男鹿にはここ数年、最低でも月一回行くことが習慣になっていたが、
この夏は珍しくサボってしまった。
6月15日に行ってから約三ヶ月ぶりの9月17日、毛無山に行ってみた。
五社堂の999段石段。今回は右側の脇道を登った。
五社堂
いつ行っても何がしかの花が咲いており、何がしかの発見のあるお山だが、
今回は脇道を歩き出したらすぐタムラソウが咲いており、
あとで白花も見つけた。これは初めてだった。
タムラソウ
タムラソウの白花
タムラソウで吸蜜してるのはスジボソヤマキチョウとのこと。
トガヒゴタイ
トガヒゴタイは男鹿で発見されたトウヒレン属の一種。
ゴマナ
秋になると、紅葉より一足早く木の実が目立つようになる。
ツリバナ
ツリバナの実をアップで。
ミツバウツギの実
これは?
友人の診たてではサワシバではないかとのこと。
木の花は少なく、ホツツジくらいだった。
ホツツジ
毛無山には中腹に本格的なブナ林がある。
ブナ林の小道
散策路(登山道)はダラダラ長い割にベンチなど休憩設備は皆無だが、
私はいつも下写真の場所、道脇の枯れ木に腰かけて休憩、森林浴をするようにしている。
ブナ林の休憩スポット
この場所で春は小鳥の声、夏は蝉しぐれを聞いている。
秋や冬は木そのもの、樹形を見るのに好い時期かもしれない。
奇怪なブナの木たち
なんか林の中を疾走しているようだ。
中腹より上の森林帯で見かけた花たち。
オオカニコウモリ
デワノタツナミソウの残り花
ヤマハッカ
ミズヒキ
サラシナショウマの新鮮な穂花
ツルニンジンの残り花
オクトリカブトは咲き出したばかり。
トチバニンジンの実
クルマユリの実
今回は日照り続きのせいか、キノコ類はほとんど見なかった。
「三ヶ月ぶりの男鹿毛無山2&寒風山」へ続く。
このお山、低くて変な名前ですが、珍しい植物の宝庫なんです。
三月から十一月まで花や木を愉しめる不思議なお山です。