よくコンバースのキャンバス・オールスターを雑誌は
1960年代のNBA選手のほとんどが着用
市場占有率は9割
と語ります。
僕はよく着用しますが、およそ80年前はこの靴で、プロ選手がコートを走っていた、という事実に驚かされませんか。
僕は昨日、久々に映画「炎のランナー」を見返しましたが、まずその衣装が本当に素晴らしい出来栄えで、イングランド、スコットランドにおける伝統衣料品を堪能できます。
イングランドならば、クリケットセーターやパイピングされたブレザー
スコットランドならばツイードの上着
がそうなのですが、1924年のパリ五輪が舞台ですから、アスレチックウエア、スパイクも確認できるのが特徴ですね。
本革のみるからに重量のある黒いスパイク
当時の選手たちには、この形が普通である
ことを、否応なく知らされます。
もし当時の陸上選手、サッカー選手、テニス選手たちが
軽量で履き心地の良いニットスパイクならば、もっと良い記録が誕生しただろうか
厚底の靴が支給されていたならば、どのような感覚を抱いただろうか
サッカージャージに限らず、現在は吸汗速乾は当然だが、当時は天然素材が当然
という、選手支給品の差はまさに劇的ですからね。
炎のランナーは、人間模様も素晴らしく、とりわけ「ユダヤ」「信仰の自由」が、嫌味になることなく挿入されています。
プロサッカーの世界でも宗教的価値観での対立は起こりえると思いますが、その際の解決案になるかもしれません。
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