夢畑通信『畑の花』 田舎暮らし体験日記

北海道に移住して二十数年。田舎での子育てを終え、残された夫婦は新たな楽しみを見つける旅を続けます。

新たな4年。しっかりと学び、考えて行動します!

2023-04-19 08:43:02 | 議員報告
選挙は議員にとっての偏差値。
4年前に44票しか取れなかった者が、今回どれだけの票を頂けるか、どうしても知りたいが為の立候補でした。
『 結果は無投票当選 』。
当選という言葉の響きに安堵する半面、残念な気持ちで一杯です。



ただ、選んでこの村に住む私にとって、赤井川村が輝きを放ち続ける必要があるので、この4年間は、今まで以上に学び、考えて行動したいと思います。
年に一回は議員報告を発行していきますので、是非、色々とご教授頂ければと思います。

それにしても選挙は嫌だなぁ。こういう制度しかないのかね。(ここから少しぼやきます)

今回、道内25の町村長、48の町村議会が無投票。
立候補の少ないのは選挙制度に問題があるだろう!
若者や女性の政治参加を呼び掛けておいて、供託金を設けた意図はなんなんだ。
相変わらず、無駄な手続きが多いし、無駄な経費もかかる。
戦後から法律や選挙制度を改めない日本人の感覚がおかしいとおもわないのか・・・?
総理襲撃。けっして容疑者を擁護するつもりはないけど、今の政治のシステム、選挙制度に明らかに問題があって、
それに対自した者が、疑問を抱き、その蓄積やら、そこから生まれた怒りやらが、はけ口として向けられた事件にしか思えないんだけど、、、、。

「いやあ~、先ずもって、こんなもん(↓)は必要な人が用意すればいいだろ」。

   手続き上、この7つ道具と言われるものを受け取らないという選択肢はないようです。

「税金だぜ。ホントどうにかならないものか!?」と、色々とぼやきたいことは山ほどあるけど、
これ以上書くのは、このページの意図にそぐわないので止めておきます。
小さな村だからではなく、見直しができる制度は、ひとりの議員として指摘し続けないとね。
臭いものには蓋をするのではなく、気付いた人から行動する。このスタンスは政治信条として持ち続けたいと思っています。

とにかく心中穏やかとは言えない日々が続いていたので、少し落ち着いて本業にも力を入れていこうと思います。
「議員なんだから議員の仕事をしろよ!」というご指摘は、「まさにその通り!」
でも、ちゃんと本業をこなしながら精一杯頑張ります!

と言うことで、当選のご報告でした。




2023年3月定例 一般質問

2023-04-07 08:50:26 | 議員報告
最後の一般質問は、マイナンバーカード、防犯カメラ、ペーパレス化についてです。
一般質問や委員会などで再三お願いしている内容なのですが、動きが鈍いので最後の質問に選ばせて頂きました。
一般質問の再々質問でも言ったことですが、下の内容がベースにあります。是非、こちらだけでも一読ください。



この四年間、私はデジタル化への道筋をつけるために、しつこいぐらい議会・委員会で取り上げてきました。
デジタル化の必要性をあらためてお伝えする必要はないと思いますが、その根底にあるのは日本の弱体化。
今回の三つの質問にも共通するのですが、日本の社会構造の根底にあるのは、新しいものに馴染もうとしない、新しいものをつぶそうとする力です。
原子力や宇宙開発、空飛ぶ車や自動運転、テレビのデジタル放送や車のEV化、どれもネガティブな志向が社会をけん引し、なかなか国民や政治に浸透しない。
淀んでいる間に、日本の独自の技術はアメリカを始め中国や韓国に抜かれ、今や所得水準もアジアで中ぐらいです。
地方議会で取り上げるにはあまりに大きなテーマかもしれませんが、地方の議会からICT化を行うことが、作業や会議における効率を高めオンラインでの開催やペーパレスのゼロカーボンに繋がっていくことです。
特に、オンライン議会の開催は、若者、特に子育て中の若い女性の政治参加促進します。
こんなちっぽけな地方からなんて思わないで、この美しい北海道の片田舎から一歩踏み出すことが必要だと考えます。




*****************************************

『マイナンバーカードについて』
現在マイナンバーカードの必要性と言えば行政事務における作業の効率化とスピードの向上だと考えますが、今後、銀行や電子カルテとの連携や、スマートホンへの組み込みによってて様々な利便性を得ることができるツールになると言われています。ただ、未だにデータの管理や番号制度、ネットリテラシーやデジタル格差への懸念も根深く、国の速報値によると現在の申請状況は68.8%(令和5年2月12日現在)、交付率は60.1%という状況です。
先ずは、現在赤井川村の申請状況と普及率をお伝えください。
効率を高めるには限りなく100%に近づける必要があると思います。大分県の姫島村(ひめじま)や新潟県の栗島浦(あわしまむら)村など交付率が90%を超える地区も現れ、普及も広がりつつありますが、二万円分のマイナポイント対象になる申請が2月一杯で終わり、今後、交付率を高めるには、直接的に申請につながる活動が必要だと考えます。以前も村長から交付率を増やす方法をいくつか提案されていましたが、今後、具体的なお考えがありましたらお伝えください。

『防犯カメラについて』
以前質問した時は監視社会につながるということで防犯カメラの設置は考えていないという内容の答弁がありましたが、本年に入り急増する強盗・窃盗事件を背景に社会全体の防犯意識の高まり、個々で防衛するご家庭も増えているようです。赤井川村における防犯カメラの設置状況(個人を含む)は把握されているでしょうか?(キロロ数基観光用 毛無 大正橋 余市川) 
近年の犯罪傾向は、明らかに防犯カメラの設置が進んでいない地方で発生しています。むしろ、防犯カメラが犯罪を地方に追いやっているのが現状で、住民の安全安心を得るためにも防犯カメラの普及に力を入れるべきではないでしょうか。警視庁のHPでも誘拐・窃盗・恐喝対策としては地域特定箇所に監視するシステムが防犯上もっとも有効だと書かれています。
それに伴い、管内ではいち早く黒松内村が学校の通学路に個人のプライバシーを守りながら15台の防犯カメラを設置し、更に今後必要と思われる場所を住民の聞き取りながら増設するとあります。子供達を含め村民が安心して生活をしていく為にも、12月の一般質問では何もお答えいただけなかった保育所の周りは当然ですが、小中学校の通学路や公共施設に防犯カメラが必要に感じていますが村長のお考えをお伺いします。

『ペーパレス化について』
ゼロカーボンビレッジ戦略会議の席で村長が話題にした赤井川村の広報誌。ゼロカーボンの見地だけではなく環境に配慮したカーボンオフセット用紙を利用していて評価できるものだと思います。
一方、行政業務において使用される用紙に付いてはどうでしょうか?近年は間伐材や植林木が使用された紙が多いと思いますが、一年で使用する紙の量は膨大です。業務の性質上、紙の利用をゼロにするのは無理ですが、部局間でのやり取りは、かなりペーパレス化できるものがあるのではないでしょうか。
議会資料や議案書においてもペーパレス化をすることはコスト面だけのメリットではなくスムーズでスマートな議会運営につながることだと感じています。
議会のペーパレスについて具体的はお話すれば、3年前「議案や議会で使う資料をペーパレスでできないか?」と協議した際、「予算書に関しては各課での互換性が統一されていない為、現段階では難しい」更に
「先ずは議会サイドでペーパレス化が可能か検討して貰いたい」という趣旨の話し合いがもたれました。
それを受け、勉強会や検討を重ね、先日行われた議会活性化委員会では「いつまでも躊躇するのではなくペーパレス化を推進していこう」ということが決まり、次期議会への引継ぎ事項としました。
この決定はICT(デジタル化)へ最初の一歩だと感じています。
今後、行政と議会の協力とシステム導入に向けた課題もクリアーにしていかなければいけませんが、先ずは現状、デジタル化に向けた課題があればお伝えください。
更に、村長のデジタル化に向けた考えや思いをお知らせください。

*****************************************



尚、質問に対する回答は赤井川村HP議会議事録を待って紹介します。
(議事録の公開が非常に遅いです。誰か抗議して下さい!)

2022年12月定例 一般質問

2023-04-07 08:34:44 | 議員報告
令和4年12月に行われた定例会での一般質問です。
実際に子育てをされている保護者の方から聞き取りし、自分で分析出来たものだけ質問させて貰いました。
かなり多岐にわたって質問させて頂きましたが、幼児・小学校・中学校・高校と順に並んでいます。
宜しければ最後までご覧ください。



タイトル 『赤井川村での子育てについて』

「田舎での子育てのメリットとデメリット」とネットで検索すると様々な書き込みがあり
それらの記事を読むと、比較的田舎での子育てを好意的に見る記載が多いのが現状です。
特にマスコミにいたっては、視聴率を優先するあまり、良い部分ばかりを切り取り、さもありなんと感動ドキュメントに仕上げる傾向が強いように感じていますが、
個人的に子育てを振り返ると、それほど簡単なものではなく、美しいものではないというのが本音で、
特に小中学校のうちは従順に育つ子供達も近隣の高校や社会に出たあと、上手に周りとなじめないと言ったケースが目立つような気がします。
それはなかなか表面には出づらく、目立ちはしないけど、各家庭が抱える問題としてはかなり深刻なケースが多いのではないでしょうか・・・?
人数の少なさが問題なのか、へき地の地域性の問題なのか、当然家庭環境もあり、多面的な要素が含まれるとは思いますが、
それらの問題と向き合う必要性も感じ、問題を探りながら、現状理解と、情報共有を狙い、
田舎での子育や教育について村長や教育長、関係機関を横断していくつか質問したいと思います。

『赤井川村での子育てについて』
〇 保育所の1歳児保育に付いて
11月の議会協議会でも質問しましたが、1歳児保育の具体的な必要性を調査されているのか?更に、今後の利用者の見通しをどのように予測されているのかお伝えください。

〇 受け入れ体制について
昨今の物価上昇の影響で、家計のことを考えると一歳児保育があれば、早くから共稼ぎができ
住民は喜ぶだろうというのが考えの背景にあると思いますが、それが本来の子育てや教育に繋がるかは疑問です。
専門家の意見を聞いても、1歳児は自我の塊で、それを保育の枠にはめて過度に成長をコントロールすることへ警鐘を鳴らす人もいます。
そのような状況下、ベテラン保育士を1歳児保育の担当にあて、それを補う為に二名の求人(うちひとりは協力隊で行いたい)というのは拙速のような気がします。
長期的観点から言えば、しっかりとした保育の基盤を作り、安心して1歳児を預けられる体制を築くべきだと考えますがいかがでしょうか?

