3℃ 晴れ 室内22℃湿度30％やや乾燥？

朝は明るい　車の流れも順調。道路清掃車が徐行走行している。除雪や排雪の関連作業車をほとんど見ないようになった。雪堆積場の上で作業していたショベルカーも撤退している。息子が小さいころ所謂「働く車」が好きで」ミニカーを沢山持っていた。ジョブサンという小さなショベルカーの名前を思い出す。

川柳　昨日頑張って十日締め切り分をすべて仕上げて投函した。柳友からお手紙を頂く。母と同じ世代の戦前派の方だ。物のない不便な暮らしにも十分適応できると思う。次は十五日締め切りの雑詠。題詠「同じ」の選をするのでなるべく早く提出したい。明日の午後の空き時間に郵便局へ行って高点句集の代金と寄付を振り込んでくるつもりだ。

BCGとIFNγ　BCG接種によるEpigeneticな細胞性免疫の修飾がウイルス感染防御に有利に働くようだ。結核感染防御に関与するIFNγの調節因子の遺伝子異常でインフルエンザが重症化するらしい。新型コロナウイルスについても同じことが関与するかもしれない。インフルエンザは新型と本当に言えるのかと迷うほどの流行の歴史がある。コロナウイルスの系統樹を見るとヒトの普通感冒の4つのコロナウイルスとは大分離れているように見える。交差抗体や防御抗体含め血清疫学の結果が気になる。細胞性免疫、液性免疫そして自然免疫すべての関与を俯瞰できるような知識を持ちたい。若く亡くなった友人が循環器系のシステムバイオロジーを研究していた。System Virologistの出現が待たれる。北大の西浦教授は感染症の理論疫学を武器に予防方策を提言している。経済心理学や災害社会学そしてリスクコミュニケーションの専門家が居られるはずなのにその提言が目立たないのは何故？ナッジは無力？

東村山音頭からEBMへ　オリジナルは知らないが志村けんさんの全員集合バージョンはよく知っている。少し前にテレビの「あの人は今？」的な番組で志村さんの人柄の良さを知ったので訃報を聞き寂しく思っている。ヘビースモーカーと聞く。喫煙やCOPDがリスクになることをなぜ大々的に伝えないのだろう？よくエビデンスがないと言って自分に不都合なことを無視する人がいる。今回のCOVID-19で最初にこれはSARSだと言った眼科の先生の直感を無視したことが大流行の発端になったことを思い出すべきだ。どのようなものにも第一例はある。事実を集積してエビデンスを築くのには時間がかかる。試行錯誤を科学的に記載することが第一歩であると思う。

直感を信じてうまく迷路抜け

1℃ 晴れ、風が冷たい 室内24℃、湿度30％

車で出勤　幹線道路は完全に雪なし。ご近所の庭のクロッカスの蕾を見た。それでも今朝は風が冷たい。土日ゆっくり自宅で過ごした。孫（男女それぞれ2名）の可愛いらしい様子をLINE動画で見た。皆元気に過ごしている。嬉しいことだ。

今週の予定　明日は検食当番（応援している藤井七段の年度最終戦）。水曜日午後フリー、書類仕事を完了する。金曜日ICTラウンド。土曜日夜間急病センター夜勤。日曜日フリー。

川柳　土曜日に川柳きやり高点句集が届いた。平成14年1月から平成31年4月までの課題詠の高点句８３１８句が収載されている。以前の高点句集2冊から継続して創立以来の高点句公刊の事業が続く。社人合同句集も4月11日創立記念日に新葉館出版から出版される。ちなみにきやり高点句集は吟社の自家出版で送料含め3000円で一般にも頒布される。習作帖を置き忘れ休日はもっぱら秀句鑑賞のみ。「知恩」柳檀に柳友と名前を連ねることができた。私の掲載句はお花見を思って食べる桜餅　花より団子？

抗体　新型コロナウイルスの診断に抗体の迅速診断が期待されている。抗体は防御抗体と限らないことが忘れられている。昔非A非B肝炎の診断に使えるかどうか輸血後の肝炎患者のC100抗体の有無を検討したことがある。抗体陽性ならばC型肝炎と判断した。現在も同じで抗体が陽性の人は次にHCV－RNAの有無を検査する。COVID-19も同じ、持続感染や潜伏感染が無いと分かるまでは抗体陽性＝感染性なしとは言えないことに注意が必要である。

