モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

初秋は男鹿のお山へ。2(2018年9月15日)

2022年09月19日 | 男鹿半島8~10月

(本頁は「9月15日は男鹿のお山へ。1」の続きです。)

このお山は秋田では珍しく、クマさんが居ないと聞くが、
この日は人間様も少なく、私以外は女性がお一人とトレランの男性が一人だけだった。
毛無山の山頂が近づくと樹高が少し低くなるが、依然として見通しは効かない。




地味だが、ちょっと珍しい花が多くなる。

ナンバンハコベ  
 

                                         デワノタツナミソウ(残り花)


デワノタツナミソウは日本海側に広く分布するが、最初の発見地は男鹿と聞く。

トガヒゴタイも北東北に広く分布するようだが、最初の発見地は男鹿。

トガヒゴタイ
 

                                             オガアザミ


オガアザミはさっぱり奇麗でないが、男鹿の特産種、固有種。

オガアザミ



キオンは格別珍しいものではないが、
北東北では海岸部や奥羽山系でときどき見かける。

キオン
 
                                             タマブキ


毛無山にあるオオサクラソウの生育地にはロープが張られている。




この山にはオオサクラソウ以外にも珍しい植物がある。現在は立入禁止だが、

チョウセンキバナアツモリソウの存在は凄いと思う(詳細はこちら)。
この植物、ユーラシア大陸やアラスカには有るのに日本国内では男鹿だけと聞く。

オオサクラソウ生育地で見た花たち。

ダイモンジソウ
   

                                              ユキザサ(実)


クモキリソウ(実) 
 

                                          フユノハナワラビ


今回の山行きで唯一展望が効く場所。いつもこの辺りで引き返している。

加茂青砂の漁港を見下ろす。



男鹿本山山頂は自衛隊のレーダー基地になっており、入ることは叶わず。




この日は、下山後、寒風山にも立ち寄っている。
こちらは山の大部分が芝生やススキ草原に覆われた低山で、眺望は抜群。
山頂までクルマで行け、登山の対象にはならないが、花の種類が多いので、ときどき見に来ている。

さっき登った男鹿三山(左から毛無山、本山、真山)を寒風山から望む。



寒風山の大噴火口と鬼の隠里(右下の岩塊)。

ところが・・・(T_T)
今日咲いていたのは、オガフウロ(後出)以外はオオノアザミ(アオモリアザミ)くらいだった。

オオノアザミ(アオモリアザミ)   
 



オオノアザミの花にはハナムグリの仲間がびっしりだった。


寒風山は、約ひと月前の8月18日にも訪ねている。
8月1日に始まり、9月10日に終了した山断ちの期間中、訪ねた唯一の山?が寒風山だった。

寒風山から秋田市方面を眺めた。




オガフウロ(男鹿の特産種)
   

                                            ツリガネニンジン


コマツナギ  
 

                                            ヤナギタンポポ


寒風山から秋田湾を望む。




以上。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初秋は男鹿のお山へ。1(201... | トップ | 初秋の姫神山はどうなんだろ... »

コメントを投稿

男鹿半島8~10月」カテゴリの最新記事