〇 スケジュールについて
実際に1歳児を受け入れる体制ができているかと言えば、安全面だけ見ても問題があると感じています。
車が敷地内に簡単に、そして誰でも乗り入れができ、施設内の境界がない。
不審者も簡単に施設内に立ち入ることができるのに施設内外に防犯カメラがない。
統括して施設を管理するものがいない為、グランドが雑草で覆われ、利用できないなどと言ったこともおきました。
少し前までなら「こどもを預かってもらえるだけでもイイや」と考える親もいたと思いますが―――「今はどうでしょうか?」
通園バスの置き去り、保育士の虐待、少し状況は違いますが、色々と保育の現場で問題の多い中、
1歳児保育を受け入れる前に安全性や施設の機能性を高めることの方が先ではないかと考えます。

現場の声や専門的な知識を持った方の意見なども聞いておられると思いますが、
今後どのようなスケジュール感を持って進めていこうとしているのかお伝えください。

『赤井川村での学校教育について』
〇 学校に行けない生徒が増えている現状について
田舎はどうしても自分たちの地域を持ち上げたがる人が多く、子供達に対してもこうするべきだとか、ああすべきだとか従順さを強要する傾向が強いというのが専門家の意見のようです。
素直な子供に限って、コロナの影響やスマートホンの利用が原因で学校に行けない不登校が増えているのは全国的な傾向のようですが、
赤井川村の小中学校の実情と不登校の原因(傾向はあるのか)、更には学校に行けない生徒に対する対応など、現状をお知らせください。


〇 中学生の部活動の問題に付いて
都会では優秀な子供でも当たり前のように上には上がいて、多くの競い合いの中で自分のポジションあっさりと決めてしまうことが多く、一方田舎では
従順な上に人数が少ないゆえ、教師の目が届きやすく、粘り強い対応の成果として、
基礎的学問のレベルを上げ安いとか、小さな村からスポーツや運動能力の高い生徒が出やすい傾向にあるのが魅力だとと言うのが
先に紹介した「メリットとデメリット」の記事で見つけた教育者の言葉です。
2023年度から部活動の「地域移行」が始まるとスポーツ庁から示されています。
今後の赤井川中学の部活動はどのようになっていくか不安を感じている親もいるようで、
来年度以降の赤井川中学校の部活動について、更には、地域移行に伴う担い手不足に対策など、現状で示せる方向性をお伝えください。



〇 高1ギャップ・高一クライシスについて
人は環境の近い人間と繋がろうとする傾向が強い為、
従順が良いと育てられた田舎の子は、そこで馴染めずに精神的に追い込まれるケースが多いというのは
赤井川村に限ったケースではなく全国の地方が抱える問題のひとつのようです。
中学校を卒業すると見えずらいのですが、卒業後、高校や社会での適応に付いて把握されているでしょうか?
教育の目的は瞬発的な成績や結果ではありません。長期的な人間の成長を目的としているはずです。
それらを図るためにも継続的なリサーチが必要ではないかと考えますが、どのような取り組みがされているかお伝えください。


〇 オーストラリア研修事業の価値について
村としては大きな目的と成果を期待し、中学生のオーストラリア研修事業が進められているはずですが
小中学校が掲げるグランドデザインにこの事業は示されず、一過性のイベントになっているのではないかという声も聞こえてきます。
帰国後の生徒の感想文は広報で見ることができますが、費用に見合った価値を長期的に検証していく必要があると思います。
コロナの影響で一時中断している研修事業ですが、今後、再開、継続する上で行政の思いをお聞かせください。


〇 学校統合の問題について
二年前の一般質問で学校統合について教育長にお尋ねしました。その際、
「令和6年度に施設隣接型・分離型という一貫校を現在検討している。
学校運営協議会も、村内3校について1つの学校運営協議会として設置し教育の円滑な接続に資するとともに、
一貫校への基盤づくりにつなげていきたい」
とご説明を頂きましたが、その後、どのような検討が進み、どのようなスケジュール感で協議がされていくのかお知らせください。


*****************************************************



尚、回答は赤井川村HP議会議事録を待って紹介します。

議事録の公開が非常に遅いので、誰か抗議して下さい。

2023年 議員報告 ≪ 第4回 ≫

2023-04-04 16:39:09 | 議員報告
4回目の議員報告(2022年度版)を住民の皆様にお届けしました。不躾ながら郵便受けに投函します。
更に、主に徒歩で配る為、本村のみになります。範囲外の方の為にブログでも紹介させて頂きますので、宜しければご一読ください。
選挙を目的にしたものではなく、良い村作りの一助になればという思いで書いたメッセージです。
個人的な報告になりますが、思いが正しく伝わることを祈りつつ投函させて頂きます。



最後の定例会終了後、今議会解散式が3月10日に行われました。4年間の任期が終わろうとしています。
開村120年の記念行事に使った膨大な支出、時代に不似合いな馬のモニュメント、殆ど利用されない食品加工場を見ながら「この村を良くするためになんとかしなくてはいけない」という思いで立候補したのが4年前。
当時のブログ(日記)を読み返し、出馬前に掲げた目標は、神社やお祭りの件以外は全て行政にアプローチできたと思っています(裏面を参照下さい)。ただ、全てが思い通りにいったわけもなく、「どうして実現できないのか?」とか「どうしてこのような事になったのか?」などは、個人の見解として議員報告しております。私のホームページで読むことができるので宜しければご参照ください。
               🐤
今年は統一地方選挙の年。落選を望む人はいないので、波風立たない無風選挙が良いのかもしれません。ただ、あえてこの村の事を考えると多くの立候補者が出るべきです。
議員は住民の代表だから、立候補者の人数に縛られることなく住民の意思が反映されれば良いのですが、議長が5期20年間も変わらないで続く議会は異常です。私も4年間、議会議員として一緒に仕事をさせて頂き、岩井議長をリスペクト(尊敬)することは多々ありました。ただ、「時代がこれだけ変化し、システムの刷新が進む中、不自然だと思いませんか…?」。何より、村の政治に偏りが生まれます。地方によっては議長の権限を強くさせない為に任期(二年や一期)を決めている議会もあり、議会の活性化は人の流動性が作り出すものと云って言い過ぎではありません。
更に、議員の平均年齢です。本年3月1日現在、7名の議員の平均年齢は65.5歳。村の政治を決定する機関が高齢者で占められると村の向かう方向性にも制限がかかると思いませんか・・・?難しい時代の変化や、早い動きに対応する赤井川村を作る為にも、男女、年齢を超えた多くの方が(投票行動も含めて)参加すべきだし、特に若者の参加が必要です。
                 
とは言え、個人的にはずいぶんと時間をかけて考えてきました。「村の為にも選挙が行われることは歓迎しても、前回の落選時の心のダメージが記憶の中にこびりついています」。なかなかこびりついたシミは落ちないものです。
そんな中、背中をいつも押し続けてくれていたのが故・辻康議員でした。お亡くなりになられたので、ふたりで交わした幾つかの約束はお伝えしませんが、彼の望んだ意志を繋ぐためにも4月の赤井川村議会議員選挙に再度挑戦することを決めました。やり残したことも含めて次期議員活動の重点課題をいくつか紹介しておきます。

防犯カメラ設置に向けた要望(通学路・公共施設周辺)/議会運営のICT化及び最適化(ペーパレス・ネット配信など)/新たな産業祭りの構築/山村活性化支援センター再活用プロジェクトの推進/ゼロカーボンに向けた取り組み推進≪開発を伴う風力発電は必要ない!≫/学校統合(小中一貫)/デジタル人材の育成又は連携(大学生支援)/農業支援の転換と集約農業の推進(順不同)

選挙が近くなると、『開かれた議会』や『若者や女性の政治参加』など、それらを望む記事を新聞などで見かけますよね。しかし、古臭い選挙制度はそれらを阻み、形骸化しているのが現状ではないでしょうか・・・?
―――「いったいこの国は大丈夫か?」と心配になったりしますが、先ずは、私たちが住む赤井川村を素敵な場所にする為にも多くの住民が関心を寄せてくれることに期待します。
              🦋
私たちの住む赤井川村において、選挙期間だけ、頭を下げて回るのに少し違和感があります。だから、大げさな選挙運動は行うつもりはありません。ただ、選挙期間は村の事を考える良い機会でもあります。村への要望や議員活動に対しご意見などありましたらお伝えください。
メールアドレス yumebatake66@icloud.com



◎ エネルギー問題に付いて
エネルギーの問題は複雑です。これが一番良いというエネルギーがあれば良いのですが、現在利用している火力・水力・風力・太陽光、どれも欠点と利点があり、ひとつを選ぶことはできそうにありません。
最近持ち上がっている風力発電の問題は馬場村長の姿勢を支持しています。4年前から、エネルギーを巡る問題と向き合い、学びを情報として共有する行動は、将来の赤井川村を見据えた動きだと感じています。
日双・関電らの計画は、洋上風力を睨んだパフォーマンスであるという見方もあり、現状では土俵の前でしょう。もちろん、今後の動きを注視する必要がありますが、先ずはゼロカーボンに向けて村でできることを皆さんと一緒に考えたいと思います。個人的には豊かな水資源(ダムや畑かん)を利用した小水力発電の可能性を調査し、可能性を具現化していきたいと考えています。【地域貢献型水力開発や灌漑用水利用した小水力発電所など】