6℃ 晴れ 室内21℃湿度40％

三月最終金曜日　昨日感染制御部の年度最後のミーテイング。今年度の活動計画の達成度を評価して次年度の計画を立案した。夕方の会議は連絡会議なのでただ出席した。それでも何となくほっとしてある種の充実感を得た。今日はICTのラウンドがある。

ウイルス生存という表現　もともとはTMV（タバコモザイク病ウイルス）が結晶化されウイルスは核酸として認知された。だから生存という表現はおかしいと思うのだがウイル性疾患のワクチン（これは牛痘に由来する用語）には弱毒生と不活化という分類がある。弱毒生はlive attenuated vaccineだから生存という言葉を使いたくなるのも・・・ただ宿主の細胞に入らなくてはウイルスは増殖しないのだけは確かだ。病原体の本質を知らなくては予防どころではないと思う今日この頃である。

川柳　今月の「きやり」掲載句　百周年記念大会は中止　句会は落ち着くまで休止　寂しいが「きやり」の中の親子・家族は連載15回目を迎えた。今月は平成三から五年　現代川柳類題辞典から⑥

ポリオ禍でまず手洗いと仕込まれる　新型と聞いて医者まで身構える　デマや嘘常識人も惑わされ

他の人を慮ってするマスク　じいちゃんと呼ばれて立場自覚する

カラオケの機械が決める上手下手（歌）　移転して味が落ちたと客が減り（移す）

祝賀会座って居れぬ幹事席（裏方）　　観光地うろうろ歩き買う土産（うろうろ）

3℃ 晴れ 室内22℃湿度40％

雪捨て場の閉鎖　いつもダンプカーが出入りしていた雪たい積場の入り口に完全閉鎖の看板がかかっていた。このところの暖かさですっかり雪が溶けてしまってる。道路も夏道のようだが四月に大雪ということもあるのでまだ油断はできない。

川柳　課題のはがきが毎日数枚届く。自分の習作はほとんど進んでいない。最近入手した雲英末雄先生編の貞門談林諸家句集（昭和46年　笠間書院刊）には七人の俳人の作品が収載されているが浜川自悦に注目した。山本唯一先生の論文「釈教俳諧」に取り上げらた作家である。９　卯月八日初て仏法広うめり（釈教百韻）54　比丘尼町心あり藤の暮れ　60　仏昔おぎゃあと説せ玉ひけり　87　釈迦多宝なかんづく泥を出し蓮　149　十夜参念仏に成りけり門返り　150　開山忌仏祖不伝と時雨たり　173　仏名や一銭三礼鐘たたき　などの仏教関連の句を書き抜いたが定型の句に慣れ親しんでいるので非定型の場合口調の良い読み方がわからないのが残念。

マスク　日本エアロゾル学会がウイルスを含むエアロゾルを繊維の間隙でトラップでできるので着用法が問題という声明を出していた。電荷やウイルスの活性持続時間、マスクの寿命など知りたいことがたくさんある。確かに恒常的に使用する場合サージカルマスクとN95マスクの着用者のインフルエンザ罹患率に差がなく手洗いとバンドルにすればサージカルマスクでインフルエンザ様疾患罹患率が下がるというデータはある。意外だったのは布マスクとサージカルマスクのウイルス性疾患予防効果には差があること。布マスクが使い捨てのサージカルマスクい凌駕された理由がわかった。

今日の予定　会議の一日。1230から感染制御部の定例ミーテイング。事前に報告事項はイントラネットにアップした。1715から定例の連絡会議（病院運営委員会・薬事委員会）がある。車通勤なので帰りの時間を気にしないで済む。ただし運動不足が気になる。

使い捨てそれなりの訳無視できず

2℃ 晴れ 室内21℃湿度40％

幹線道路ほぼ乾燥　裏道や小路以外はほとんど雪山なし。路肩の氷雪層もなし。少しゆっくり家を出た。実家の母も元気にしている。家内は内科の定期受診前とのことで節制中。今日の採血結果が夕食メニューに反映される（予想）。

川柳　まだ四月の宿題習作が進まない。加藤定彦先生の俳諧における形式縮小化と数量拡大化についての論文を読み終えた。雑俳は「やつし」である俳諧のさらに「やつし」とある。前句付けは川柳点万句合→誹風柳多留←花角力万句合、内容の俗化とともに形式、書型の縮小化、俳諧発句と同じ句型になり川柳に定着とあり雑俳よりは江戸座俳諧（浮世風点取俳諧）との類似を示唆しているように読み取れた。

