本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。
須川高原(や温泉)には年に数回のペースで行ってるが、栗駒山の山頂まで行くのは随分と久しぶりだ。
古い記録を見たら、前に登ったのはナント1987年9月19日だった。
展望岩塔からの北西側の眺め
この日は当初の予定では神室山に登るつもりで早朝未明に家を出たのだが、
山麓に着いたら、残念ながら雲を被って姿が見えない。
神室山はけっこうハードな山と聞いており、しかも初めて登る山。それが晴れていないのは不安でもあり、
急遽、行き慣れた栗駒山に変更したようなあんばい。
とは言っても栗駒山も山頂まで行くのは約三十年ぶり(´π`;)☆\バキ
近頃の栗駒山は紅葉の名山として名高い。一説では東北一の紅葉を飛び越えて日本一とか。
それはいくらなんでも褒め過ぎかなとも思うが、素晴らしい紅葉であることは間違いない。
さて今回の栗駒山は名残ヶ原の先、苔花台から先はまだ歩いたことがなかったうぶ沼コースを辿ってみた。
今回の非合法マップ
三途川の渡渉地点
初めのうちこそ山々が朝日を浴びて綺麗だったが、
途中からガスに包まれ、景色はさっぱり見えなくなった。
しかもこのコース、思ったよりも長い感じ。
うぶ沼はガスでよく見えなかった。
更に登ると・・・
一足早く色づいてた低木 山頂標
約二時間ほどで山頂に着いたら、また晴れ出し、宮城側の展望が開けてきた。
休日だが山頂は我独りのみ。
朝が早すぎるのとまだ紅葉が始まってないからだろうか。
栗駒山山頂を望む。
天狗平の方に歩き出したら、やっと他の登山者と交叉した。
左、大地森。右、虚空蔵山。
鬼首・禿岳
稜線の紅葉進行度はまだこの程度だった。
今日は微かだが鳥海山が見える。
鳥海山に誘われるように、天狗平から少し西の方、展望岩頭まで行ってみる。
ここは秋田側の眺めが素晴らしい。
秣岳と須川湖、手前に竜泉ヶ原
竜泉ヶ原と須川湖
虎毛山。
右側、神室連峰は雲に隠れていた(後でこの日、神室山に登られた方に聞いたら、ガスで何も見えなかったとの話)。
稜線で見た花たち。
と言っても花は極めて少なかった。
ネバリノギラン(紅葉) ツルリンドウ
北側を見下ろしながら、須川温泉へと下る。
遠く焼石の山なみ。真下に昭和湖。
昭和湖
昭和湖の畔
地獄谷
屁臭い場所の植生はまた特殊だ。
ユオウゴケ(イオウゴケ) シロバナトウウチソウ
キンコウカ
イワショウブとエゾオヤマリンドウ キソウメンタケ?
シラタマノキ(実)/下山してから、シラタマノキ湿原にて。
季節的なものもあるかもしれないが、栗駒山は花(高山植物)が少なかった。
一部で栗駒山は花の名山などと喧伝されているが、岩手秋田側で見る限り、これは当たらない。
すぐ北にある焼石岳や同じ奥羽山系で活火山の秋田駒ヶ岳や蔵王山ではとても豊富なのにこれはどうしたことだろう。
しかしこの山は紅葉が素晴らしい。あと十日から半月もしたら、
真っ赤っかになる。例えば・・・ ⇒ 2019年の紅葉。
下山時の名残ヶ原から。
剣岳
栗駒山を振り返る。
帰りは須川湖から秣岳を眺めて・・・。
この日は神室山の(秋田側)登山口が気になったので、この後、立ち寄ってみた。
林道はうわさ通りの悪路で道のまん中に草が茂り、腹を擦りながらの走行となった。
それでも登山口には車が十台くらい止まっていた。
私自身は日を改め、一週間後の9月24日に登った。記録はこちら。 ⇒ 「初めての神室山」
(どうでもいいことだが、神室山は新総理のスガちゃんの実家、すぐ裏にある山)
以上。
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