オール電化住宅に住む我が家。北海道電力から来た一月の請求が10万円を超えました。電気料金が日々の生活を圧迫しています。当然ですが我が家だけではなく、皆様のご家庭も電気料金の高騰や、様々な値上げを心配されている方も多いことだと思います。家計に直撃する問題なので、国の政治に任せるだけではなく、小さなこの村からも、真剣に取り組まなければいけない課題だと実感し、自分に何ができるか真剣に考えていいます。

任期中に行った一般質問  《》内は定例会での回答者です
● 2019年12月定例会 《村長》  役場人事と人材育成について。  
● 2020年3月定例会 《村長》  体育館の老朽化と道の駅について
※体育館が整備され、要望の多かったトレーニング施設も新設されました。
● 2020年6月定例会 《教育長》  コロナ禍における教育行政の見直し/コロナ対策/GIGAスクールとネット環境/小中一貫を見据えた連携教育など
● 2020年9月定例会 《村長》  6次産業化/村のホームページのリニューアル/さくらの森公園について
※ コロナ交付金も利用して村のホームページは新しくリニューアルされました。また、早くから要望していたインターネット回線が光ファイバーに全村利用可能になりました。
● 2020年12月定例会 《村長・教育長》  防犯カメラの設置と役場1階図書スペースについて
※防犯カメラに付いては監視社会につながるので考えていないという答弁でした。
● 2021年3月定例会 《村長》  DX全般について。リモートワーク/デジタル人材の育成/デジタルデバイド(格差)/COCOAの活用方法など。※ 村長のデジタル解釈(cocoaの利用)について謝罪を求めました。
● 2021年9月定例会 《村長・教育長》  コロナ禍における住民の不安から、中止になっているカルデラ味覚祭りと、中学生の海外研修について
● 2021年12月定例会 《教育長》  スポーツ少年団について、クロスカントリースキー少年団の現状と今後の方向性。
● 2022年3月定例会 《村長》  イノベーション(村の新たな動き)について、地域おこし協力隊や新規就農や移住者の住まいについて
※新規就農者向けの住宅が二戸できることになりました。季節労働者の住宅の確保など次年度以降も要望していきます。
● 2022年6月定例会 《村長》  さくら公園の管理状況と産業ビジョン(お祭りや観光地域づくり法人・DMO)について
※昨年、カルデラ祭り・もみじ祭りの終了が決定し、新たなお祭りに向けて検討が始まっています。
● 2022年9月定例会 《村長》  赤井川村のエネルギー問題、ゼロカーボンへの取り組みや風力発電更、更には泊原発への考えについて
● 2022年12月定例会 《村長》  赤井川村における幼・小・中・高における子育ての課題、オールトラリア研修について
● 2023年3月定例 《村長》  マイナンバーカード、防犯カメラ、ペーパレス化について
 ※議会のペーパレス化について議員内で推進を承諾して頂きました。

◎議会のルールがわからず答弁にご苦労された内容もいくつかあった事だと反省しています。ただ、一般質問は村の方向性を確認し、今後について学び調査するいい機会だと感じています。今後も行っていきます。何か村に聞いて欲しいことや確認して貰いたいと内容がありましたら遠慮なくお伝えください。私の判断で調査し取り上げていきたいと思っています。
◎5月をもってホームページでご紹介してきた議員報告(人間万事塞翁が馬)は終了させて頂きます。





2022年 議員報告

2022-04-04 08:39:47 | 議員報告
今日から三日間の予定で議員報告(2022年度版)を住民の皆様にお届けしようと思います。
不躾ながらA4判2ページの用紙を郵便受けに投函します。更に、主に徒歩で配る為、本村のみになります。範囲外の方の為にブログでも紹介させて頂きますので、宜しければご一読ください。
尚、襟を正して申し加えるなら、選挙を目的にしたものではなく、良い村作りの一助になればという思いで書いたメッセージです。
個人的な報告になりますが、思いが正しく伝わることを祈りつつ投函させて頂きます。



2022年度議員報告     赤井川村議会議員   連  茂

思わぬ結果で赤井川村議会議員になり三年が過ぎようとしています。「当選した際は議員報告を行う」という事だけを選挙公約にブログ選挙を戦い見事に落選。公約を実行する必要があるのか悩みましたが、票を入れて頂いた44人の思いに応える為、任期最終年にあたり、通信を届けさせて頂きました。長くなるので御興味のある部分だけでもお読み頂ければ幸いです。――――「プーチンは何と戦っているのでしょうか・・・?」
戦争には大義が必要です。今、ウクライナで戦っているロシアの軍人たちはいったい何と戦っているのでしょうか…?あまりに平和に慣れ過ぎた日本ですが、少し時間を遡り、忠君愛国や領土保持(拡大)などを大義とした戦争を想像するなら、ウクライナの次は日本かも知れません。また、民族間の争いならロシアは遠い隣国だと言っても良いでしょう。
『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』と云う言葉がありますが、今こそ経験で判断するのではなく、冷静に過去の愚かな戦争の歴史を顧みて軍の進撃を止めるべきだし、現地軍人達もプーチンへの忠義は捨て、賢明な撤退を心から願います。

話しは変わって議会の事。
書類の電子化、ITを使った最適化、イノベーション戦略、今を刷新する要望を村や議会に次々と求め(可愛いらしく)戦ってきたつもりです。ジェネレーションギャップや保守、更には新しいものを受け入れようとしない地方政治にフラストレーションを感じ、せめて議員の視察研修ぐらい「未来の赤井川村を考えようよ!」と道内で唯一スマートシティ事業へ応募した更別村と、議会改革を積極的に進める芽室町の視察を希望したのですが、見事に後ろ足で蹴飛ばされ、行先は国立民族博物館『ウポポイ』。コロナの影響もあったので仕方ないと言えばそうなのですが、思い通りに行かないことでイジイジする事が多い三年間でした。(あとに続く)
::::::::::::::::::::: 🍈🍈🍈 :::::::::::::::::::
●一般質問:本年度は三回。詳しい内容は、私のHP(スマホ利用の方の為にQRコードをご利用ください)をご覧下さい。
2021年09月定例会 ・カルデラ祭り中止に伴う影響について
          ・SNSを利用した村の魅力を紹介する情報発信について
          ・中学生の海外研修について
          ・村長のオフィシャルとしての情報発信について
2021年12月定例会 ※ 指導に関わっていたクロスカントリースキー少年団への思いを述べ、他のスポーツサークル
          との連携や、今後のあり方など、教育長の考え方をお伺いさせて頂きました。
2022年3月定例会 ・地域おこし協力隊について
          ・新規就農者について
          ・移住者の抱える住宅問題について
●公共交通:村バス運行経路(余市協会病院延伸)について
地域公共交通特別委員会において「余市協会病院は、この地域のハブ的な役割を担う病院だから、実証運行の利用が少なかっただけの結果で延伸を取り止める判断は間違っている!」と発言しました(実際にはもっと長い)。しかし、ほんの一部の議員の主張で『余市黒川12丁目案』を受け入れた村の判断にはいささか残念な結果でした。
議員の中には協会病院まで延伸すべきという考えを持った人も何人か居たので、多数決を取る方法も考えられたのですが、日程が迫っていること、議員間に遺恨を残さない、という理由で村の判断に従わざる得なかったことをお伝えします。
ただ、今後も住民の声を受け、路線変更や延伸など柔軟に対応するという発言を副村長から貰いましたので、今後、改善する声を調査し、村にはより良い『村バス』の運行を要望していきたいと思います。
●コロナ対策費
コロナ交付金の使い道についても自身のホームページに記載しましたが、手厳しい言い方をすれば「策なし」ってところでしょうか?村を元気にする財源の活用を期待したのですが、感染予防の支援金や原油価格高騰対策支援金に多くを使い、魅力的な施策は少なかったように感じます。本年度も対策費があるので、有効な活用を提案していきたいと考えています。
●イノベーション戦略
ふるさと納税の躍進(昨年の寄付額は約4億円)や、ガバメントクラウドファンディングの達成(目標設定額500万円)、企業版ふるさと納税による救急車両の寄付など、これらは担当者の取り組む姿勢によって大きな差が生まれることで、評価に値する結果です。
また、地域おこし協力隊に付いても、旨(うま)みのある事業なので(昨年は2名採用、新たに今年1名の募集予定)3月の定例会で村長のお考えを伺わせて頂きました。
要望していた教員住宅の再利用や、利用の少ない山村活性化支援センター、小中統合及び、都小学校の再利用など、村の資源を有効的に利用しワクワクするような村作りを推進していく為にも、スピード感を持ってイノベーション戦略に取り組んで貰いたいと、今後も要望していきます。
●防犯カメラ
小中学生を持つ父母の皆様から防犯カメラの設置への期待の声を頂いています。犯罪も都市から地方へ移る傾向があるようで、これはまさに防犯カメラの抑止力に間違いないところです。以前「監視社会へ近づく」という後ろ向きな村長の回答がありましたが、犯罪は起こってからでは取り返しが効きません。任期中は強く要望していこうと考えています。



::::::::::::::::::::: 🍈🍈🍈 :::::::::::::::::::