会議予定　明日昼休みに感染制御部のミーテイングがある。今年度最後なので年度活動計画の達成度の評価と次年度の計画を立案しなくてはならない。新型コロナウイルス感染症にばかり気を取られず日常の感染管理のルーチンを守る必要がある。ただし標準予防策に必要な資材の不足には頭を悩ませている。サージカルマスク不足が切実。

研究活動　最近図書館からメールがあり論文DLの有料化を知らされた。最近はオープンジャーナルが多いしPDFが公開されることが多いので支障はないのだろうが研究費を節約して大学の機能が維持できるのだろうか？という自分に春から時間を与えられ（非常勤の先生が外来を担当してくれることになり今の週9コマが5コマに減る）研究活動を充実させることができるだろうか？今年で札幌医科大学医師会の「臨床登録医」制度が廃止になる。図書館の24時間利用のほかに希望すれば回診や症例検討会への参加が可能など非常に有益な制度だった。最近お辞めになった総合診療の山本和利教授にスポンサーになっていただいた。母校でも研究生制度はあると思うがこの臨床登録医制度の登録料は何と年額二千円であった。連携していた北海道医師会と札幌医科大学に深く感謝している。

道民の便宜を図る道機関

国民に目が届かないキャビネット

住民に奉仕できない過疎の町

+2℃ 曇り 室内21℃湿度40％

体温測定　出勤前に体温を測定して体調確認をするのが平日のルーチン。昨日はうっかり体温測定を忘れて外来開始前に検温した。日較差や日内差を実感できる。朝同じ頃に全国で大勢の人が体温を測っているのだと思う。今日は0815から会議があり出席するように依頼された。ICTのリーダーをしているので意見を聞かれる。

川柳　探し物（知人からいただいた論文別刷）をしていてきやりの８０巻７号を見つけた。なぜ机の引き出しに入っていたのかははっきりしない。自分の名前を探したがどこにも載っていなかった。まだ投稿していなかったのか・・・あるいは全没だったのか・・・謎が深まる。

週末の工事　換気装置にフｲルターを付けてくれるらしい。時々ハエが入ってくるのが気になっていた。いつも暖房が弱く寒いのだがハエにとっては過ごしやすい環境なのか？本は多いが生ものは一切置いていないのだが・・・

コロナウイルスの分類　ヒトの普通感冒の原因としてのコロナウイルスはHKU1,OC43,NL63,229Eの４種だけで類縁のコロナウイルスはラット、マウス、ムクゲネズミのコロナウイルスのみである。それに反してMERS、SARS、SARS2のコロナウイルスは類縁がほとんどコウモリのコロナウイルスで唯一ハリネズミのコロナウイルスがMERSコロナウイルス類縁のようだ（ICTV-CSGの資料）。

目に見えぬウイルスヒトを脅かす

電顕のウイルス写真見て怖れ

小雪 気温見忘れ 室内20℃湿度40％

三月第四週　本日は医局会の予定なし。火曜日昼は検食。水曜日午後はフリー、机の上の整理整頓ができる？木曜日昼1230から感染制御部会、1715から定例会議。今週末は特に予定なし。

川柳　山本唯一先生の「釈教俳諧」もメモを作りながら読了。滑稽文学としての異体俳諧。習作帖は持ち歩いただけ。特に収穫なし。今週中に四月号の宿題の習作に着手する（つもり）。次に読む論文は加藤定彦先生の俳諧大衆化の二方向ー形式の縮小化と数量の拡大ー。

連休の出来事　二十日の急病センター夜勤は平穏。土曜日は一日ゆっくりしていた。日曜日は家内と散歩を兼ねて牛丼店で外食（ハンバーグ定食）。期待が大きいと得てして裏切られる。珍しく「ごちそうさま」も言わないで退店。食券方式の店なので後ろめたくもないが・・・帰り道で散髪をしてもらう。久しぶりの理髪店。いつもはカットのみの店なので洗髪や顔剃りなどはなし。私以外の来店者は一名のみ。夜ケーブルテレビをザッピングしていて面白そうな日本映画を見つける。漫画が原作の「（鮎喰）響HIBIKI」痛快だった。平手友梨奈は勿論だが北川景子の編集者役が良かった。監督月川翔作品は以前「君膵」を見て二作目。

