コロナの不安から芸術鑑賞も久しくご無沙汰していたのですが、ついに待ちきれず再スタートしました。そのはじめに23日、メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)で開かれた「ピアソラ没後30周年 ガラコンサート」に行ってきました。クラシック・キャラバンの一環で、日本クラシック音楽事業協会、同館共催。
このコンサートに出かけようと思ったのは、ギターの第一人者・福田進一氏をはじめ毎年宮崎国際音楽祭に来ているヴァイオリン・小林美樹、チェロ・上村文乃氏や、バンドネオン・三浦一馬氏ら好きなメンバーが出演すること。14人の弦楽アンサンブルが盛り上げ、「リベルタンゴ」をはじめに「オブリビオン」「タンゴの歴史」「アディオス・ノニーノ」ほかピアソラの名曲を次々に演奏。情熱的な中にも叙情性、哀切感も漂わ独自な魅力を存分に伝え、多くの聴衆は何よりもすばらしい生演奏の音楽世界を堪能した様子でした。