(上からのつづき)
脱炭素や気候変動、コロナやウクライナの問題など、地方で政治的な議論をしても仕方がない。でも、村の議員である限り、問題解決によっておこる変化に対応する能力を養うことは必要ではないでしょうか。そういう意味で地方政治の活性化は絶対必要です。議員在職中のフラストレーションの原因は議会の活性の悪さです。
高年齢化や女性議員の割合にも象徴される通り、日本の地方政治は、性質は保守で、更に既得権益を持ったものが変化を拒み、色んな事が先進的に活性化する事が難しい。
赤井川村議会の場合、行政を監視するという機能に関しては正しく働いているように感じています。ただ、岩井議長の能力が突出し、積み上げてきた豊富な経験と、他者を圧倒する程の言葉に力があります(批判・皮肉の類いのものではありません)。議員や理事者(つまり村の幹部)の大半は議長にリスペクトし、議長の発言に叱責を感じている人もいるはずです。個人的には議長の職務を超えた采配に「困ったなぁ~」と頭を抱えることもあり、結果だけを見るとこのままでも良いような気分にもなったり、それを見過ごすことが停滞や後退につながる気分にもなったりするのです。では一体どうすればいいか。
一番は、『来年行われる村の選挙に多くの人が参加する事でしょう』
できることなら若者の立候補者を期待したい。――――「つまり、大胆な入れ替えですな」

選挙にはリスキーな面もあります。ただ、村を未来に導くという観点では、女性や若者を虐げ、男性中心の社会を享受してきた「おじさん政治」(私も含めることができる)では、なかなか難しいのです。特に気候危機がもたらす様々な変化(原発もそのひとつ)に対応する為の議論を「おじさん達」だけに任せて良いのか…?今後、更に難しい社会の変化に対応が遅れても良いのか…?そろそろ自分たちの社会は自分たちで考え、築いていかないといけないのではないでしょうか…?
昨年の議員報告で 『素養』 という言葉を使いました。議会も歴史の教訓を歩んで生まれてきたものです。地方政治の仕組みをしっかり学ぶことはとても面白いし、住民に寄り添い地方行政の働きも知ることができ、報酬も頂ける。
―――「少し考えてみませんか」

私は議員最終年度、、、、「臭いモノに蓋をしないで、気付いたことから始めていこうと思っています」。
ご意見やご要望がありましたらご連絡ください。最後まで読んで頂きありがとうございました。


尚、画像と内容の関連はありません。

2022 開幕!

2022-03-30 14:55:21 | 農的生活


プロ野球も開幕しましたが、我が農園も春の通信を投函し、今年の販売を開始します。
ご自宅にお届け予定日が例年通り4月1日です。
ホームページの価格表の更新や、BASSでの販売も合わせて再開しようと考えています。
是非、多くの皆様の利用をお待ちしています。



今年の目玉はミニトマトです。
新しい品種を導入します。
更にサツマイモに挑戦。――――「うまくできるでしょうか・・・?」

気温の上昇とともに北海道農業の優位性が増しています。
まだ、苗の管理が難しく、生姜やサツマイモは本州から苗を取り寄せて作付けすることになりますが、
落花生やコンニャク芋なんかも作れるかも知れませんね。
と言うことで、今年も色々と挑戦し、美味しい野菜作り頑張ります!



残念なお知らせは『寒イモ』。
楽しみにして頂いてた方には申し訳ありませんが、今年の発送は取りやめることにしました。
予想はしていましたが、芽が出た為です。とても商品として送れる状態ではありません。
僕もマイナススタートにがっかりですが、よほど昨年のイモの出来が悪かったのでしょう。
ご注文頂いている方には、春の通信とともにお知らせをしましたが、もし、芽が出たイモでも良いという方はお求めください。
お詫びに、、、、とびっきりのジャガイモをお届けしますよー---。
それがこれ上もそうだ!



蒸かして食べるにはとびっきりの甘さです。
ホクホクして甘いし香りも最高!
僕が今まで食べたジャガイモの中では最高ですね。



不思議なことにフライドポテトにすると甘さは落ちました。蒸かして(レンチン)で食べるのがおススメです。
試験的に埋めたもので約20キロぐらいしかありませんが、こいつは芽が出ていません。
お求めの方達と均等分けしたいと思っています。

不定期ですが、お知らせがあればこのようにブログでもご紹介していきますね。
そして、インスタでは畑の写真を毎日(目標)アップしていこうと思っていますので
宜しければご覧ください。と言うことで、素敵な日々が続きますように、、、。

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(連農園オフィシャル) https://www.instagram.com/shioka_kitchen/?hl=ja
インスタ プライベート https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。



抗議文

2022-03-11 09:16:56 | 議員報告


住民より行政の取り扱いに抗議する内容の手紙を受け取りました。
各所に内容確認しましたので、送り主に返信させてもらいたいのですが、匿名の為叶いません。

抗議内容に誤りもある為、この場で詳しく説明する事はできません。
また、予算や執行方針に関わることではない為、昨日行われた予算特別委員会内での質問にも適しませんでした。

先ずは、詳しく説明しなくてはいけない事項ものあるので、
宛先をお伝えいただくか、携帯もしくはメールでも構いませんので、ご連絡頂くようお願いします。(HP(http://www.yumebatake.sakura.ne.jp/)には連絡先の記載があります)

尚、抗議内容に関し、行政も内容を一部認め、今後一切、誤解が招じるような利用は無いものと約束を交わしましたので、その旨のみ、この場でお伝えさせて頂きます。

追伸:匿名の抗議への対応について、何名の方に意見を伺いました。
「取り扱うべきではない」という意見が最も多かったと思います。
ただ、私としては名前を名乗ることのできない人がいることも見過ごせないし、匿名の意見を無視する事もしたくありません。
個人的には大切な意見として扱うべきと考え、調査及びブログでの発信となりましたことをお許しください。

令和4年度3月第1回定例会 一般質問

2022-03-09 09:06:07 | 議員報告
赤井川村議会3月定例二日目。予定では、補正予算の審議の後、村長と教育長の執行方針が示され、新年度予算の説明後、一般質問となります。
本日一般質問に入れるのか分かりませんが(明日の一番最初になるかな・・・?)ご紹介しておきます。
尚、回答に関しては近日中に紹介させて頂きます。
傍聴を希望される方は是非お越しください。



最近流行りの言葉に『イノベーション』という言葉があります。地方に行けば行くほど新しいものを受け入れると言ったイノベーションを受容するのに苦労しているようですが、赤井川村公共交通バス購入費のガバメントクラウドファンディングの達成や、ふるさと納税の躍進、また、都市や企業との交流の中で生まれた支援など、赤井川村の行政の成果が残り、明るい話題としてしっかりと評価すべきではないかと感じています。
今後も国や道の方針に乗り遅れることなくイノベーションを受容し、上手に活用してもらいたいと期待しています。
私事ですが、数週間ベットの上で生活する事となり、この機会にと過去の赤井川村の総合計画を全部読み返してみました。すると、やはりこの村の一番大きな課題は、昔も今も「人口減少をくい止めるということが柱かなぁ」と感じてます。単純に人口減少を止めるには、子供がたくさん生まれ、お亡くなりになるお年寄りを増やさないという事になりますが、日本ほど成熟した社会では、医療の発展とともに平均寿命は上がるものの出生率は下がると、以前に紹介したファクトフルネスの著者(ハンス・ロスリング)はデーターを持って解説しています。つまり、様々な行政的支援を積んでも人口減少は進むものを前提にとり組まなければなりません。

その難局に向かう為にどうしたら良いでしょうか・・・?
可能性の高い答えとしては他所(よそ)から住民を連れてくるということでしょう。
私が移住してきた30年前は、どこか『よそ者』という扱いを受け、残念に感じる時が多々ありました。しかし、最近はその『よそ者』の事を選択的土着民と呼ぶようで、自分の意志で、自ら望んで村に住む者たちは、村社会の関りや関係性、そして村の将来に対し強く関心を求め、村の発展のキーパーソンになっている事例も目立ち始めています。まさに村のイノベーションですが、今後の村の課題を解決する為にはそんな『選択的土着民に好かれる村づくり』が必要になると考えます。
今回はその選択的土着民に好かれる村づくりにつながる三点について村長に質問させて下さい。

*************** 通告書 ***************
1.『地域おこし協力隊について』 答弁者 村長
● 総務省の資料によると、令和2年度地域おこし協力隊の隊員数は全国で5464名、受入れ自治体は1065となっています。 国は令和6年度に隊員数を 8,000 人に増やすという目標を掲げ、令和4年度予算概算要求に一昨年度予算の3倍に当たる6億5千万円を盛り込む方針となっています。
地域おこし協力隊は任期が最長3年、地域への協力活動を行いながら移住定住を図る取り組みで、隊員の活動に要する経費は、国からの特別交付税措置がなされ、自治体にとっては大きなメリットのある制度です。
一時、隊員の活動内容が煩雑に扱われ評判を悪くし、隊員数が伸び悩む時期もありましたが、近年、自治体の対応も見直され、田舎志向やコロナ禍需要の高まりが拍車をかけ、隊員希望者もかなり増えてるようです。自治体によって取り組み方に大きな差がある制度ですが、有効的に利用されている地域にとっては移住定住を呼び込む強い原動力になると考えます。そのような地域おこし協力隊について幾つかお尋ねします。

1.地域おこし協力隊に対しての基本的な方針とこれまでの取り組み。
2.過去の実績(人数・男女比・活動内容・定着数)
3.募集の要件や募集にかかる費用。
4.今後の計画と可能性。(具体的に今後数年間の目標人数など)

