僕はメガクラブの枠を超えた「スーパー・メガクラブ」があるならば、それはレアル・マドリードだけだと思います。
それはUEFAチャンピオンズ・リーグ優勝15回という、突出した数字を指してはいません。
少なくともレアルには
カンピオーネが更にその上の「フオリクラッセ」に成長する土壌がある
確かにエディン・アザルやカカのように、高額な移籍金で獲得したものの、思うようにならなかった事例もある
だが、それ以上の成果も多い
という観点がありますよね。
ロナウドはマンチェスター・ユナイテッド
カリム・ベンゼマはオランピック・リヨネ
ルカ・モドリッチはトテナム・スパーズ
時代から、代表でもクラブでも中軸を務める良い選手でした。
特にロナウドは2008年、自身最初のバロンドール受賞とUEFAチャンピオンズ・リーグ優勝を経験し、マンチェスター・ユナイテッドもアレックス・ファーガソンが健在という意味で、メガクラブでした。
しかし、この3選手は低迷期もありましたが、名手が名手を育てる土壌を持つレアル・マドリードに移籍したからこそ
バロンドールの受賞やワールドカップでの好成績を勝ち取る
名手が「真」の名手となる厳しい練習環境に身を置く
という、良い肥しに恵まれたと思いますよ。
今のマンチェスター・シティも、指揮官グアルディオラの存在は大きいと思いますし、パリ・サンジェルマンもレオ・メッシやネイマールなど、特定の選手に依存しない形になりました。
ただ、それでも「スーパー」メガクラブと呼べるのは、やはりレアルだけであり、渋々ではありますがこの観点はFCバルセロナの関係者も認知するのではないでしょうか。