冬場になり、私の山歩きは休止中だ。
拙ブログは山を主たるテーマとしているが、さすがにブログネタも尽きてしまった。
何か話題は無いものかと昔のCDやハードディスクの中をあたってみた。
すると2000年代後半に撮った懐かしい画像がいっぱい出て来た。
当時、私は現役のサラリーマンで、社用で秋田と青森、岩手の間をクルマでよく行き来していた。
通常は高速道路や幹線国道を走って最短時間距離で行き来したが、
夏場の天気の好い日などは途中の景勝地を掠めて走ることもあった。
掠めた景勝地は八幡平や十和田湖、八甲田山など。
その時、撮影した画像を使って、これからいくつかブログを作成してみようと思う。
どうかご寛容あれ。
まずは、2008年5月8日の八甲田山を。
酸ヶ湯温泉にて。
この日は上司を乗せて青森市を出発、八甲田山、十和田湖を越えて秋田市まで行く予定だった。
途中、酸ヶ湯温泉で上司が入浴したいと言い出した。
業務中とはいえ、30分くらいのことなので、大目に見てもらおう
(私は入浴せず、付近の景色の撮影で時間つぶし)。
その後、移動を再開、今度は十和田湖の手前まで走って、上司が携帯電話を紛失したことに気づいた。
八甲田睡蓮沼近くの雪渓上で記念撮影した時、上司が雪で滑って転倒していたが、
その時に背広のポケットから携帯が飛び出したようだ。
こりゃタイヘン!と紛失箇所と思われる睡蓮沼まで約40キロ引き返した。
当時は会社支給の携帯電話やパソコンを紛失したら、
始末書程度では済まないご時世になっていた。
なので我々は、( ̄π ̄;八甲田山・死の彷徨ならぬ必死の方向転換(リターン)となった。
写真はそんなドタバタとは関係なく、のどかな春の山岳風景をピックアップした。
酸ヶ湯温泉から見た八甲田大岳。
酸ヶ湯温泉大駐車場の雪山
睡蓮沼に到着。
睡蓮沼から八甲田大岳と小岳。
睡蓮沼の解説
小岳
小岳と高田大岳
高田大岳
睡蓮沼近くから南八甲田猿倉岳方面を望む。
雪の融けた枯れ原にポツポツ見える白い花のようなものはミズバショウの苞。
上司の携帯電話は右手前の雪渓クレバスに落ちていた。
えがった。えがった。
上司にとっては始末書どころか命拾いした瞬間だった。
以上のシーンは次の投稿((`◇´)八甲田は葉っ紅だ!など)でも出て来るので、
どうかご記憶下され。
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