2.『新規就農者について』 答弁者 村長
● 新規就農に関して言えばより強い積極性を持つ選択的土着志向のある方だと考えます。政府は新規就農者育成総合対策費として令和4年度予算概算要求236億円で、認定新規就農者の経営開始資金として最大1000万円を支援(1000万円のうち全額無利子融資の上、その償還金を国と地方が支援)すると発表。その他、道の支援や村の支援、子育て支援や村独自の住宅支援などを活用すると、私が入村した30年前と比べると、かなり手厚い支援でスタートアップ資金を確保し、農業を始めることができそうです。
また岸田総理大臣は「半農半Xという働き方の支援など多様な農業者が安心して生産できる農業の構築取り組む」と1月26日の衆議院予算委員会で、新たな農業形態を後押しする考えを示し、農業と地域おこし協力隊や、農業とアーティスト、農業とプログラマーなど、かなり柔軟な発想と、柔軟な施策の必要性を地方に期待する声明を打ち出しました。これらの事を踏まえ新規就農者対応についてお尋ねします。
1.新規就農者に対する村の基本的な方針とこれまでの取り組み。
2.過去の実績(人数・定着率)
3.募集の要件や募集にかかる費用。
4.今後の計画と可能性(具体的に今後数年間の目標人数など)

3. 『選択的土着民の住まいについて』 答弁者 村長
● 選択的土着民が最初に抱える問題が住まいです。一昨年の新規就農者受け入れ時にもかなり苦労したと聞いていますが、今後、地域おこし協力隊、新規就農者、更には移住予備軍として田舎志向の強い短期労働者への住宅の確保に付いて、今後のどのように取り組んでいこうとお考えかお伺いいたします。



尚、予算特別委員会では、コロナワクチンの5歳から11歳の接種について、オーストラリア研修についてなど質問を予定しています。


赤井川バスについて

2022-02-18 11:24:11 | 議員報告
地域公共交通(赤井川バス)の議論が佳境を迎えています。
ご存知の通り、本年3月で中央バスによる余市‐赤井川間の運行が終了し、4月からは村営のバスが走るのです。既に決まっていなければいけないことが、未だに決まっていないと言った方が良いでしょう。そうなった背景や現状をいくつかのポイントを押さえながら、4月から運行が始まる赤井川バスに付いて紹介してみたいと思います。


1.民主主義は時間がかかる。
2.バス購入の一手
3.乗車料金ゼロ
4.運行業社の選定
5.住民の声を聞くな?(路線とダイヤ)
6.「今より悪くなることはない」村長
7.未来に向けて

1.民主主義は時間がかかる。
最近話題の社会主義(絶対主義)に比べ民主主義は多方面の意見や個人の考えを付き合わせていく必要があります。だから、とかく時間はかかるものです。――――「いやァ〜それにしても遅い!」
中央バスの撤退が決まり、一般住民を入れた赤井川村地域公共交通活性化協議会が5回。議会による地域公共交通対策委員会が8回(2月26日現在)。その他、住民説明会や意見交換会、シンポジュウムなどバス運行についての集まりが何度行われたことでしょうか。
実施以降、村(以降、執行者と呼ぶ)はしっかりと検証すべきです。終わったことなので仕方ありませんが、●本当に有用な会議が幾つあったのか?●やらなくても良かった集まりはなかったか?●もっと早くできなかったのか?
始動に時間をかけることは一歩も二歩も出遅れを意味します。「競争ではないから遅れても良い」と言うことではなく、余裕をもって問題を解決する能力が仕事の効率化を図るものです。それは、今回に限らず言えることですが、物事の進行の遅さはやたらと気にかかります。
ご批判を覚悟で言うなら、一日数十名、一便数名利用の小さな小さな公共交通です。それに、これほどの議論が必要だと言うのは本当に飽きれるほどです。村はもっとリーダーシップを発揮し、素案を明確し、それに対し、実証運行の結果を踏まえて改良を加えるべきだった。その手順に進路が右往左往してしまったと言うのが私の率直な感想です。確かに色んな選択肢はありました。運行ダイヤ一つ取っても、住民のニーズは個人や目的で違います。だから、ある程度の了承が取れれば見切り発車でも構わない。そして、利用状況を見ながら、より住民が求めるバスに改善すれば良いのです。
しかし、地方行政か抱える民主主義は、錆びついたエンジンのスターターロープを力強く何度も引っ張る苦労に似たところがあるような気がしてなりません。それとも、多くの声を拾う為に時間をかけた『優しさ』なのだとでも言うつもりでしょうか・・・?

2.バス購入の一手
議会で審議していたのは主に予算に付いてです。大きく分けると『運行するバスをどうするか』と『その運行業者』。
最初の問題であるバスをどうするかという議論において、進行を大きく動かしたのは議長の一手でした。バスを購入するとなると大きな予算が必要になります。キロロバスやスクールバスの利用、または10人乗りのバンの購入する案が執行者側から提示され、それに対し「ちゃんとしたバスを買ったらいいんでしょ」と中型のバスの見積もりの請求をしたのです。役場側は「えっ!買ってもいいの?」という反応だったように感じます。かなり弱腰だったバス購入の議論が、すんなりと購入する方向に進んだ一手だったと考えます。
次の委員会では20名程の乗車客が利用できる中型のバスの見積もりが示され議員の了承を得ることになりました。
未だに滑稽に思えるのは執行者側に明確な未来のデザインがないことです。あとでふれることになりますが、当初から購入するバスを決め、国の支援とガバメントクラウドファンディングを利用したプランを示すことができれば、どれだけ内容のあるものになったか残念で仕方ありません。
想像ですが執行者は「キロロのバスやスクールバスを上手く利用できないか?」と言う浅い考えがあったのではないでしょうか。どちらにしても、4月から真新しい村のバスが走るのは喜ばしいことです。大いに活用したいものです。
個人の考えを述べさせて頂ければ、利用状況から言って10人乗りハイエースクラスで良かったのではないかと思っています。理由もあとで触れますね。


3.乗車料金ゼロ
「運賃をタダにしたら良い」と言う意見が住民から寄せられました。
当初、私も余市-赤井川間、村民に無料で利用してもらうバスを希望していました。それは住民サービスの観点だけではなく、CO2削減、つまり、マイカーの利用減を視野に入れた目的です。年間約6000人、運賃収入が約170万円程度なら、その分を村が負担して無料にする案も無視できないような気がしたのですが、やはりサービスの向上や有効的なバス利用を求めるには、運賃収入も視野に入れた方が良いでしょう。また、無料バスにした場合、利用者の増に対応するにはプランの大幅な見直しが必要になります。なのでそれは諦めて、運賃の見直しを提案させて頂きました。乗用車より料金的なメリットが感じる、赤井川ー余市間片道200円 都ー余市間片道250円 落合ー余市間300円が妥当だと考え、担当者にお伝えしましたが、実証運行の通り赤井川余市間(一般)が一律300円になるようです。さて、皆様はどのように考えるでしょうか・・・?

4.運行業社の選定
運行業社は現在赤井川ハイヤーに委託することが決まっています。随意契約と言って、委託料を複数の業者で競わせる競争契約ではありません。全国的に運行バスの経営が芳しくなく、更に、一般利用客がほとんどいない赤字路線なので村の業者に補助金を払いながら運行して貰うのが不妥当な判断だと考えます。ただ従業員の確保が難航しているようでキロロの協力も併用し、4月からの運行が始まる予定です。ドライバーの確保や経営の問題は今後の課題になりそうです。

5.住民の声を聞くな?
実証運行のあと、住民の声を聞く為に説明会を開くべきか、開くべきではないか、で議長と私の意見が分かれました。
議論の進捗が遅れたのも要因のひとつですが「いまさら住民の意見を聞いてどうするんだ!」と言うのが岩井議長の意見だったと思います。確かに色んな声を聞きすぎるのにもマイナスな面があるのも事実。特にバスを利用しない住民にとっては「バスなんて必要ない」なんて声もあるので、住民の声を全部拾うことに良し悪しはありますが、実証運行の目的は利用者のニーズを聞くことです。実証運行終了後の利用状況の説明、及び、利用者の声を聞くことは当然ではないかと考えます。
尚、実証運行で行った、赤井川温泉を経由する案と余市協会病院行の案は利用者があまりに少ないと言う理由で取り下げることになりました。
個人的な意見を言うなら余市協会病院行のバスは残すべきだと考えます。確かに今回の実証運行では利用客は少なく、住民の声を聞いても余市協会病院の利用もあまりないようです。ただ、今回の北後志におけるコロナワクチン大規模接種のように、地域のハブ(車輪の軸)になる医療機関という意味でも残すべき路線と考えていたので、とても残念な結果です。採決をしたものではありませんが、委員会中「余市協会病院まで行くべき」と言った議員は私と湯澤議員・能登議員。「行く必要がない」と言った議員は岩井議長と川人委員長でした。参考までに明記しておきます。
「4月以降、住民の要望を聞き取り、路線やダイヤ変更は検討、及び、状況によって変更は可能か?」という問いに、執行者は「赤井川村地域公共交通活性化協議会は残した上で、利用者の声を聞きながら柔軟に対応する」という内容の回答を頂きましたのでお伝えして置くと共に、今後の利用状況も注視していきたいと思います。

6.「今より悪くなることはない」
議員報告においても常々村をデザインする重要性を述べてきました。今回、バスの運行に関しても、具体的なデザインが必要だと感じています。
そういう意味で一番最初の委員会で村長が示したのは「今より悪くなることはない」という言葉でした。つまり、現況の中央バスの運行より、使い勝手が悪くならないように考えるというものです。良い悪いの判断は個人によるもので「悪くなることはない」というものあまりに漠然としたデザインではあるのですが「どうでしょうか?」今回示されるダイヤと路線経路。皆様にとって良くなっているでしょうか・・・?
これは利用者がしっかりと意見を言うべきだと思います。
個人的な意見として、もっと細やかなサービスを提供するハイエースサイズの車がセミデマンド運行(巡回と希望運行の併用)することが理想ではないかと考えます。ただ、それにはソフト面の開発(バスの位置情報や利用者の要望を伝えるため手段)が必要です。人件費をかけずに、端末をスマホのアプリで行うことは技術的にも充分可能ですが、住民のスマホ利用率やお年寄りの利用を考えると時期早々と考え強く要望する事は止めましたが、今後「枝線をどうするか?」という議論も起こることでしょう。
村長が最初に伝えた「今より悪くなることはない」は今後の布石になるかも知れませんね。

