ミセスファーマーの『農家の嫁日記』

東京から北海道の農家に嫁いで13年目になりました。
今年のテーマは「頑張らない」。ぼちぼちとマイペースにやりますヨ☆

ビートの仕事 その1

2010-03-22 | 畑の仕事
今年初の大仕事。ちょうど1ヶ月前に屋根かけをしておいたビート用のビニールハウスの土も

すっかり乾き、苗ポットの搬入に間に合わせて地面を平らにならす作業も終わって、いよいよ

これから育苗が始まります



ビート(甜菜またはサトウダイコンともよばれています)は砂糖の原料となる作物で、日本では

北海道でのみ栽培されています。我が家も毎年作付けしていて、今年は例年よりもかなり多め

で3町(=9000坪)の面積を作るので、いつも以上に気合が入ります



が、気合とは裏腹に今年の出だしは最悪の天気です 甜菜育苗組合から土と種入りの

育苗ポットを買って来るのですが、引取りに指定された昨日おとといは、発達した低気圧の

影響で雨っ気の雪と強風に見舞われてしまいました



工場の中では、季節労働のパートさんたちが手際よく流れ作業で土詰めと種入れをしていて、

その様子が面白いので、ミセスファーマーは興味深々・・・待ち時間の間にちょっと見学させて

いただきました まずこちらは土詰めする前の紙ポットです。20×70本分が1冊になって

いるものを、機械で広げてあります。(一本のポットの直径は約2センチ)



次にポットに土を詰めて・・・



鉄板を上に乗せてからくるっとひっくり返し、そのままガンガンガンと上下に打ちつけ、土を

きっちりと詰めます。ポットと言ってもただ筒状になっているだけなので、ここでちゃんと

詰まった状態になってないと、あとで土が下からサラサラと落ちてしまいます。



次に種入れです。ポットの間隔に合わせて穴があいている透明のプラスチック板に種を入れて

から上に当てて、プラスチック板の横についているボタンを押すと種が1つずつポットに落ち

る仕組みになっています。



最後は仕上げにもう一度土をかけて、きれいにならします。




これで完成です このときミセスファーマーはいつも思います。

「巨大なティラミスのできあがりや~~

てっぺんの土がココアパウダーに見えて仕方ありません・・・



巨大ティラミス、いや違った、ビートのポットを4トントラックに積み込み家路へ

ちなみに今回は3町分の苗ということで、2日間かけてこの苗ポットを210冊搬入します



家に着くとますますの荒れ模様・・・ テンションが下がります



あとは苗ポットを鉄板からはずしながら台車に乗せて、一冊ずつ地面に並べていく作業を

繰り返します。



210冊すべて並べ終えました スチロール製の板で周りを囲み完成です。

明日は水かけの作業です 


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