川柳の話題の掲示板で勉強になる
話題が提示された。
定番語がそれである。
何となく川柳の世界の流行語みたいな言葉がある。
いわゆる定番語を揶揄する目的で書かれている紋切り型辞典
という文庫本を読んだことがある。
しかし作者がどんな文脈でその語を用いたのか、
そしてそれをどう解釈すべきかが重要な問題で短詩においても
いわゆるテキスト論が必要と思った。
表面的解釈で作品を評価すべきではない
というのが僕の考えでやはりその背景、作者
について思いをはせて読むという態度が必要ではないか
と考えている。
しかし雅語を頭に置いているのだろうが
背中を「せな」とか夫を「つま」と読ませる
のはあまり好きでない。あとは「父の貨車」「トマト完熟」
などは最初に使った人はすばらしいが・・・
手垢の付いた言葉は使いたくない気がする。
追い風用意 コロン一振り
雅語が嫌いといいながらこんな句を傑作と思っている。
どなたかが私の句を読み解いてくださることを期待する。
話題が提示された。
定番語がそれである。
何となく川柳の世界の流行語みたいな言葉がある。
いわゆる定番語を揶揄する目的で書かれている紋切り型辞典
という文庫本を読んだことがある。
しかし作者がどんな文脈でその語を用いたのか、
そしてそれをどう解釈すべきかが重要な問題で短詩においても
いわゆるテキスト論が必要と思った。
表面的解釈で作品を評価すべきではない
というのが僕の考えでやはりその背景、作者
について思いをはせて読むという態度が必要ではないか
と考えている。
しかし雅語を頭に置いているのだろうが
背中を「せな」とか夫を「つま」と読ませる
のはあまり好きでない。あとは「父の貨車」「トマト完熟」
などは最初に使った人はすばらしいが・・・
手垢の付いた言葉は使いたくない気がする。
追い風用意 コロン一振り
雅語が嫌いといいながらこんな句を傑作と思っている。
どなたかが私の句を読み解いてくださることを期待する。
追い風はまだ吹いていないけれど、その予感がある。運が向くとか、時代とそりが合うとか、良い予感がすることってたまにあるのですが、そんな時の「コロン」
コロンは「ちょっと貸して」って他人のものを借りたりはしません。自分のその時の思いにあった香りを選びます。完全に「個」なものです。
自分だけがが気付く、自分の未来に対しての期待や自信。
この句は、読み手に読み手なりの爽やかな風を感じさせます。単純に恋の予感と捕らえも良いのでしょうが、それだけでは、この句と対峙している瞬間が勿体無いように思います。
カッコイイ句ですね。傑作だと思います。帆波
すきで何とか句を作りたいと
思っていました。(この句は大雄先生が
抜いてくれたものです。兼題は香り
だったはず。)
着物に香を焚きこんですれ違ったあとに
たしなみの良い人と思わせる・・・
(高校生のとき英語の先生に
習った言葉です。)
句自体は気に入っているのですが古語のニュアンスを生かすのは難しい・・・
コロンを比喩として解釈しました。向き合う事で、様々な場面につれて行ってくれる句として、私は良い作品だと思います。
今月号の総合雑誌の難解句の観賞拝読。
帆波さんの的確な観賞頷きながら読みました。