(本頁は「世界遺産?で紅葉狩り・前編」の続きである。)
モンサンミッシェル峰は何故そう呼ばれるようになったか。
南側の草原から眺めた姿が、フランスの著名な世界遺産に似ているらしい。
そのため今回は南側に広がる草原(しろがね草原)を越えて
低木林まで進み、折り返してまた眺めるという変な登山になった。
今回は朝なので木道を歩く登山者はとても少なかった。
おかげで人を入れない世界遺産?風景を満喫できた。
折り返し、二回目の山頂からは秣岳方面を眺めた。
秣岳の尻尾の方、泥湯三山との間に微かだが鳥海山が見えた。
帰り道では秣岳を登り返さなければならない。
草原と秣岳との間に疎らな針葉樹林がある。
この針葉樹はアオモリトドマツだ。
アオモリトドマツと言えば、蔵王や八幡平、八甲田山などには多いが、
東北中部や日本海側の高山では何故か欠如している。
それなのに栗駒山のこの場所にだけ出現している。
したがってこのアオモリトドマツは非常に貴重な存在とも言える。
(右上)ミヤマナラの紅葉
秣岳のすぐ南の草原から栗駒山本体と展望岩頭を望む。
秣岳山頂直前の坂道から右下に須川湖が見えるようになる。
秣岳山頂を通過し、下って行く。
秋田側の眺めると、朝、登って来た岩盤のトラバース道が見える。
ツルリンドウの実
(右上)鞍部の樹林
岩盤のトラバース道から秣岳山頂や栗駒山を振り返る。
ナナカマドの群生
再びブナ林に突入。
手前の薄い黄葉はコシアブラ。
(右上)ツルアリドオシの実
めんこいナメコに遭遇。
オオカメノキの紅葉
登山口付近の紅葉も奇麗だった。
以上。
「須川高原で紅葉狩り」へ続く。
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