(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
6月14日は有給休暇をとって、八甲田山に登ってみた。
この山には過去二回アタックしているが、いずれも天気が良くなかった。
最初は約30年前の秋、酸ヶ湯から登り、大岳山頂に立ったものの濃霧で視界ゼロ。
昨年八月は雨がひどくて登山口付近で撤退(その後は竜飛崎に向かう。 ⇒ こちら )。
今回は山麓から前衛の田茂やち岳が見えたので何とかなるだろうと念じ、
ロープウェイに乗った。
しかし駅から先は終始、小雨の中を歩くことになった。
それでも花はいっぱい咲いてたし、
カメラにアクシデントがなかったのはさいわいだった。
田茂やち岳から見た赤倉岳方面
アオモリトドマツ(オオシラビソ)
マイヅルソウ
ミヤマスミレ
コヨウラクツツジ
ミツバオウレン
ツマトリソウ
赤倉岳の山頂付近にて。手前の黄色い花はオオバキスミレ 。
赤倉岳、井戸岳の稜線上はガスで視界はさっぱりだった。
稜線上に咲く花たち
イワカガミ
特に赤みの強い株
イワカガミ とミヤマキンバイ
ミヤマキンバイ
ホソバイワベンケイ
今回の八甲田山で楽しみにしていたのはミヤマオダマキの花だ。
この花は秋田や山形の高山では見られない(とされている)。
もしかしたら有るのかもしれないが、一般的な登山道を歩く限り、出会うことはない。
東北地方では早池峰山に豊富だが、もう二箇所、八甲田と蔵王にも有ると聞く。
ここしばらく野生のものは見てなかったので、今回は是非にと思っていたが、
それは赤倉岳の山頂付近にポツリと咲いていた。
ミヤマオダマキ。特別に早く咲いたひと株。
周りの緑葉はイワブクロだ。
ミヤマオダマキの蕾。井戸岳の南斜面には群生していた。
イワブクロの蕾
稜線の彼方此方にイワウメのマットが有った。
コメバツガザクラ
「雨の八甲田・花紀行2」に続く。
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