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反戦作家 鶴彬

2004-08-06 16:16:40 | Weblog
8月15日が近づく
川柳作家で特高の取調べを受け獄死に近い状態で
若く死亡した川柳作家をご存知だろうか。
本名 喜多一ニ
(小林多喜二と偶然にも似た字面!)

一叩人、深井一郎、澤地久枝、田辺聖子など
多くの方々の労作で彼の生涯は広く知られる
ようになってきている。

ただその果たした役割は知らないが鶴逮捕のきっかけが
森某による’三味線草’中の告発記事
というのが気にかかる。
文学報国体制下での文学者の良心のあり方
を問わねばならないのだろう。

あえて彼の反戦句は引用せず
検索のキーワードになりそうな
単語を書き綴る。
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1 コメント

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Unknown (帆波)
2004-08-08 15:26:43
「番傘川柳」のアドレスありがとうございました。

「鶴彰」どれくらいの日本人が、彼の名前を知っているのでしょうか。簡単に反戦作家などと括りますが、現代と違う時代背景の中であのような句を詠み、評論を書き続けたことに感銘を受けます。そういえば三味線草の告発がきっかけで、短詩系文芸への統制が始まったようですね。それまでは軍部も「川柳」「俳句」「短歌」は女性や年寄りがやるもので、あまり世の中に影響力はないと踏んでいたみたいですね。 
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