塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

香川、高原の記録を抜き去る

2012-03-31 23:37:18 | 日記
 もし高原直泰に「香川真司が記録を塗り替えましたね。」と問い掛けたなら、笑って
彼の功績を祝福すると思います。

 ブンデスリーガで12ゴールは非常に立派な数字ですが、逆に香川に対する注文がより
厳しさを増す形になります。

 特に昨年の韓国戦以後、冴えないばかりの

 「日本代表」

 での立ち位置は、ドルトムントでの活躍が基準になりますから、それは本人が一番自覚
しているはずです。

 しかし今季のブンデスリーガMVPが視界に入ってきましたね。

 2006-07シーズン、中村俊輔はスコットランドでMVPに輝き、その夏のアジア
カップでも各国記者から大きな注目を浴びました。

 しかし2009年に移籍したスペインでは

 「彼は確かにスコットランドでMVPに輝いた。 
  しかしスペインとスコットランドでは、実力に差がありすぎる。」

 と、エスパニョールで定位置を確保できなかったこともあり、彼の足跡が評価されるには
至りませんでした。

 本田もVVV時代MVPに輝きましたが、それは2部での出来事ですから、本田自身が
その話題に触れる事は無いでしょう。

 もし香川がMVPを受賞したならば、今が旬のブンデスリーガを代表する形になります。

 ですので他国の選手、記者も穿った形では見ないでしょうし、日本サッカーの新しい
次元がその先に見えてきます。
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日本人選手とお金の今昔

2012-03-31 02:11:11 | 日記
 清武、宇佐美、そして乾。

 この日本人3選手に共通する言葉が「ニュルンベルク」になりますが、今までこれだけ
日本人選手を欲しがる欧州クラブがあったでしょうか。

 答えは否ですね。

 でもお金が関係していることは、昔と大差ありません。

 しかしその内容が異なります。

 かつては日本人選手獲得がスポンサーとマーチャンダイジングと結びつき、ある意味で
日本サッカーは

 「金の成る木」

 と目されていました。

 しかし今は「移籍金の安さ」にベクトルが向き、収入の増大はそれほど騒がれなくなり
ました。

 ニュルンベルクは乾をボーフムから引き抜く為に3億円以上用意せねばならず、彼の
獲得はご破算になるようです。

 一方清武の移籍金は、一説によると1億9千万円ということで、一国の代表選手に充て
はめればやはり

 「安くて高品質」

 になるのでしょう。

 宇佐美も移籍に乗り気のようですし、来季もドイツとの結びつきが深まる一方になります。
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選手の売却の注意点

2012-03-31 02:01:27 | 日記
 「金、プラチナ買い取ります!査定は無料、是非当店へお売りください」
 「要らない衣料、ブランド品、高値で買い取ります。」

 皆さんも周囲にも、これらの買取の案内が溢れていると思います。

 僕も本、DVD、そして衣類を売却して随分身軽になりましたが、今後も購入と売却の
サイクルを維持して、風通しを良くしていきたいと思います。

 未使用品やブランドの類が高値で売れる事は間違いありませんが、プロサッカーが窮乏
し、高値で売れる選手を

 「闇雲」

 に売却しても仕方がありません。

 高値は主力の売却と同意義ですから、彼らを売却すればするほどクラブの戦力は低くな
り、結局降格してしまう怖れが出てきます。

 例えばセレッソは報道が事実だとすれば、清武の売却を視野に入れています。

 確かに懐は暖かくなるでしょう。

 しかしその半面

 1・柿谷、ケンペスと築き上げてきた組織力の瓦解
 2・観客動員の低下とチケット収入の減少
 3・クラブの露出の低下

 など、マイナス面もあるはずです。

 乾、香川が抜けた後を清武が埋めたように、柿谷が清武の穴を埋め扇原と山口がクラブ
の顔となれるのであれば、売却に踏み切ってもよいと思います。

 選手の売却はどんな優れたクラブ、GMでも失敗は付き物です。

 カンテラの選手があれほど躍動するバルセロナも、ほんの数年前はチグリンスキとイブラ
でお茶を濁し、アンリ、デコ、そしてロナウジーニョをトレードした過去があるのです。
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人が人を採点すること(2)

2012-03-30 23:20:19 | 日記
 以前同じ事をお話しましたが、お客様の要望を思い描けず、その方から

 「信州人はとろいな。」

 と罵声を浴びた事があります。

 僕の応対が拙かったことは事実ですが、僕の不手際で故郷全てが否定された事に対して
あれほど悔しかったことはありませんでした。

 西日本からいらしたという事は、その言葉遣いですぐにわかりましたが、今でも西日本
の方とは話したくない気がします。

 応対の速度に関しては勉強になった事例ではあります。

 もし「サッカーに関心はあるが、生観戦はしたことがない。」

 という初心者の方も、初めて観た試合が退屈でも観戦を止めないできださい。

 退屈だと感じた背景には

 1・強風、陽射し、曇天などの気象条件
 2・選手達に負傷が相次ぎ、監督が経験の浅い選手を使わざるを得なかった。
 3・シーズンの終盤で疲労が蓄積している

 など、条件が様々あるでしょうし、一概に選手を責めることはできません。

 やはり観戦回数をこなせば、自分なりの価値観が養えますし、選手と監督のアプローチも
随分変わってきます。

 サッカー好きが、ただ一度の失敗でクラブをなじるような、粗野な存在でないことを祈り
ます。

 勿論ブーイングを浴びせるのは権利としては僕たちの中にあります。

 ただ僕達の存在も、クラブの看板であることも間違いないのですから。
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人が人を採点すること

2012-03-30 23:09:42 | 日記
 どんなに頑張ってお客様のおっしゃることを頭に思い描こうとしても出来ない時があり
ます。

 その為話が一向に噛みあわず、今日も

 「わからないなら、わからないと言えばいいじゃないか。」

 と指摘されました。

 僕は客商売に従事しているせいもありますが、僕の伝えたいことが他店でうまく伝わらない
時は、自分の言い方に問題があるかもしれないと思い、言い直すようにしています。

 人の話を脳裏に描く事は難しい。

 例えばサッカーで交代の選手が指揮官、アシスタント・コーチかから状況の打開策を
伝授されます。

 しかし出場時間が限られた中で結果を残すには、より想像力と理解力が求められますから、
その緊張感は並々ならぬ代物だと思います。

 それは外国籍の監督を補佐する通訳も同様でしょうが。

 僕はミシュラン・ガイドを読んだことがありませんが、「ザガット」は長野県版が刊行さ
れたたので一冊所有しています。

 でも覆面の調査官がただ一度店を訪れて、その優劣を採点するのは可能なのでしょうか?

 例えばその店を訪れた際

 1・応対した人間の経験が浅い
 2・混雑しているか、空いているかの違い

 など、瞬時に見極めることはプロでも困難だと思うのです。

 ですから2度、3度出かけての採点ならまだしも、1度きりの判断はどこかアンフェアな
気がしてなりません。

 その1回が勝負だというのも理解できないわけではありませんが、例えばサッカーは
ホームとアウェイの2回で優劣を決めます。

 人の人による判断も、幾つか回数をこなした方が良いと思うのです。

 
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