プロ野球ドラフトの第一人者であり、著作「問題だらけの12球団」でも知られる小関順二。
彼はドラフトにおいて、12チームがどのような意図で大学生、高校生、そして社会人を指名しているのか、年齢とポジションの構成比、そして観客動員に至るまでを著作に綴ります。
今は独立リーグからの指名もありますし、わけのわからない「逆」指名ドラフトもありません。
そもそも逆指名ドラフトなど、ドラフトの意味合いを全否定しているわけですから、バスケットボールやアイスホッケーなど、米国の関係者が当時この方策を知っていたなら、あきれ果てて批判すらしなかったでしょうね。
AC長野パルセイロ・レディースも公式ホームページで、続々と新加入選手を発表しています。
契約年数と報酬額まではわかりませんが、基本は高校生を指名、入団交渉を行い入団会見を行っています。
村山ダイレクターはおそらく
大学生や他のWEリーグ・クラブから獲得するよりも、高校とのパイプを作りたい
高校生のほうが、実戦経験を踏むと一気に自分でも驚くほどの成長曲線を描く
そのために高校生を軸に補強
という観点なのではないでしょうか。
もちろんそこには伊藤キャプテンのように、指針を伝達できる選手がいてこそ、ですよね。
アーセナルが若い選手を獲得するも、最後でひと踏ん張りがきかないのは彼らをサポートする存在が不在と、長く指摘されてきましたが、若い選手がある意味爆発力があることも事実、そこが難しいわけです。