7.ガバメントクラウドファンディング
ガバメントクラウドファンディングに付いては先に紹介したファイルに経過報告をしたので宜しければご覧ください。
書き加えるとしたら村の直営バスの購入費に多くの優しい善意が含まれていると言う事です。500万円を超える寄付が集まった事実を、利用者も受け止めて大切にしたいですね。今後の利用促進にも力を入れ、多くの方が喜んで頂けるようなバスになることを期待したいです。
参考として、バスの購入費は約1000万円。内、約50%が過疎対策事業費、40%がガバメントクラウドファンディング(企業からも含む)、残りが一般財源にて支払われることになりそうです。

8.未来に向けて
近未来的な事を少し書き加えておきたいと思います。
そう遠くの話ではありません。世界的にCO2の排出量を抑え込む為に排ガス規制が求められ近い将来電気自動車が主流になることは間違いなさそうです。ーーーー「その波がいつ来るか?」
日本が目指すスマートシティが徐々に実現していくだろうと考えれば、無人で動く電気自動運転バスが走るのもそう遠い話ではないでしょう。もしかすると、空飛ぶ車(人が乗るドローン)が余市-赤井川間を結ぶ方が早いかも知れません。
「まさか!?」と思われるかもしれませんが、技術的には既にどちらも可能です。更に安全性も高いとなれば加速度的に進むことでしょう。
過疎化が進行する原因の深刻な問題は交通の格差。それを解決するのも科学の力ではないかと思っていますが、『すぐではないが遠くでもない未来』に向け、地域公共交通の有効的な利用方法を是非多くの皆様が考えて頂き、より住みやすい村にしていきたいですね。


以上、抜けている議論もあろうかと思いますが、私が感じたことはご報告できたと思います。最後まで読んで頂きありがとうございます。ご意見や質問などありましたらお知らせください。
尚、実施に向けてもう少し変更点などが出てくると思います。その際は書き加えることがあることご理解ください。


ガバメントクラウドファンディング

2022-02-07 09:13:10 | 議員報告


昨年(2021年)11月5日から始まった赤井川村初のガバメントクラウドファンディング(以降GCF)、2022年2月22日を持ちまして目標額の500万円を達成する事ができました。――――「それにしてもよく集まりましたねー」
もっとも大切と言われるスタートの伸びが良くなかったので、正直「達成は難しいかな?」という感触を持っていました。でも、年末の納税対策と『赤井川村ふるさと納税ありがとう』動画の配信あたりから寄付が増えたように感じています。ふるさと納税やクラウドファンディング(以降クラファン)人気は健在ですね。
今回はそのGCFに付いて議員報告を行いたいと思います。行政報告ではありません。私的なコメントを加えて説明させて頂きます。宜しければ最後まで読み進めて頂ければ幸いです。
※ 二回、ブログでGCF付いての記事があります。その記事に大幅な加筆を加えて解説していきますね。




11月6日の日記から

水は高い所から低い所へ、お金は高所得者から低所得者へ、優しい気持ちや温かい思いを届けるために始まったクラファン。その『クラファン』と『ふるさと納税』を合わせたのがGCFというもの。簡単に言えば「自治体の施作を実行する為の返礼品ありの寄付(たまに返礼品のないものもあるらしい)」と言えば良いのでしょうか。バス路線維持の為に現在協議・試験運行されている赤井川村ー余市間のバス運行存続に向けて行うクラファンが『ふるさとチョイス』のサイトで始まりました。
先ずはこちらのサイトがGCF(ふるさとチョイス公式)トップページ。
赤井川村のバスの記事はこちら
ふるさと納税ありがとう動画がこちら

11月30日の日記から(大幅加筆あり)「赤井川村、特別職と村議の期末手当を5%引き下げる」との新聞報道を受けて。

バスを購入の為に募ったGCF。もちろんそれをすることは違法ではありません。――――「私はやることに対して大いに賛成です!」
ただ、議員の知らないところでそれが決まったと言うところに問題がありました。行政上のルールとして、予算の伴う事に対しては議決が必要です。GCFのルール上、寄付に対し返礼品がある。当然収入もそうでしょうが返礼品は支出が伴い、村のお金を支出するには議会の議決が必ず必要になります。議会の説明もなくGCFをやったことは「議会軽視だ!」と言うのが事の始まりです。

バス購入に付いては赤井川村公共交通会議でも意見を出し合い、議会でも幾度も話し合いを行いました。
・路線は今までで良いのか?
・村民が一番利用しやすい時間帯は?
・バスもリースか購入すべきか?
・業務委託先は?
など色んな問題点を検討しながら、先ずは起債(国の借金)を借りても村単独でバスを購入しようという事が決まりました。購入費の見積もり、予算を立て、議会内に設置された地域公共交通委員会でも賛成した経過があります。そして、購入する事が全て決まった後、議会に相談もなくGCFを行った事が間違っていると言う事ですな。

ルール違反に対しての執行者(村)側へのペナルティーを求めました(主に議長の意見)。そしてその内容については議員の間でも考えが割れたところです。「意見がまとまらない間に可笑しなところにたどり着いた」と言うのが私の本音です。
『村の特別職及び議会議員の期末手当(ボーナス)5%カット』。――――「なぜ?」
名目は「全国の人に寄付を募るのなら、先ずは我々がバス購入の費用の一部でも捻出しましょう」という事のようです。つまり、途中からペナルティーではなくなったと言うことです。
個人的には村の借金を減らすためにスピード感を持ってたやったことなので、ちゃんと村長が議会に対して丁寧な説明とルールを無視した経緯と謝罪があれば何の問題もないことだと思っています。特に初めての挑戦ですから、、、。
――――「それが5%のカットって、、、?」
期末手当が一番少ない1年生議員の私が2万円とちょっと、、、。村長・副村長・教育長・議員全員、合わせて40万円ぐらいになるようです。
ドタバタした結末は40万円で一件落着と言うことです。

ただし、その根には『保守的な地方行政の影』を感じるものでした。――――「今までのやり方を変えたくないってことでしょうか・・・?」
タブレットの件もそうだけど、新しいものを好まない。現実に、ある議員は「バスを購入するのに寄付を募るなんて恥ずかしい行為だ!」と役場の担当者に詰め寄る場面がありました。「世間に恥をさらしている!」と言う言葉もあったように記憶しています。――――「恥ずかしいと言うより新しいものに馴染まないのでしょうな」
結果、GCFで500万円ものお金が集まった。その行為を『物乞い』と感じるか『心温かな支援』と感じるか。それを見誤ると大きな失態に繋がります。ましてやGCFは合法です。
スピード感を持ってGCFに挑戦したことは良かったと思います。ルールは違反はあったものの、ルール通り議会に相談して進めたらどうだったでしょうか・・・?
「できなかったかもしれませんね」また、出来たとしてもタイミングを逃し、目標達成できなかったかもしれません。そういう面では面白い判断だったような気がします。

今回の件でもそうですが、なかなか行政と言うものは思い切ったことができない組織のようです。ルールや横並び、それに加え、保守や既得権が複雑に捻(ね)じれ、新しいことをやろうとするとその一つひとつの捻じれをを解(ほぐ)していく必要がある。よく行政の仕事にスピードを感じなかったり、腰が重く感じるのはその為です。
ただ、三年前、住民が新しいリーダー(村長)に期待したものは何でしょうか・・・?馬場さんなら「やってくれる」と思ったことは何だったのでしょうかね。
どうも議会の中で見ている限り、弱腰の姿勢が目立ちます。任期終了まであと一年。今回の件もそうですが、村を良くする為の施策なら、遠慮なくスピード感を持ってドンドンと推し進めて欲しいと私は願います。
以上、GCFに付いてでした。


第三次コロナ交付金の行方

2022-02-04 10:45:33 | 議員報告


第三次コロナ交付金(正式には新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金)補正予算の使い道が概ね決まりました。
今回の議員報告は、その行方についてご紹介させて頂きます。行政報告ではありませんので、私の目線で使われ方についての意見や今後の効果も加えて紹介させて頂きますね。
村民向けのブログになりますが、都市にお住まいの方は税金が地方でどのように使われているかを知る機会になればと思っています。宜しければ最後まで読んで頂けると幸いです。

例えば、青年に100万円を手渡し「来月までに全部使ってきなさい」と言えばどうでしょうか・・・?
一番気になるのは使い道ですよね。飲み食いに使う者、キャンブルに使う者、有益な自己投資に使う者。色んなケースが考えられますが100万円となると大金です。当然、使い道を誤ると無駄銭。使い方は、個性はもちろんですが本人の能力を測る指針にもなるのではないでしょうか・・・?
今回の交付金はコロナ対策という目的がありますが、各市町村によって使い方はとても曖昧。つまり「これに当てなさい」という利用目的は限定的で使途についての制限がかなり弱いようです。そうなると、有効に使うか否かは、その地域の能力を測ることに直結します。さて、赤井川村の第三次コロナ補正予算の使い道は何点ぐらいでしょう。私の評価は最後に述べるとして先ずはどんなものに利用されたかを見ていきましょう。

