濃いのがあった。
稜線の登りの両側にはあがりこ系のブナが生えている。
不思議な形の木
天気の好い日は樹木の陰が面白い。
山頂からは鳥海山が見えた。
既に朝から何度も眺めている山だが、ここからの姿も美しい。
ただし黄砂の影響で霞み始めていた。
下界(由利本荘市)を俯瞰。
以上。