(本頁は「雨の八甲田・花紀行1」の続きです。)
今回、八甲田で見た花で一番みごとだったのは、 コメバツガザクラだった。
コメバツガザクラは他の高山でも岩場などでよく見かけるが、
開花時期が早く、花に間に合わないことが多い。
仮に間に合っても、地味な花なのであまり印象には残っていない。
しかし八甲田山の今回のコメバツガザクラは凄かった。
こんなにびっしりと花がついたものは今まで見たことが無かった。
井戸岳の斜面を下り、大岳避難小屋にたどり着く。
本来ならば最高峰の大岳を目指すところだが、雨で何も見えない。
山頂に行っても何も見えんだろう
と大岳は諦め、
毛無岱を目指し、針葉樹林帯を降下することにした。
途中、咲いてた花はいずれも春の山を思わせるような面々ばかり。
ショウジョウバカマ
イワナシ
ムラサキヤシオが咲き残っていた。
今年これらの花を観るのはおそらく今回が最後だろう。
上毛無岱から下毛無岱を望む。紅葉時は絶景とのこと。
毛無岱に降りたらいっとき、雨が小やみになった。でも山は見えない。
上毛無岱から大岳方面を望む。
池塘の縁にはミズバショウがまだ咲いてる。
イワイチョウ
イワカガミ
イワカガミとチングルマ実
チングルマ花
チングルマ実
イソツツジ
花が終わったばかりのワタスゲ
実が成熟中のワタスゲ
ロープウェイ駅近くでサンカヨウの咲き残りがあった。
雨なのにこのサンカヨウは透明になってなかった。
ロープウェイ駅を降りたら土砂降りになってきた。
この日、八甲田山の姿は一度も見られなかった。
翌15日は一日じゅう青森市の社屋でカンヅメ会議。
不毛の会議だったが、私の会社勤めもあと半年しかない。
昼過ぎになり、北八甲田の峰々が姿をあらわして来た。
会社会議室から望んだ八甲田山
ほぼ同時期、晴れた日の八甲田山の記録は ⇒ 「初夏の八甲田山登山(2019年6月19日)」。
「雨の深浦海岸・花紀行(2016年6月16日)」へ続く。
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