焼石岳で今年最初の紅葉を見た(記録はこちら)翌日、9月26日は男鹿の植物パトロール当番日だった。
今年はパトロールをあまり積極的にやっていないが、今回が今年最後のお勤めになるだろう。
五社堂への石段
こちらの山は海に近い低山なので、紅葉にはほど遠く、秋の草花がまださかんと咲いていた。
石段の近くの叢にはタムラソウが咲いていた。
タムラソウ
タムラソウ オオアキノキリンソウ
秋に咲く花はキク科が多いので、まずはキク科からピックアップしてみる。
オオアキノキリンソウ
男鹿のアキノキリンソウの中には花穂が立派なものが多いので、もしやと思い、詳しい御方に訊ねたところ、
オオアキノキリンソウだとのこと。ただし一般的なアキノキリンソウも混生しているようで紛らわしい。
厳密に調べたものではないが、今回、撮った株はオオアキノキリンソウと思われる。
オガアザミ
オガアザミは男鹿の固有種。細く裂けた葉が特徴的だが、花はとても小さく地味だ。
トガヒゴタイ
トガヒゴタイは男鹿の固有種では無く、秋田県内には広く分布するようだが、最初の発見地は男鹿と聞く。
花はとても地味。下の方の葉っぱは左下のような感じだ。
トガヒゴタイの葉 トガアザミだろうか。
右上のアザミは丈が優に2mを越えていた。
葉がほとんど裂けないことから、男鹿固有種のひとつ、トガアザミではないかと思われる。
他にタマブキも多く見かけた。
更にコウモリソウの仲間が数種類あったが、分類が難しいので今回は省略させて頂く。
ノコンギク
次いで、キク科以外の花たち。
トリカブトは山頂付近から咲き出していた。これから順次、山麓の方でも咲き出すことだろう。
オクトリカブト サラシナショウマ
ダイモンジソウ こちらはたぶんヤマハッカだと思う。
ネジバナ アケボノソウ
毛無山の山頂部から加茂青砂の港を見下ろす。
男鹿の最高峰、本山。山頂には自衛隊のレーダー基地。
草木の実など。
これはマムシグサの仲間。
ユキザサの実 ミヤマガマズミの実
ガマズミの実
フユノハナワラビ 森の小道
このキノコは何だろう。傘は不定形で幅は10~20センチ、傘は意外にもペラペラと薄かった。
後で詳しい御方から毒キノコのツキヨタケではないかとのご指摘があった。
以上。
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