今回は三次補正なので細かい予算付けになっています。(尚、金額は12月現在の資料にて確定ではない)
① PCR簡易検査  70.1万円
② 公共施設感染症対策備品購入費  250.9万円
③ 感染症予防持続化支援金  1108.9万円
④ 魅力発信動画制作費  55万円
⑤ 赤井川村ホームページリニューアル費  363万円
⑥ 確定申告支援システム改修費  58.3万円
⑦ 原油価格高騰対策支援給付金  900万円
⑧ 介護職員初任者研修受講費助成費  16万円
⑨ 支援センター緊急発電設備取り換え整備費  60.5万円
⑩ 農業共済収入保険助成事業  250万円
⑪ 事業継続持続化支援事業  90万円
⑫ 事業継続持続化支援事業2回目  150万円
⑬ 販路開拓サポート事業  5万円
⑭ 新型コロナウイルス感染症対策支援事業  120万円
⑮ 新型コロナウイルス感染対策利子補給支援  138万円
⑯ 特産品開発支援事業  14万円
⑰ 村内ポイント巡り補助事業  30万円
⑱ 観光地域づくり法人運営補助金  50万円
⑲ カルデラ公園ベンチ設置費  16.4万円
⑳ 救急車ウイルス除去装置導入費  29.8万円
㉑ 地域防災ドローン購入費  431.1万円
㉒ 修学旅行キャンセル料負担金  7.3万円
㉓ 村体育館トレーニング器具購入費  95.2万円

※ 若干わかりやすく名称を変えていることをご了承ください。

一杯ありすぎて一つひとつ解説するのはやめておきます。(今後、村の広報で紹介されるのではないでしょうか)

村民にとって一番不公平感がなく、利用目的として実感があるのは③と⑦の各家庭に配られた支援金でしょう。
③は昨年の5月、各家庭で行われている感染予防対策費として支給された1万円(ひとりあたり)。⑦は昨年の12月、原油価格高騰対策支援給付金として村では各世帯に2万円の助成しました。ちなみに、国は原油価格に対し補助金を出しガソリンの購入価格を下げる政策を行っていますが、村では灯油やオール電化の家庭の事なども考慮し独自の支援が必要であろうと行ったものです。
⑪⑫の持続化支援金は、1次2次の補正でも行った緊急事態宣言に伴い影響を受けた飲食店や飲食店に取引のある事業者への村の独自の支援金。⑭と⑮も事業者向けの支援になります。
分かりずらいものとしては、⑩は農業共済組合で行う収入保険加入の促進の為に助成金。パンデミックな状況でも農業者の安定的な収入につなげるのを目的としています。

使用目的の制限が弱いので何に対して評価するかと言うのはとても難しい問題です。
個人的には1次・2次で行った光ファイバー網の整備と、今回の④と⑤のホームページのリニューアル、㉓の村体育館二階のトレーニングルームの器具購入費に関しては、議員になって真っ先に要望したものなので高評価です。
(参考:④はホームページのリニューアルに伴う委託費、⑤は同時に行った村のPR動画制作にかかる費用です)
あと、㉑のドローンの購入費は、地域防災の観点から今回の三次補正で購入できたのは上手いタイミングでした。多分、当初予算でドローンの購入を要望しても村は検討すらしなかったでしょう。災害など有事での利用を目的としていますが防災価値はありそうですね。

お粗末なのはいくつかあるのですが、
先ずは①のPCR簡易検査事業。PCR簡易検査とありますがPCR検査ではありません。ニ度、会議中に確認しましたがこれは抗原検査キットの購入費です。オミクロンの市中感染によって抗原検査の価値も薄れましたが、役場担当者も検査の内容や検査の精度が良く分かっていない発言が多く、誤解を招かない為にもコロナウイルス簡易検査事業にすべきです。(まったく!)
余談ですが、発症前の抗原検査の精度を数値化するのは難しそうです。抗原検査で陽性反応が出たら間違いなくコロナに感染していると考えて良いのですが、陰性が出ても感染している証明にはなりません。また、ウイルス感染後約3~4週間は抗原検査陽性反応が出ることもあるようです。

次に⑬の販路開拓サポート事業です。
目的もはっきりしませんが、コロナの影響で巣ごもり需要が増え、ネット販売が好調だと言うことで考えた事業だと理解しています。初めて提示された時は、新規にホームページを作る事業者に対し製作費の一部(上限5万円)を補助をしようと言うものでした。これも役場担当者の認識は甘く、ホームページの定義すら、とても曖昧なものでした。議会にて質問をしたので、その後、役場担当者と何度か話し合い、少し条件を軽くすることにはなったのですが、実際に利用された事業者はひとり。当初見込みの40事業者とはかけ離れた数字です。
個人的には当然と言える結果でした。条件を軽くして新規でネット販売を始める事業者への奨励金と譲歩して頂きましたが、ホームページは自主製作が可能ですし、Eコマーズと言われるネット販売のアプリを使えば無料でネット販売を始めることができる。もし、同様な目的でサポートするならネット販売を行っている全ての事業者に奨励金を配り、村のホームページ内に仮想直売広場のようなものを作ったり、好調の『ふるさと納税』とリンクさせて返礼品に仮想直売広場の購入券など組み込めば面白い事業になったのではないでしょうか・・・?また、販路拡大を目的にするのなら、産直用の段ボール制作経費を補助するというのも、生産者にとって嬉しい事業になったと思います。

他、カルデラ公園のベンチ⑲や修学旅行のキャンセル料㉑とコロナ交付金を結びつけるのは少し難しそうな気がしますが、これも制度的にクリアーしているのなら「仕方がないのかな?」という印象です。

明確になっていないのは⑱の観光地域づくり法人運営補助金の50万円。赤井川DMOに行った事は間違いなさそうですが利用目的が不明なので「何に使われたのか?」後日確認してご報告させて頂きます。

各家庭に配られた支援金が約2000万円、事業者に配られた支援金が500万円。国からの第三次交付金約3400万円のうち2500万円を住民に配ったようなものです。頂いた方は「ありがたい~」と思うのかも知れませんが、村を作ると言った観点からは「アイデアがないなぁ~」と言うのが私の率直な意見です。緊急事態宣言や蔓延防止措置による影響を考慮する必要がありますが、地方行政にとってこんなにも有難いチャンス。それなのに使い道すら発掘できない。つまりは、役場組織の中核が実際に村をデザインできていないと言うことでしょうな。何か要望すれば「お金が無い、お金が無い」と言いますが、実はそれほど困っていないと言うのが現状かも知れません。まぁ、「3400万円と言う金額が中途半端な額だ」ということも言えそうですが、、、、。
原油価格高騰対策支援給付金は専決処分で行われました。
専決処分って聞き馴染みがないかもしれませんが、簡単に言えば、緊急を要する場合、議会の議決を求めずに進めることができる事業と言うことになると思います。専決処分ばかりでは議会は機能しない為、基本的には議会としては歓迎しないのですが
「必要なところに少しでも早く届けてあげて、、、、」というのが議会全員の考えだったように思います。
年度内に使い切る必要がある為、ここに来て多くの各市町村が住民に交付金を配っています。(やり方は様々ですが、、、)
そして国の赤字国債は膨らむ一方です。
経済が持ち直し、配ったお金が消費活動に繋がれば良いのですが、、、、。田舎はかなりの保守だからなぁ~。
だからこそ、『配る』より『使う』べきだと私は考えます。

長くなりましたが最後まで読んで頂きありがとうございます。
大半を文字入力アプリ『スピーチ』で入力しました。変換ミスがあったらお伝えください。
また、ご感想やご意見などありましたら遠慮なくお伝えください。

次は地域公共交通について報告したいと思いますが、その前にガバメントクラウドファンディングに付いて加筆して紹介する予定です。


休止

2022-01-31 13:40:57 | ブログ


突然ですが長年続けてきたブログを休止する事にしました。
1996年に農業を始め二年後の1998年、初めて農園を紹介する日記をスタートさせてから24年目です。――――「随分、長く続けてきました」
目的は農業を通して成長する家族の紹介でした。時間が経ち、子供達が巣立ち、『夢畑』という農園名を改め『連農園』になっても、日々の生活の中で感じたことを綴ってきましたが「そろそろ止めていい頃です」。
今回の膝の手術のおかげで、色んな目線で物事を考え、色んな情報を得ながら決断しました。

今後は、ブログを完全に停止するのではなく、
グリーンシーズンになると、本来の目的である畑の紹介や農作業の進捗情報などの紹介と、
次年度内は公約にした『議員報告』をホームページと連動し、このブログでも紹介したいと思います。

長くご覧頂いた皆様に心から感謝を申し上げるとともに、
今後、不定期にはなりますが、畑の様子などは紹介させて頂きますのでお付き合い頂ければ幸いです。



ご心配頂いた膝の具合は着実と良くなっています。
春には新たな気持ちで農作業をスタートさせられるようにリハビリも頑張ります。
是非、皆様もウェルビーイングな素敵な毎日をお過ごしくださいね。
そして、今後とも宜しくお願い申し上げます。



◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(連農園オフィシャル) https://www.instagram.com/shioka_kitchen/?hl=ja
インスタ プライベート https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。


前に

2022-01-24 10:29:38 | ブログ


――――「この階段がけっこう大変!」

一昨日(土曜日)退院して自宅に戻ってきました。使い慣れたキーボードでブログ書いています!
入院中は色々と励ましのメッセージや『いいね!』を頂き「ありがとうございました」。
退院しても不自由な生活は続きますが、どことなく色やリズムを感じる生活が始まり、病院の生活から一歩前進です。
2月2日には手術した右足に少し体重をかけられる予定です。その日までは、とにかくおとなしく自宅で過ごそうと思います。
色々とご迷惑をおかけしますが、もう少し宜しくお願いしますね。

想像通り、自宅での生活は気分が落ち着きますな。
ただ、病院のようなスペースがないので松葉杖での移動が大変。特に、階段の上り下りがリハビリでやった練習とは大きく違いました。
一つひとつの階段の幅が短く、降りるのが思ったより恐怖。
妻には「一日一回にしなさい」と言われているので、
午前中に一度、二階に上がってPCでの事務仕事をして、午後は一階でのんびりしようと思っています。
帰ってから献身的に世話をしてくれる妻にあらためて感謝ですね。
心配症なので面倒なぐらい「あれやこれや」と言ってきますが仕方ありません。ーーーー「何もできない不自由には何も逆らえない」
これも何かのオボシメシ。いい教訓と、いい経験と、何かに見つめ直すいい機会にしたいと思います。



膝を組めるようになったのも嬉しい変化です。
本来はあまりやらない方が良いのでしょうが、右足をずっと浮かしておくのは大変だし、集中力を削がれるものです。
一昨日までは膝を組む違和感も、今日は大丈夫。膝周りの筋肉の痛みも徐々に緩和されているようで、
今まで以上にじっとしてられるのが快適です。



退院した夜はふたりで日本酒で乾杯。
久しぶりのお酒にすぐ酔ってしまいましたが、お酒は美味しですね~。やめられません。
ただ、食事があまり進まない。胃が小さくなったのかもしれないなぁ~。



こちらは退院直前の自撮り。
「いい加減にしなさい!」って!?
(笑)

先ずは元気に自宅生活、自宅療養が始まりました。
明日からは、議会の資料を見直し、議員報告をアップする作業や、来期に向けた営農計画、更には3月発行予定の通信など
ほんの少しでも前に進めて行こうと思っています。
階段が邪魔をするので、少しづつですが、前に進もうと思います。

と言うことで報告でした。
皆様も素敵な一日をお過ごしくださいね。


◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(連農園オフィシャル) https://www.instagram.com/shioka_kitchen/?hl=ja
インスタ プライベート https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。

退院します!