症例報告の意義　２００３年に平成１２年度日本プライマリ・ケア学会課題研究報告としてEBMのプライマリ・ケアへの応用と題して症例報告の意義を検討する論文を掲載してもらった。今回新型コロナウイルス感染症を考えるにあたり再びEBMに於ける一例報告や症例検討について考えて居る。PCR検査における感度、特異度を考えるにあたり「病気」で有るということの定義が最初は限定的であることに気づいている人は多くないようだった。さらに検査法の比較においては感度、特異度は容易に計算できるが疾病の定義自体が確定していない時期にある病原体の核酸断片がある事＝病気と仮定することには手続き的に無理があるような気がする。まずゴールドスタンダードを設定する必要がある。病原体の分離と並列すべきは症例定義との一致さらに病理所見？

論理的思考攪乱する不安

 

 

4℃ 晴れ室内 22℃湿度40％

今日も車で出勤　いつもより少し早く出勤。一番早く来られる同僚のスペースを明けて定位置に駐車。少ししてご本人登場。今日は1220からICTラウンドがある。北海道知事が緊急事態宣言を本日で終了と発表。特に行動パターンは変わらないと思うが何となく気分が軽くなったような気がする。NCP（中国ではこう呼んでいるようだ）の流行は続いている診断・治療のブレイクスルーを待つのは以前と同じ。ウイルス感染症に関する知識の普及は遅々として進まず。

川柳　遊びについての記事同じく遅々として進まず。連休は習作帖のみ持ち帰るつもり。四月号の宿題に着手予定。山本唯一先生の「初期の俳諧と佛教」をメモを取りながら読了。①守武・宗鑑時代②貞門③談林と三期に分けて俳諧作家の態度を概説。貞門の作家に共感ただし僧を俗物視する態度には疑問符。いつの時代でも只管打座の修行僧や篤学の学僧はいるのに「島原狂いの太鼓俳諧」で釈尊までも卑俗化して笑う。　

普通感冒　以前はインフルエンザを流行性感冒（流感）と呼びそれ以外の上気道炎を総称して普通感冒と呼んでいた。したがって溶連菌感染症のような細菌感染症も含まれていたので上気道炎に抗生物質を投与することも一般的であった。ただし予防的抗生物質投与は限定されるべきであるという前提が忘れられていた。今回の新型コロナウイルス感染症で求められているのは安全な治療薬であろう。

ライノウイルス　ここでカゼの原因で最も多いとされるライノウイルスについて少しまとめておく必要がある。それは最近行われる網羅的PCRに於いてライノウイルスはエンテロウイルスと一括されてRhinovirus/Enterovirusと表記されているからだ。ヒトのエンテロウイルスはA-D（EとFはウシ、Gはブタ、H-Lはサル）ライノウイルスはAーCまでヒトのウイルスと分類されている。ヒトのHFMDの病原ウイルスはエンテロウイルスとされる。エンテロウイルスAにはコクサッキーウイルスA、エンテロウイルス７１、BにはコクサッキーウイルスB、エコーウイルス、CにはコクサッキーウイルスA、ポリオウイルス１－３が含まれる。

ウイルスの由来系統まで調べ

 

3℃ 晴れ 室内23℃湿度40％ 暖かい朝

健康状態チェック表　朝体温を測り症状の有無を記載する職場の約束事がある。いつも五時ころ起きてごそごそしている。明日3月19日に現在の行動抑制状態を維持するのか（多分徐々に）解除するのかの方針が示されるものと思う。鈴木知事は相変わらずマスクをしている。表情を読み取られないというのはメリット？

川柳　俳諧関連の文献を少し調べて新日本古典文学大系の初期俳諧篇の古書を購入することにした。秋に義理の弟のお寺（浄土宗）で川柳のお話をすることになっているので関連する釈教俳諧について山本唯一先生の論文をコピーした。連歌や俳諧において釈教は神祇（恋・無常）と並んで重要な題材とされる。

今日の予定　昼ごはんに家内が鮭入りおにぎりを持たせてくれたので外出せず机の上の整理整頓を続ける。午後は応援の先生が来てくれる。このところ外来は開店休業状態。時間があれば依頼されたアンケートなど記入しようか？　

