5月25日は好天のようなので、今年三回目となる岩手山眺望のドライブに出ました。
なお一回目、3月11日 ⇒ こちら。二回目、5月3日 ⇒ こちら。
午前3時半頃、秋田市を出発。
国道46号線を東進し、県境の仙岩峠を抜けたあたりで夜が明けました。
最初に見た山岳風景は岩手山ではなく、秋田駒ヶ岳でした。
秋田駒の東側斜面にはまだ雪が多いものと思っておりましたが、今年は少ないですね。
赤渕付近から秋田駒ヶ岳を望む。
赤渕付近から湯森山(左)と笊森山(右)を望む。
この二山は八幡平、岩手山、秋田駒火山群によく見られる異常になだらかな地形その1です。
マップ
雫石盆地に出ると、北側に岩手山が見えるようになります。
春木場付近から岩手山を望む。
小岩井農場から岩手山。左に一本桜。
岩手山麓のとある林に入り込み、花を探して歩きました。
今の時期はホウチャクソウが盛りです。
実は今回、ヤマシャクヤクの開花シーンを期待していたのですが、
残念、一週間ほど早かったようです。
6時頃、柳沢の眺望ポイントに到着。
既に日が高くなっていたので、変哲無い岩手山でした。
柳沢から岩手山を望む。
岩手山と左に小さく鞍掛山を望む。
反対方向には早池峰山。
マップ
さて今日はこれから滝沢分れ近くのローソンから県道16号線に入り、
いわて銀河鉄道滝沢駅を経て、南部片富士湖を渡り、
盛岡市赤坂付近で国道455号線(小本街道)に合流、
此処から先は街道を延々と東進しました。
緩い山あいばかり走り、人家はほとんどありません。
外山ダム湖を過ぎると、やっと人家が現れますが、
このあたりが、「♪わたしゃ外山の日陰のわらび・・・」
のフレーズが有名な民謡外山節の発祥の地でしょうか。
続く集落は薮川か。
この地は冬に最低気温がマイナス20度を下回る日があるなど、
「本州一寒い」場所と言われています。
葉水という集落中心地にある薮川郵便局から約1km東に行ったあたりは標高が約700mで全く平坦ですが、
ここは北上川水系の外山川と丹藤川との分水界になっています
(分水界の写真は残念ながら無いです。 (´π`;)撮りようがないんです)。
外山川は葉水集落の南側が水源で、集落を西側に流れ、外山ダム湖を作った後、
今度は南に流路を変え、険しい山あいを流れ落ちます。
その後、米内川、中津川と名前を変え、
盛岡市の中心市街地を流れて、北上川本流に合流します。
一方、丹藤川はこれから訪ねる岩洞湖から始まり、ダムサイトから先は東北東に流れ、
薮川地区逆川付近で今度は北に向きを変えたと思ったら、
すぐ西に向きを変え、山あいを蛇行、
岩手町の川口地区で、同じ岩手町の御堂付近が源流とされる北上川と合流するようです。
なお北上川の源流に関しては、長さの点では、丹藤川の方が遥かに勝るので
こちらを源流とする説も有ります。
となれば、薮川郵便局の東の平坦地は北上川の真の源流かもしれません。
薮川地区の分水界は、先日報告した山形の堺田の分水嶺(こちら)
のようにドラマチック、ビジュアルでありませんが、
こういう特殊な場所があることも知っておいて頂きたく、今回、敢えて報告いたしました。
前置きが大変長くなりました。
今日、皆さんにお伝えしたかったのは、薮川の岩洞湖なのです。
岩洞湖
このダム湖は冬場はワカサギ釣りで賑わうようですが、新緑の時期、人はそれほど多くないようです。
湖岸には白樺の木が多く、大陸的な広大な風景が広がっていました。
ところでこのダム湖のあるポイントから西を振り返ったら、帽子のような形の山が見えました。
白樺の木
ひょっこり岩手山が。
岩手山でした。
場所によっては姫神山と並んで見えました。
ダムサイトからも岩手山が。右側は姫神山のようです。
いつもなら東西に向かい合う両山がここでは並んで見えました。
「某所でオキナグサを再見」へ続く。
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