モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

初期紅葉?の八塩山(2023年10月24日)

2023年11月08日 | 東光山・八塩山

八塩山は鳥海山を眺めるには最高の場所と言える。
彼岸の中日に登った時、鳥海山は真っ黒だった(こちら)。
今回は二、三度目の降雪を経て、冬の富士山のようになった鳥海山を見たくて、やって来た。
出来たら、紅葉も一緒にと思ったが、山麓から見る限りでは、山はほとんど紅くなっていなかった。
今年の紅葉ペースは遅いのか。




山麓の草むらで見かけた草花

センブリ


スズサイコの実
 
                                           ノコンギク

このところ秋田県内では市街地でクマの出没が多い。
襲われて怪我をするケースも多く、10月末までの怪我人は61名で、これは過去最多だ。
家内からも危ないので山には行かないでと言われていた。
個人的には、逆に山にクマは居ないのではないかと思っている。
今年は山のブナの実が大凶作で山には既に餌が無い。
そのため、クマは里山を飛び越えて街中まで進出しているのでは・・・。
しかし、草木の藪を目の前にするとどうしても不安になってしまう。
今回はいつもより遅く、9時頃、登山口に到着したが、先行者は居なかった。
少し待ってみたものの、誰も来ないようなので、鈴と時折、笛を吹きながら登山開始。

登山口付近の樹木はまだ青々としていたが、

鳥居長根の稜線を登り出すと、上の方はほのかに紅葉しているように見えた。




稜線のブナの古木
 
                                       稜線登りの三分の二地点のブナの木


クマの代わりに立派なキノコに出会ったが、毒菌のツキヨタケのようだ。




こちらはタヌキノチャブクロか。

 


右上は山頂台地入り口に門番のように立っている枯れ木。


山頂台地のブナ林。




 


山頂台地のブナはほどよく紅葉していたが、他の樹木の葉は傷んで枯れたものが多かった。
これは夏場の異常なまでの暑さのせいかなと思う。

オオカメノキの冬芽



ブナ以外で紅葉していたのは、このウリハダカエデくらいだった。


 


この山のハイライトは鳥海山の展望だ。

今日は既に旧鳥海町の猿倉や直根から早朝の姿をいっぱい観てきている(こちら)が、
ここから眺める姿はまた別格だ。










他の山の眺め。

栗駒山



焼石岳



遠く秋田駒と岩手山を望む。右側に和賀山塊。




結局、今日は八塩山ではクマには遭遇しなかった。
山頂台地で休憩中、藪を漕ぐ音は一回あったが、たぶんカモシカなど他の獣だろう。

以上。


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