週末の予定　明日は前倒しでICTラウンド、メンバーは出口の見えない未経験の状態での試行錯誤で疲れていると思う。柔軟な思考で合理的な行動を取りたいとお互いに励ましあっている。感染対策は多職種連携のよいテーマとなると思う。まず標準予防策を実施できる個人防護具・消毒薬などが十分供給されるようになるとよいのだが・・・金曜日は夜間急病センターの当番（この日応援している藤井七段の棋戦がある）。土日は予定がないのでゆっくりできる。

誤変換報告せよと急かされる

本心が出たかもしれぬ誤変換

 

 

 

０℃ 晴れ 室内22℃湿度32％

会議があるので早めに出勤　マニュアル改定などについて経過を報告する。未経験の事態へ最良の選択を目指す試行錯誤の連続。早晩COVID-19は肺炎以外の軽症症例は指定感染症から外れ一般病院で診察することになると予想して今から準備をしている。それにしてもサージカルマスク、消毒用アルコールの備蓄状態が心もとない。SPDを導入して不良在庫は一層できたが市場から商品が消えると施設内の不良在庫は一転非常への備えとなる。災害用の備蓄を転用している施設もあると思うが新型の感染症はまさしく災害とも言える。

川柳　高点句集（川柳きやり六十年史）からの書き抜き及び感想の原稿遅々として進まず。来週末には四月号が届くかもしれない。そして題詠「同じ」へのはがきも・・・

核酸工学　FBの友達がｍRNAワクチンの治験が始まるという記事を紹介していた。以前リボザイムやRNAiに関心を持っていたが研究不正があったとかいうことを聞きなんとなくRNAに注目することを忘れていた。DNAワクチンは種痘ウイルスをベクターにしていたが細胞融合に関連が深いSendaiウイルス（HVJ)をベクターにするRNAワクチンが日本で開発されていたようだ。今回のアメリカのワクチンの仕組みはよく理解できていないがmRNAを細胞内へ導入して多分ウイルスカプシド蛋白を作らせ防御抗体産生を誘導するのだろう。リボザイムやRNAiはウイルス感染治療薬の役割はないのだろうか？細胞融合といえば使う薬品名PEGが頭に浮かぶ。研究室でハイブリドーマを作るお手伝いをしたT教授は定年してすぐに夭折された。亡くなった後から知ったのだが歌仙を巻く趣味人だった。

セントラルドグマの意味も忘れがち

ウイルスのシークエンスは丸裸

汚染した試薬検査を無駄にする

0℃ 晴れ 室内20℃湿度40％

自家用車出勤　新年度の駐車場使用許可証が届いていた。前のような電車通勤に戻るのはいつのことになるだろう。暫くは満員電車通勤を避けることにする。昨日は久しぶりに家内と近所を散歩した。大型電気店でプリンターのインクを買ってきた。マゼンダと黒が無くなりそうなので補充。帰りに寄った市民生協も日曜日というのに閑散としていた。外出自粛はかなり守られているようだ。

今週の予定　今日は昼医局会。明日は検食当番。水曜日は午後フリー。木曜日は当直の先生が到着するまでの残り番。金曜日は春のお彼岸（春分の日で休日）急病センター夜勤。土日は御休み。

川柳　六十年史の高点句集から「子どもと遊び」の句を書き抜き、短い注釈などを書き抜きたい。まだア行で足踏みしている。どうにか一編書きあげたい。

新規検査薬　COVID-19の診断に使える迅速診断キットが発売されるらしい。K社が中国から輸入する抗体検出キットと聞く。IgGとIgMを同時測定してG-M-ならば感染なしかウインドウ時期、G-M+なら急性期、G+M+なら感染持続、G+M-なら回復期か既往と読むのだと思う。ただし抗原が感染防御に関わる蛋白かcrudeなものなのかはっきりしない（ウイルスにはSとLの二つのタイプがあるとされている）のでG+即免疫あり＝感受性なし＝感染しないとは言えない点に注意すべきであろう。PCRと違い血液検査なので検査自体で感染の危険を増すという心配はなさそうだ。

新しい検査の意味をまず吟味

 

