塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

監督という危うい立場

2012-04-30 23:24:25 | 日記
 野球解説で有名な江本氏が、先週土曜日スポルトで

 「結果がでなければ結局はクビになる。
  ならば自分が思ったことを思い切りやったらいいんですよ!」

 とフロンターレ監督に就任した風間氏にエールを贈りました。

 僕もそのとおりだと思います。

 しかしサッカーには野球に無いふたつの「制約」がある事も事実です。

 それは

 「勝ち点」
 「2部降格」

 というもので、この存在があり続ける限り、サッカーでは短期での監督解任が後を絶たな
いでしょうね。

 ヴィッセルが和田監督を解任し、新監督に西野朗氏を起用する可能性があることも、監督
の立場が常に揺らいでるいることを意味しています。

 2010シーズン、劇的な形でJ1残留に導いた立役者も、ヴィッセル首脳陣からすれば
新戦力と既存戦力を結合できていないと捉えられたのでしょうか。

 オフ・シーズンの主役は間違いなくヴィッセルですが、補強の目玉である田代の先発起用
ガ少ないなど、首脳陣からすれば不満があったのかもしれません。

 大久保にしても野沢にしても、和田監督解任の報を聞き

 「監督だけの責任では無い」

 と唱えていますから、彼らの胸の奥に眠る気持ちが起爆剤となれば、巻き返しは充分可能
でしょう。

 もしこのまま二桁順位がシーズン終了まで続いたならば、やはり今季入団の選手達への
批判は拭いきれないはずです。
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バッジョ、スペインの2大スターを擁護

2012-04-30 01:23:59 | 日記
 バスケットでフリースローを失敗すると、場内から溜息が漏れます。

 ノーマークでシュートを打てるのですから、入れて当然と言う感覚が観客にはあるので
しょうね。

 しかし投げる選手からすれば、敵、味方関係なく全ての視線が自分に注がれるわけです
から、むしろダンクやレイアップ・シュートを決めるほうが、精神的に落ち着くと思いま
す。

 ゴール・コムでロベルト・バッジョが、チャンピオンズ・リーグでPKを外したふたり、
メッシとロナウドを庇う発言をしています。

 98年ワールドカップのフランス戦でPKを外したディ・ビアッジョに駆け寄り、彼の
健闘を讃えたその姿は本当にすがすがしいものでした。

 彼がワールドカップでPKを外した痛みがどれほどのものか、知っていたからこそ出来た
行動と言えます。

 PKもフリースロー同様に大きな得点のチャンスであり、一般的にGKよりも蹴る側が
有利と言われています。

 「奴がPKを決めていたら、優勝はアズーリのものだった。」

 そうバッジョをけなす人間もいましたが、あの時のイタリアはバレージも外しています。

 ただバッジョが最後のキッカーであったことと、彼が腰に手を当ててうなだれている姿
がよほど皆の脳裏にこびりついていたのでしょう。

 バレージに失敗に対して言及する人間よりも、バッジョに対して批判的な人間の方が、
圧倒的に多かったことは確かです。

 「PKには蹴る勇気が必要」

 そう彼は語っています。

 僕たちは選手が勇気を持つこと、そして強い意思の下でPKに挑んでいることを忘れて
はいけません。
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マンデー・フットボール、後任は決定したか?

2012-04-30 01:12:50 | 日記
 フジテレビは風間八宏氏の後任に誰を起用するのでしょうか?

 月曜日のマンデー・フットボールは、日本のテレビ局がこぞって海外サッカーを取りあげ
るきっかけをつくりましたし、ファンの裾野拡大に貢献したと言えます。

 2012シーズンでは

 1・クラブ・ワールドカップ
 2・U-20女子ワールドカップ

 が日本開催となりますし、ブラジル・ワールドカップに向けての最終予選が始まります。

 1は日本テレビ、ワールドカップ予選はテレビ朝日の放映が基本ですが、コンテンツと
しての存在は大きいと思います。

 特に女子サッカーは、なでしことリーグの人気が比例していませんので、中継の内容に
よっては今後大きく人気が改善される可能性があります。

 解説者もアナウンサー同様に

 「語り口」
 「背景や内容の吟味」

 などサッカーそのものに関する叡智だけでなく、服装や見た目も重要ですからなかなか
選択が難しいのも確かです。

 フジテレビとしては解説者ふたりが、

 「監督として現場復帰」

 が年2回も同時に起きるとは思っていなかったはずです。

 他局で起用されている解説者も、選手経験が豊富である無いにも関わらず、今後Jリーグ
から監督要請があるかもしれません。

 そのあたりの契約内容を、番組を解説者は今一度再確認すべきでしょうね。
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アディダス、レアルとの契約を更新へ(2)

2012-04-29 23:00:17 | 日記
 少し前、ローマに在籍していた元イタリア代表のトンマージが、クラブの財政を考慮して
セリエAの最低年俸である金額、日本円で

 「12万円程度」

 で契約更新したことがありました。

 トンマージの申し出にローマだけでなく、イタリア全土から大きな賞賛が集まったのは言う
までもありません。

 「たかだかボールを蹴っているだけで、あんなに高級が貰えるとは考えられない。」

 イタリアでもそう唱える人間がいたのです。

 レアルはメガクラブの代名詞であり、チャンピオンズ・リーグの優勝9回という途方も
無い記録を持ちます。

 しかし今スペインでは、随分スタジアムに空席が目立ちます。

 それだけ入場券を買うことを躊躇うファンが多くなったためかもしれませんし、サッカー
よりも食べることを優先している可能性もあります。

 アメリカで大リーグよりもマイナーリーグの観戦が好まれる事が増えたのも、やはり家族連
れが

 「低価格」

 で楽しめることを念頭に置いたためなんですね。

 熱心なレアルファンも、今回のアディダスとの契約の感想は真っ二つに分かれると思います。

 1・クラブの財政が潤うことはよいこと
 2・これだけ収入があるのだから、チケットの値下げをして欲しい。

 アディダスは向こう8年、自社の売上が減少しないと見通してこの契約を提示したのでし
ょうが、バイエルンやチェルシーのファンからの批判もありえます。

 (参考資料 スポーツナビ)
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アディダス、レアルとの契約を更新へ

2012-04-29 22:52:30 | 日記
 欧州経済に大打撃を与えたギリシャ、そしてドイツと共にユーロの中心であるフランス
の両国でまもなく総選挙があります。

 信用不安から緊縮財政。

 人員の削減や年金の減額など、手許の現金が減る一方の市民たちは、現在の政権に反対
の意見を提示しています。

 その中でレアル・マドリードがアディダスから年間

 「42億円」

 という桁外れの金額で契約を更新する事が明らかとなりました。

 契約期間は8年後の2020年までで、ナイキとバルセロナの間で締結された、年間31
億年を簡単に上回る形です。

 スペイン、隣国ポルトガルも、信用不安に見舞われています。

 確かにスペイン全体でみれば

 「プラド美術館」
 「サグラダ・ファミリア」

 など多くの観光資源が存在し、ヘミングウエイが魅了された闘牛の他、バスケットボール
が盛んなことで有名です。

 つまり、財政を確保できる可能性を秘めた存在があることは確かです。

 でも人々は我慢をしています。

 スペインも他の欧州諸国と同様、サッカーの人気は突出していますが、この金額は熱心な
ファンからも大きな反感を呼ぶ可能性があります。
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