日本人のアイデンティティとはいろんなところで感じる。
ワールドカップでドイツに勝ったとき、コスタリカに負けた時、
そして今朝、気にはなっていたが「どうせがっかりするから?」と、
意識してみなかった「スペイン戦」だった。しかし朝起きると
先ずその結果が気になって「ネットを確認した」
「16強の相手はクロアチア」・・・・・「え!・・・」
人間とは「小さなことで気分が良くなるものである」
急に寒くなったハノイで、起きるのもつらく、金曜日ということで、1週間働いて
疲れていたせいもあり、気分は「今日の天気と同じどんより」していたが、
「日本がドイツ、スペインに勝ち、1位通過で16強に進んだ・・・」と言うニュースを
見たとたん、「不思議なもので、さて今日も頑張るか!」と言う気持ちになるものなのである。
とりたてて「サッカー好きでもなく」普段も入れ込んでいるわけでもないが、
それはやはり「うれしいものである」 あーやっぱり自分は「日本人だな」と感じる瞬間である。
サッカー選手は、自分の与えられた立場を「一生懸命やることで、こんな日本を出て11年もたった
ベトナムに居るおじさんを、ちょっとだけだが幸せに、そして元気づける」ことができるのだ。
考えてみれば「これも立派な仕事」なのかもしれない。
円安で大変で「意気消沈している日本人」が、今回のようなことで「自分ももう少し頑張るか!」と
一瞬でも思うことが出来たら、それはもう立派な事なのだろう。」・・・
いつものように「朝早く誰もいないオフィス」でそんなことを考えた。