4℃ 雨 室内21℃湿度40％

明け方からの雨　雪が更に溶けてきた。豪雪地帯の職場付近も歩道わきの雪山が目立たなくなっている。あと一息で春？昨日は隣町に住む元同僚の方が春の散策の誘いに来てくれた。まず不死身の佐々木特攻兵のお墓へ行き記念碑を見る、縄文時代の遺跡の丘へ行く、わが大学の誇るべき薬草園を見学するというプランを提示してくれた。お礼に（もならないかもしれないが）私の川柳句集「あなたらしいとほめられるけなされる」へ日付と名前を書いて進呈した。私は廃線前に通称学園都市線（札沼線）の始点桑園、終点新十津川往復（一日にたった一本）を計画していると話した。駅到達の証明書や記念DVDなどは既に持っている（家内と車で出かけた）。

川柳　昨日はきやりの中の「子どもと遊び」の句の書き抜きをほんの少しだけ。何とはない不安が日常の生活のリズムに影響を与えている。

不安の原因　WHOのパンデミック宣言は予測済みだが非専門家のしたり顔の評論が煩わしい。現場の苦悩をまず知ってから発言してほしい。何も医療現場を見よと言っているわけではない。専門家の暗黙知の存在を踏まえ自分の専門知をもとに発言すべきだ。検査は闇雲にしているわけではなく専門家の経験と勘そして知識を総合して実施している。もちろんその結果によって取るべき行動もすでに決定して適切に検体を取る。

網羅的病原体検索　現在使用されている網羅的呼吸器病原体同時PCRキットに18種類のウイルス（新型コロナ以外のコロナウイルス2種を含む）細菌4種の22の核酸を同時検出するものがある。注目すべきは時々重症化するウイルスがライノウイルス/エンテロウイルスと一括りになっていることだ。分類上同じピコルナウイルスではあるがその性質はかなり違うような気がする。コロナと同じいわゆる普通感冒の原因ウイルスだがライノウイルスについても知識を深めなくてはならない。

愚痴を書き少し気分が楽になる

曇り 温度見忘れ 室内20℃湿度44％

道路シャーベット状態　雨の後の雪。それでも道路幅は確実に広くなっている。特に明るい展望はないが3.11を乗り越えたくましく生きる方々、応援する善意の人々が将来への希望の証になるような気がする。今日医者を名乗るデマゴーグの存在が悲しい。教育大学で非常勤講師をしていた時もこんな傲慢な人には教師になってもらいたくないなという学生に遭遇した。知的謙虚さが感じ取れないのだ。師と付くプロはプロの矜持を持ちかつ他分野の知への謙虚さを保ってほしい。大胆な仮説の提示はそれが論理的（かつ倫理的？）であれば知的傲慢とは言えないと思う。

川柳　小休止状態。机の上の辞典、事典などを整理した。実際に句作に使うものは少ないが手元に資料がたくさんある方が安心できる。便利なIT辞典もあるが紙の本は読む楽しみがある。子どものころ退屈をすると寝っ転がって百科事典を読んでいた。

学生時代の趣味　雑学の知識を生かしてテレビのクイズ番組に出演した。予選通過をしなければテレビの本選には出ることができない。アタック２５、タイムショック、アップダウンクイズなどに出場してかなり良い成績を収めた。ただ優勝して海外旅行へ行く夢は果たせなかった。今年の卒業生にはできないことかもしれないが卒業旅行は友人と南回りPIAでヨーロッパへ行った。友人は山が好きなのでユーレイルパスを使って二人でスイスアルプスを回り、ロンドンへ行きイギリスの大英博物館、ロンドン動物園、マダムタッソー蝋人形館などを回った。私は一人で趣味SHのベーカーストリート221B、有名なウェルカム医学博物館へ行った。件の友人は後年エベレスト登山隊に随行したり南極越冬隊員になったりした。冒険医師、釣り師、猟師であるO先生はお元気だろうか？

昨日の成果　午後のフリーの時間にE-Taxで確定申告を済ますことができた。去年のパスワードが有効だった。ただし医療費通知書（昨年11月から本年10月まで）は郵送する必要がある。共済組合や請負会社に聞いてみたが電子ファイルでの通知はできないとのことだった。する気がないのかセキュリテイ上の問題なのかははっきりしないが共済組合の方へ要望してみた。１年（１－12月）分ファイルで医療費を通知をするのは無理なことなのだろうか？

申告を済ませて引き落としを待つ　還付など無縁

 

