(本頁は「9月15日は男鹿のお山へ。1」の続きです。)
このお山は秋田では珍しく、クマさんが居ないと聞くが、
この日は人間様も少なく、私以外は女性がお一人とトレランの男性が一人だけだった。
毛無山の山頂が近づくと樹高が少し低くなるが、依然として見通しは効かない。
地味だが、ちょっと珍しい花が多くなる。
ナンバンハコベ
デワノタツナミソウ(残り花)
デワノタツナミソウは日本海側に広く分布するが、最初の発見地は男鹿と聞く。
トガヒゴタイも北東北に広く分布するようだが、最初の発見地は男鹿。
トガヒゴタイ
オガアザミ
オガアザミはさっぱり奇麗でないが、男鹿の特産種、固有種。
オガアザミ
キオンは格別珍しいものではないが、北東北では海岸部や奥羽山系でときどき見かける。
キオン
タマブキ
毛無山にあるオオサクラソウの生育地にはロープが張られている。
この山にはオオサクラソウ以外にも珍しい植物がある。現在は立入禁止だが、
チョウセンキバナアツモリソウの存在は凄いと思う(詳細はこちら)。
この植物、ユーラシア大陸やアラスカには有るのに日本国内では男鹿だけと聞く。
オオサクラソウ生育地で見た花たち。
ダイモンジソウ
ユキザサ(実)
クモキリソウ(実)
フユノハナワラビ
今回の山行きで唯一展望が効く場所。いつもこの辺りで引き返している。
加茂青砂の漁港を見下ろす。
男鹿本山山頂は自衛隊のレーダー基地になっており、入ることは叶わず。
この日は、下山後、寒風山にも立ち寄っている。
こちらは山の大部分が芝生やススキ草原に覆われた低山で、眺望は抜群。
山頂までクルマで行け、登山の対象にはならないが、花の種類が多いので、ときどき見に来ている。
さっき登った男鹿三山(左から毛無山、本山、真山)を寒風山から望む。
寒風山の大噴火口と鬼の隠里(右下の岩塊)。
ところが・・・(T_T)
今日咲いていたのは、オガフウロ(後出)以外はオオノアザミ(アオモリアザミ)くらいだった。
オオノアザミ(アオモリアザミ)
オオノアザミの花にはハナムグリの仲間がびっしりだった。
寒風山は、約ひと月前の8月18日にも訪ねている。
8月1日に始まり、9月10日に終了した山断ちの期間中、訪ねた唯一の山?が寒風山だった。
寒風山から秋田市方面を眺めた。
オガフウロ(男鹿の特産種)
ツリガネニンジン
コマツナギ
ヤナギタンポポ
寒風山から秋田湾を望む。
以上。
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