モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

雨の八甲田・花紀行2(2016年6月14日)

2023年06月23日 | 青森の山

(本頁は「雨の八甲田・花紀行1」の続きです。)

今回、八甲田で見た花で一番みごとだったのは、 コメバツガザクラだった。




コメバツガザクラは他の高山でも岩場などでよく見かけるが、
開花時期が早く、花に間に合わないことが多い。
仮に間に合っても、地味な花なのであまり印象には残っていない。
しかし八甲田山の今回のコメバツガザクラは凄かった。
こんなにびっしりと花がついたものは今まで見たことが無かった。




井戸岳の斜面を下り、大岳避難小屋にたどり着く。

 


本来ならば最高峰の大岳を目指すところだが、雨で何も見えない。

山頂に行っても何も見えんだろう
と大岳は諦め、
毛無岱を目指し、針葉樹林帯を降下することにした。




途中、咲いてた花はいずれも春の山を思わせるような面々ばかり。

ショウジョウバカマ
 

                                                イワナシ


ムラサキヤシオが咲き残っていた。
今年これらの花を観るのはおそらく今回が最後だろう。

 


上毛無岱から下毛無岱を望む。紅葉時は絶景とのこと。







毛無岱に降りたらいっとき、雨が小やみになった。でも山は見えない。

上毛無岱から大岳方面を望む。
 









池塘の縁にはミズバショウがまだ咲いてる。

   

                                            イワイチョウ


イワカガミ



イワカガミとチングルマ実
 

                                            チングルマ花


チングルマ実



イソツツジ  
 

                                        花が終わったばかりのワタスゲ


実が成熟中のワタスゲ



ロープウェイ駅近くでサンカヨウの咲き残りがあった。

 


雨なのにこのサンカヨウは透明になってなかった。




ロープウェイ駅を降りたら土砂降りになってきた。

この日、八甲田山の姿は一度も見られなかった。

翌15日は一日じゅう青森市の社屋でカンヅメ会議。
不毛の会議だったが、私の会社勤めもあと半年しかない。

昼過ぎになり、北八甲田の峰々が姿をあらわして来た。

会社会議室から望んだ八甲田山



ほぼ同時期、晴れた日の八甲田山の記録は ⇒ 「初夏の八甲田山登山(2019年6月19日)」。


雨の深浦海岸・花紀行(2016年6月16日)」へ続く。


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