5℃ 小雨 ガスで視界不良 室内22℃湿度40％

車で出勤　家内がおにぎりを持たせてくれた。今日の午後は確定申告の書類を作るつもり。締め切りが一か月延長されても提出が免除されるわけではない。政府・自治体各機関でマイナンバーをうまく利用してほしいものだ。E-Tax申告が上手くできるとよいのだが・・・レターパックライトを持っているのでいよいよの際は郵送する。

川柳　三月から落ち着くまで句会は休会。四月の百周年記念大会は中止。締め切りのある提出物はなし。風邪の養生について原稿を書こうか？以前きやりで「読むくすり」的なエッセイを連載していたことがある。東北大震災のすぐ後３月１６日にはトラウマと題してPTSDについて書いていた。サルートジェネシス（SOC)やソーシャルキャピタル（SC)そしてレジリアンスにまで言及していた。最後に次のようなメモを添えていた。なかなかやるものだと自分を見直した。◎放射線防護剤についての一口メモ：うがい用のヨード剤は飲むものではありません！特別のヨウ化カリウム剤が用意されています。ヨードの含有の多い海草を食べることの効果は不明です。

新型コロナウイルス　新型コロナウイルスパンデミックの終息（収束？）について考えて居る。子どもたちは新たなウイルスに強い（それは自然の摂理？）、高齢者は免疫がないものには弱い、免疫系の暴走（サイトカインストーム）をきたすような要因のある人は感染の主要な場の呼吸器系の不調ARDSを発症する。収束は集団免疫の獲得？ライノウイルスは強毒株も出現せず通年存在。普通感冒のコロナウイルスはコウモリ・ハクビシン？・ヒトコブラクダでSARS,MERSを発症する変異を起こすまでは通年存在。今回はコウモリ・ヘビ？・センザンコウ?で変異を起こした？インフルエンザはリザバーの水鳥の存在や温度や湿度が季節性流行に関連する。今回の新型コロナウイルスはワクチンが有用か、治療薬は開発できるのか？４月を目前に一番気になるのは完全分煙の実施である。密閉されたブースで肺胞Ⅱ型細胞にACE2の発現が多いとされる喫煙者が近距離で会話する状況を思い浮かべるからである。自分は一度も喫煙経験がないが喫煙者のことが妙に気になる。小児科医として安心な材料は垂直感染例がなさそうなこと小児の重症肺炎は少ないことだ。

明るい未来考えて楽になる

 

 

 

4℃ ガス（陸霧？）室内22℃湿度40％

すっきりしないお天気　視界が悪いと運転にも気を遣う。少し遅く出たので交通量が多い。片側三車線道路はダンプカーが爆走している。人工的なビルの街に私の職場がある。ＪＲ駅近くのモール周辺の高層マンション群、取り囲む閑静な住宅街という作りになってる。うちの大学の奥に駅名になっている教育大学のキャンパスが広がる。教育熱心な家庭が多い地区。学校が休みになって親子とも苦労が多いと思う。

川柳　昨日のうちに思いを込めた近詠を十句揃えて投函した。新型コロナウイルスに不安を抱くお仲間が多いと思い簡単なチェックリスト（手洗い、咳エチケット、看護の注意点）の和訳を紹介した。アメリカではインフルエンザも自宅療養が多いので日本の実情に合う手引きも必要になると思う。

今日の予定　0815から管理ミーテイングでマニュアル等の説明。昼は検食当番。午後はワクチン外来。受診手控えのせいで院内は閑散としている。19日を目途に集会自粛への政府の方針が決まるようだ。検査実施件数が増えているのだが全国的に陽性率、肺炎発症率、疾患による死亡率はどのように変化しているのか？北海道では一日当たりの発生数は減っているようにも見える。札幌市では春休みまで休校を継続するとのことだ。その根拠を伝えると皆の不安が和らぐと思うのだが・・・

感染者隠し　医者でもこんなバカげたことを言うものがいる。検査陽性率を隠したところで肺炎で死亡する人は隠すことはできない。世界全体の肺炎の死亡率はわかっているのでそれより多ければCIVID-19やインフルエンザＢ？が流行しているのではと容易に推測が付く。検査して早期診断すれば治癒率が上がるという識者もいるが特異的治療法がないのになぜ？それよりは風邪症状の際の自宅の養生法を解説する方が良いと思う。

まっとうな医者はテレビに呼ばれない

他者批判すれば自分が偉く見え