2022-01-22 09:37:38 | ブログ


入院生活最終日。お昼過ぎにお迎えが来るのでその前にブログと帰る準備をサクサクとやっておこうと思います。
自撮り画像も10枚目ですね。最後はマスクを取ってベットの上で撮りました。
もう二度と、こんなに連続で顔写真を載せることはないと思います。不愉快に思った方には謝っておきますね。ーーーー「お見苦しい写真ばかりでごめんなさい」
病室で書くブログも最後なので、ベットの上で読んだり観たりした作品の中で心に一番残ったものをご紹介しておきます。



先ずは電子ブック(Kindle)で読んだ作品。『面白くて眠れなくなる植物学』(稲垣栄洋著)
アマゾンプライム会員は無料でダウンロードできます。
一つのテーマを掘り下げすぎてないところが良い。植物の多くの知識を得ることが出来ます。
僕自身は、知ってること満載でしたが、適度に深掘りされた知識があって「なるほど」と感心しながら気楽に読み進めることが出来ました。同時に読んだ『若い読者に贈る美しい植物講義』(更科著)の方がかなり難解でした。

次は映画



いっぱい観ましたが、やはり2018年度アカデミー賞作品の『グリーンブック』が最高でした。
黒人ピアストのアメリカ南部の演奏ツアーで起こる出来事とアメリカンジャズやカントリーなどの音楽がうまく融合された作品。人種差別やジェンダーの壁に深く争いながらステップアップしていくトニー・リップの演技、最高でカッコ良かったです。これもプライム会員は無料です。



オーデオブックは『サピエンス全史』ユヴァル・ノア・ハラリ著
この作品は聞き直しですが、上下巻、真っ暗な天井を見つめながら聴き入っていました。個人的には下巻の12章宗教という超人間的秩序が好きですね。かなり、宗教の見方がかわった気がします。

最後は本。
こちらは以前から紹介している通り『日本国紀』(百田尚樹著)
浅い歴史の知識も、中学・高校生レベルだと、単元ごと、時代ごとに点で並べられます。それを時代とともに線で結んでくれた作品だと思います。一つ一つを深く描写せず、歴史の流れ(繋がり)を大切に描かれている点と、百田氏の解説や個人的な観念が、とても作品を心地よくさせてくれます。まだ途中ですが素敵な作品に出会いました。



その他、YouTubeは『メイクマネー3』が良かった。起業家を目指す若者のプレゼンとそれを評価する解説のトークバトルは楽しいかった。リハビリ中は『おもかげ』(以前紹介しました)、食事中はスガシカオの『SugarlessⅢ』ばかり聞いていましたね。

とにかく、入院中、近くにWi-Fiがあって良かった。機動力は3倍くらい違ったでしょうね。
そういう意味ではホント楽しかった入院生活でした。ただ、ここでは出来ないことも多くて長居はできませんな。
つまり、
ーーーー「健康でいましょう!」というのが結論。
死ぬまで元気でコロッと行けるように、日々を輝かせていきましょう!
と言うことで、今日のブログは終わり。明日からは我が家で毎日更新目指して頑張ります。
それでは素敵な休日をお過ごしください。ーーーー「入院中もお付き合い頂きありがとうございました!」

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(連農園オフィシャル) https://www.instagram.com/shioka_kitchen/?hl=ja
インスタ プライベート https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。

読み進める事をお薦めしません。

2022-01-21 14:12:20 | ブログ


入院生活17日目。明日退院する予定になっていますが、院内はコロナの影響で想像以上にバタバタしているようです。
とにかく想像通り情報伝達の悪さを感じています。
入院患者にはなかなか情報が伝わってこないし外の様子もわからない。
ーーーー「本当に退院出来るのでしょうか・・・?」
コロナが出たという情報だけで、昨日は一日リハビリが無いという報告はなし。
夕方にフロアーの患者全てを対象にPCR検査、陰性の報告を受けましたが感染状況を伝えて欲しいなぁ〜。
今日もまだ何も連絡もなし。スタッフは忙しそうにしてるのでなかなか話しかけることも出来ずにいます(11時現在)。
ーーーー「患者はのんびり待つしかないのかな・・・?」
ペーパーでも良いから感染状況だけでも全ての患者に伝えるべきだし、それが分からないと退院の準備もできませんね。

とにかく入院生活最終日ということで、今日は手術の事を書いておきます。



手描きで膝の構造をご覧下さい。
膝関節と肩関節はとても複雑な構造。屈曲と伸展、内旋と外旋(あってるかな?)する為、複雑で美しい構造になっています。
だからこそ、事故が起こりやすい場所でもあるんですね。

膝の事故、つまり痛みは靭帯か半月板にできる傷が原因。修復手術が行われます。
ただ、膝関節の半月板や関節軟骨に神経はありません。それらが痛むのは、その周りを取り囲む関節包(袋)に集った神経が反応する為です。
「半月板を修復しても100%痛みが消えるとは言えない」これは僕を担当した医師の言葉。
半月板の損傷が原因でも、直接の痛む場所は他にあって、それを突き止めるのは、現代の医学を持ってしても困難なようです。



この辺りから、傷や血が苦手な方が読み進めることを勧めません。

僕の場合、結論から言えば右足内側の半月板が潰れた状態になっていました。
ただ、最初にかかった病院ではO脚の方がなりやすい変形症状を予見し、『骨切り手術』というものを薦められました。
ただ、色んな角度からのレントゲン画像やMRI画像検査の結果、O脚は見られず、半月板が損傷した事による変形症状ではないかと言うことで縫合手術を行うことになりました。
更に、膝を開いて、軟骨の状態が思わしくない場合はドリリングと言われる治療と内放化手術のオプションが考えられると言うことです。簡単に説明すると、ドリリングは軟骨にドリルのようなもので数カ所穴を開けて自己再生を促す手術。内方化とは、外側にはみ出た半月板を、糸を使って内側に保つ手術。



結局のところは、縫合手術とドリリング手術でした。
半月板の損傷部を特殊な糸で縫合し、整形します。そして、大腿骨関節軟骨組織に数カ所穴を開けたようです。
下の画像は実際に医師から頂いた患部のスコープ画像。



術後、主治医からは関節軟骨の状態があまり良くないという報告を受けました。
確かではありませんが、痛みを長く我慢し続けてきたからではないでしょうか・・・?
でも、「手術は成功!」あとは自分の身体を信じて、リハビリで完治に導くと言う事のようです。



関節軟骨の形成にはかなり時間が掛かると思います。
当然、完璧に形成されことなどないと思っていますが、半月板にしても関節軟骨にしても、動きをスムーズにする為の潤滑部位なので、今はなるべく体重をかけないようにして、滑らかな形状が作られるのを促すしかないようです。



先日の北海道新聞に載った『変形性膝関節症』の記事。簡単ではありますが、しっかりと要点をおさえて書かれていると思います。ある年齢以上になると、女性の7割は膝に何らかの痛みを感じているそうです。宜しければ参考にしてみて下さい。

「リハビリは永遠、そんなふうに考えた方がいい」これはリハビリ担当した理学療法士の言葉。
年齢的に完全な再生がなされる訳ではないので、気をつけながら膝関節の周りを補う筋肉を強化し、負担を減らす工夫が必要なようです。例年20キロ肥料袋を約200袋、これを担いで畑に撒く作業は、今後難しいかも知れませんね。
予定では術後4週間、右膝に体重を掛けないで、その後、徐々に加重をして2〜3ヶ月、長いリハビリ期間が必要なようです。

長くなるので今日はこれくらいで終わり。
通院を含めてリハビリの様子は後日紹介しますね。



映画やアニメ、Kindleにオーディオブックなど入院用に持ち込んだものは殆ど消化。
ただ、百田尚樹氏の『日本国紀』のみ現在、大正時代を旅しています。
入院前に持ち込んだ『日本史の教科書』と、入院中にコンビニで買った『歴史と経済の教科書』が進行を鈍らせた原因です。
正直言って、色んな歴史的年号や名前は全くと言って覚えていませんが、
百田先生のおかげで「日本がもっと好きになった」。こちらもお勧めしておきます。

と言うことでこれから最後のシャワーです。皆様もさっぱりと素敵な1日をお過ごしくださいね。
追記*その後、看護師からPCRの検査結果を聞きました。コロナウイルス感染の広がりはなく院内は安全です。

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(連農園オフィシャル) https://www.instagram.com/shioka_kitchen/?hl=ja
インスタ プライベート https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。